穢れた手
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いつもの堂場さんの作品とは違うニュアンスを感じました。親友を信じている、その気持ちは絶対のものなのに、時折感じる疑問と違和感、その葛藤の中から、矢張り俺は警察官だ、真実に目をまっすぐに向けなければならないという悲壮感というか、苦しみがこちらにも伝わってきて、少しだけ感動しました。 | ||||
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親友だと信じて疑わない同期の警察官の無実を証明しようと個別に捜査を始めたが、何か裏があるように思うようになる。それは20年前に起きた傷害致死事件に関わった警察内部の隠蔽にあると思えてくる。それに関係した同僚と上司は何が起きているか解っているようで信頼が揺れるのを感じる。信頼していたものが裏切られる思いはいかばかりかと思わずにはいられない。 | ||||
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評価通りでした。 | ||||
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いいですね~最高というほどでもないけど充分に楽しんで読みました! | ||||
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逮捕された同僚で親友の濡れ衣を晴らすために、ひとりで真相を追いかける刑事の「私」。孤立無縁の捜査を進めるにつれて、親友と思い込んでいた友の知らない側面、自分たちの20年前の薄暗い秘密とのかかわりが徐々に明らかになっていく。 松本市がモデルと思しき、雪が降りしきる松城市の閉塞感が主人公の孤独を引き立てている。コーヒーやジャズといった小道具も、やぼったくなりがちな警察臭さを消している。文章は安定していて、ぐいぐいと読ませる。 にもかかわらず(ネタバレにならないように注意して書きますが)、主人公の過去のできごとも、真相も、けっこうがっかりするものだった。正直、過去のできごとは、主人公が重い十字架を背負うほどのものとは思えない。主人公が慙愧の念にたえないとすればそれは警察に所属しているからか。しかしだとすれば、最後の解決は倫理に反しているのではないか。さらに、明される謎も、県警という組織にかかわるものではない。 終盤、残されたページ数ではたして組織の闇を暴くことができるのか、どきどきしながら読んだせいか、終盤の失望も大きいものだった。してみると、この小説が描こうとしたのは、警察という組織で手を穢しながら生きていく個人のやりきれなさ、ということになるだろうか。そのやるせなさは、読者のやるせなさとも重なってしまうのが残念だ。 | ||||
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