孤独の歌声
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.67pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する
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天童荒太氏のデビュー作。登場人物全てがそれぞれに孤独を抱えている。その孤独感の描写が寂寥感に溢れており、読んでて痛い。 | ||||
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最初から謎めいた書き方をしていて、どういうことだろう?という想いに任せてひたすら読み進めていきました。青年と女性警官、犯人の3人の視点で勢いよく展開していきます。最初から事件の犯人を読者は知っているのに対して、細かい部分や登場人物の心理には謎を含ませられているので、モヤモヤしながら一気読みが捗ります。 | ||||
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ミュージシャン、刑事、サイコパス・・・三者三様、3種類の「孤独」が描かれており、物語は、この三人の視点が入れ替わりながら進行します。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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サスペンス的なストーリー自体は良いのですが、各所での描写や表現が、とにかく単調で古臭く、しらけてしまうことがありました。 | ||||
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自宅生活で、いつもより本をよく読んだが、予想以上に面白い本だった。 | ||||
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思っていたよりも、早く届いたので良かったです。知人へのプレゼントで、新品を探していて入手できて満足しております。 | ||||
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自分の中にある孤独をどう表現していくのか? 「もうひとりぼっちじゃない。」 という孤独にたいするメッセージ。 しかし、理解し合うことではなく、つながることではない。 こういう作品を読むと、心がいたたまれなくなる。 つらいのだ。とことん「逃げ場」を失っている。 登場する人物は、3名。 それぞれが「孤独」というものを背負っている。 風希 子供の頃の経験が、自分の中で、深く根ざしている。 誘拐 殺人 そんなことはいつもおこる。 ここでの生きている姿は、りりしく、 そして、まっすぐにいきようとしている。 ある意味では、小学生の体験として、自分の友人が誘拐された。 そのことを背負っている。そのために、刑事の枠をはみ出している。 「一人でいいんだ。」ひとりだって生きていける。 陸上のリレーの選手。 ファーストランナーとアンカー。 潤平 歌を表現する。 自分の中で少しづつ変化している。心の何かが、変化する。 どのような音色なのか 宮沢賢治が聞いていた音 風、川のせせらぎ。 自然がなくなっていくことによる音の変化。川の色が変わる。 タカシ コンピュータシステムエンジニアリング。 昼と夜の人格の分裂。 イメージとしての家族。 ひとりでいること。 家族をつくろうとする。 タカシは、学校の成績は優秀であるが、 まったく目立たない普通の人間である。 未婚の母をもち、その母が、少なくとも、 常識的な範囲内での生活を行えなかった。 それが、深くタカシの人間形成にかかわってくる。 家族をつくろうとするが、家族とはなんであるのかわからない。 「家族」というものを教える人がいないからだ。 家族とは、自分の体験でしかない。家族への強制。 そこに、若い女性を強制的に連れてくる生活は、異常でしかない。 確か、新潟でそのような事件があった。 小学生を誘拐し、監禁生活を送る。その家の中には、母親もいた。 しかし、母親は、そのことを知らなかった。 なぜそのようなことが、現実に起こるのか? その監禁の上に、殺傷行為をおこなう。 母親が、なにか言うことを聞かないと、そのような行為をした。 そのことの影響。 そして、タカシの結婚、その時に母親が自殺する。結局は、離婚。 どこか壊れたまま、コンビニエンスストアーで、獲物を探す。 昼と夜の生活の分離。 どこで、狂っていくのか。 何がきっかけで狂っていくのか。 その狂い始めるところが、とても興味がある。 | ||||
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孤独な人々の競演物語ですが、これもう23年も前の小説なんですね。当時はそれこそ衝撃的だったんでしょうが、今だと多々あるこの手の小説の中の1冊ですって感じですね。埋没してしまってる。私は「(ハイヒールの)コツコツと夜の街にひびく音は、妙に胸がときめく、不思議な歌だ。暗い興奮とでも呼べるものが、内側から湧いてくる」って表現が妙にこころに響きました。 | ||||
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