マークスの山



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初公開日(参考)1993年02月
分類

長編小説

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マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)

1993年02月28日 マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)

昭和51年南アルプスで播かれた犯罪の種は16年後、東京で連続殺人として開花した―精神に〈暗い山〉を抱える殺人者マークスが跳ぶ。元組員、高級官僚、そしてまた…。謎の凶器で惨殺される被害者。バラバラの被害者を結ぶ糸は?マークスが握る秘密とは?捜査妨害の圧力に抗しながら、冷血の殺人者を追いつめる警視庁捜査第一課七係合田刑事らの活躍を圧倒的にリアルに描き切る本格的警察小説の誕生。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.33pt

マークスの山の総合評価:7.51/10点レビュー 280件。Bランク


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全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

マークスの山の感想

なかなか難しい小説であった。
気楽には読めないし、エンタメ感も一切ないので、その向きを楽しみたい方にはお勧めできない。
山岳ミステリーのようなタイトルで、序章はまさにその通りなのだが、実際の中身は警察小説のほぼど真ん中という所だろう。
しかし、警察小説というと、ミステリーっぽい内容を期待したいところだが、それは殆ど無い。どちらかというと、人間関係とか心理描写に重きを置いている。
とにかく展開は遅く、警察関係者を中心にじっくりと話が進む。
また、この小説を難しく感じる原因の一つが、登場人物が多く、かつその人物の特徴が何故にかつかみにくく、名前とその人物がイメージできないことである。
当方、最後まで刑事の名前と特徴が頭にイメージできず、「はてこの人誰だったっけ?」と考えてしまった。
さらに、意外と一文が長いので、そういう意味でも読解力を要する。そういうしんどさもあった。
ということもあり、なかなか小説の中身についての感想を書きづらい。

さて、この小説、 「合田雄一郎刑事シリーズ」の1作目で直木賞作品である。
サイト評価はBランクであるが、3作目がAランクになっている。
警察小説というジャンルは好きなジャンルなので、この1作目の雰囲気がどのように変化したのか、近日中に読んでみたいと思う。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

表紙詐欺では

表紙やタイトルから山岳小説でもあるミステリなのかと思いましたが、内容の8割ぐらいがとにかく警察内でひたすらゴタゴタグダグダするだけの話です。
その警察内のやりとりが面白いという人にとっては面白い作品なのでしょうが、自分には全く合いませんでした。

とにかく話が進まない。そもそも話の先が全く気にならない。
非常に退屈で何度も読むのを止めようと思いましたが、そのうち面白くなるかもしれないという期待と意地でなんとか四日ぐらいかけて読みました。
しかし結局いつまで経っても警察がグダグダする話が延々と続いて、ラスト100ページぐらいでようやく話が動いたと思ったら唐突に終わってしまい、正直山なしオチなしだったという感想です。
特に謎解き要素やどんでん返しもなく、犯罪が絡んでいるというだけで「そもそもこれミステリーか?」と思いました。

最初の100ページを読んで面白いと感じない人にとってはいつまで経っても面白くならない話だと思うので、もうそこで読むのをやめることをおすすめします。

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.7:
(8pt)

マークスの山の感想


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カミーテル
MCFS6K6O
No.6:
(9pt)

ああ南アルプス

犯人の以上な行動に驚嘆しました。最後はやるせないです。

わたろう
0BCEGGR4
No.5:
(6pt)

マークスの山の感想

刑事同士の競争、駆け引き等の描写があり、リアルに 感じました。
でも、登場人物が多くて覚えきれなかったため、面白さが低下してしまいました。


松千代
5ZZMYCZT
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

マークスの山の感想

腐敗した巨大組織の中で、自己を見失いそうになりながらも、圧力に屈しようとする自身への不信感を推進力にして殺人犯を追う刑事・合田雄一郎。
明と暗の人格を交互に繰り返すが故、社会的に底辺に位置する事を余儀なくされているマークスこと殺人犯水沢裕之。
追う側と追われる側の緊張感溢れる追跡劇が描かれる読み応えのある大作です。

そこには、社会的地位、名誉ある人物の圧力が介入してきます。
その圧力に、捜査の最前線にいる合田は怒り、苦しみ、一方マークスも怒り、そして圧倒的な狂気を発動します。

作者が女性とはとても思えないリアルな警察組織の描写、しかもその腐敗っぷりをも、汚らわしく描いています。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

隠微な陶酔感

この手のジャンルは読み慣れていないが、かなりの長編にもかかわらず面白く読めた。作中、時期はズレているものの5件の殺人、1件の心中、自殺が2件、傷害(殺人未遂か?)が2件・・・様々の事件が錯綜して、登場人物の多さとも相まってちょっと頭が混乱するが、途中でそれらの関係性は単純な意味でなら読む側には見えてくる。後半まで残るのは「なぜ?」という部分。「なぜ彼が/なぜ彼らを」。ミステリというからには、それを知りたいがためにページを繰ることになる。国家権力のドロドロとした思惑と、対比するかのようなマークスと名乗る殺人者の清冽さが鮮やか。彼のために用意された美しくも美しいラストに息を呑んだ。

▼以下、ネタバレ感想

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驚愕冬彦
2WGNS0HA
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

美しい日本語

ミステリーにはまるきっかけとなった作品です。
少し硬派な作品で、読むのに集中力がいるかもしれませんが、とにかく文章が美しい・・・そして切ない。
取材力もすごいと思います。
若い人には共感しずらいかもしれませんが、警察小説としては私の中では№1です。

たこやき
VQDQXTP1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)

マークスの山の感想

サイコサスペンスなのか警察機構の駄目っぷりを主題にしたいのか……
この作品は、自分の好みではないのだろうか……
途中、ストーリーに置いていかれて、何度もページを戻り、読み直してしまいました。

Rockin' Blood
8Z2BAJ7A
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