永遠の仔



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初公開日(参考)1999年02月
分類

長編小説

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永遠の仔〈上〉

1999年02月01日 永遠の仔〈上〉

再会は地獄への扉だった。十七年前、霧の霊峰で少年たちが起こした聖なる事件が、今鮮やかに蘇る―。山本周五郎賞受賞作から三年余。沈黙を破って放つ最高傑作ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.33pt

永遠の仔の総合評価:9.06/10点レビュー 176件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全6件 1~6 1/1ページ
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

世相を反映した社会派ミステリー

一級の本格的社会派ミステリーと言える。
ボリュームも十分あり、かつ、内容も重厚。
20年ほど前の作品だが、「児童虐待」というこの本書のテーマは、古さを一切感じさせない。というより、現代のこの令和の時代にこそ、もう一度改めて読みたい小説である。
3人の子供たちの内面がとても丁寧に描かれており、また、ストーリー展開も緻密に考えて書かれてあり、飽きさせない。
冗長という捉え方もあるかもしれないが、じっくり派の読者にとっては、この分量こそ好ましい。
暗くて救いが無いという見方もあるかもしれないが、著者は端から希望や夢や明るさを描きたかったのではないだろう。


▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.5:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

有名な本ではあります

単行本上・下巻に別れた圧倒的ボリーュムの本。
ある場所で出会った少年二人と一人の少女。 そして17年後ふたたび出会う三人。一人は刑事、もう一人は弁護士、そして少女は看護師になっていた。
そんなところから物語は始まる。17年前と現在を交互に見せながら展開する物語はしかし暗い。この三人はどうしようもなくネガティブだ。
そこが読んでいてイライラする。ハッキリ言ってこんな話は読みたくない。親が子供への虐待や育児放棄は今やすっかりおなじみだ。
子どもの心に深く傷をつける。それは分かる。理解できる。父親に殴られたことから窃盗症となり万引きが止められないという人物のニュースも見た。
他人には到底踏み込めない心の深い奥底にはどんな感情が渦巻いているのか分からない。
でも17年も経っている。刑事や弁護士に看護師になっているだろう。その間に過去はどうあれ社会の中でいろんなことを見て経験して身に付けて来たものがあるはずだ。
心の奥底にあるものに蓋をして生きて来たというけれど、ちょっと違うのじゃないかと思う。孤児同然の暮らしで虐げられた子供はみんな他人を寄せ付けない性格となりチンピラや
半グレからヤクザになるとでも言うのだろうか。まったくこの三人の思考や行動にはついていけない。そういう物語だと思っていても読んでいてイライラが募る。
奈緒子の死には憤りを感じる。梁平、お前は刑事だろう。最低な奴だ。過去なんでどうだっていい!
現代で起きる二件の殺人事件。そして17年前の山での秘密。すべてが明らかになるまでの暗くウジウジした話。大勢の登場人物をキメ細かく描き丁寧に描写するその筆力で物語世界に取り込まれる。
だが疲れる物語だ。こんなうっとおしい物語は勘弁して欲しい。土橋という医師にもイラつく。優希が私には構わないでオーラ全開でバリアーを張っていることに対して
何の手立ても講じない。学識と経験を積んだ医師だろう。山に行くことに関して普段とは違う様子で議論を吹きかけている姿にも何も感じないぼんくら医師だ。
これはつまり作者の考える方向に沿った喋りや行動をするように動かされている人物だからだ。作者が動かす操り人形感がスケスケなのがイライラを募るわけだ。
仔への虐待やネグレクトへの啓蒙の書として書きたかったのだろうか。しかしウンザリする内容のこの物語は個人的には読みたくない。精神衛生上良くない。ストレスが溜まるだけだ。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.4:
(8pt)

深い話

冒頭から緊張感の絶えない小説でした。

わたろう
0BCEGGR4
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

永遠の仔の感想

小説の舞台である四国が故郷である私には、主人公達が救いを求めた霊峰にも登山経験があり、読んでいて情景が想像しやすく物語りにぐっと引き込まれました。
登場人物たちの暗い過去からくる感情の波は、序盤はしっくりこなかったのですが、読み進めると長編でしっかりストーリーが出来ているので、読んでいる私にも心に響くようになりました。
特に、後半にあるジラフの両親とのやりとりは涙なしでは読めませんでした。
ミステリーの内容に重視した作品ではないので、ミステリー小説として手に取ると残念に思う方もいらっしゃると思いますが、読んで損はないと思います。

chiiiisim
22ZP2D8P
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (3件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

永遠の仔の感想

面白いと言う表現は不適切ですが、過去と現在をシンクロさせ、一気に読ませてしまいます。ほぼ全員が死んでしまい、最後も・・・・切ない。若い父親、母親に読んでもらいたい。古本屋にて低価格でたくさん出ているのでお勧めです。

supoo0331
76NSOQ3P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

永遠の仔の感想

児童虐待、アルツハイマーという重いテーマを扱っているだけに、考えさせられることが多い作品でした。
著者の豊富な知識による緻密なストーリー展開がすばらしいです。
あと、“仔”という字の作中での使い方についてあとがきに書いてらしたのですが、「なるほど!」と思うと同時に奥が深い作品タイトルだな~と感心してしました。

Rockin' Blood
8Z2BAJ7A
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