照柿
- ドラマ化 (237)
- 合田雄一郎刑事シリーズ (5)
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今回は熱処理工場の激アツ描写。 主人公の描写も相変わらず。 ただ、この作品の男二人の一人の女に対するのめりこみ方が尋常ではなく、ちょっとついていけない。 | ||||
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1994年8月31日第四刷にて読了、 厚さ37ミリ、全頁上下段500ページの分厚さ、 タイトルは、テリガキ、と読む、 照柿とは熟した柿の赤色で、文庫版では親切にカバーに採用されているので一応確認して主人公の目に映るカラーが如何様なものかを確認したうえで読み進んだほうがベター、 本書読了にて合田雄一郎シリーズを全巻読破、 発表順を無視しレディ・ジョーカーから始めあれこれ前後しながらだったが、気が付けば本書がラストで良かったように思う、 第三章冒頭で合田は開いた時間に八王子署の医務室で当直医師の診察を受ける、 すると血圧50-70という結果から医師は”計器が潰れているか、あんたが死ぬかだと言い、疲労、睡眠不足、低血圧、低血糖、要安静”などとカルテに記載し薬をだしたのである、 本書では合田以上に丁寧に描写される合田の幼なじみ野田達夫は更に追い詰められた疲労状態にある、 両者ともに彼らを労り休息を取らせる気の利いた人物が周囲に不在なため、物語の進行に沿い彼らの疲労は極限に向かってゆく、 血圧50-70で活動できる合田の体力はずば抜けていると称賛してもよいが、寿命を縮めていることも間違いない、 当直医はおそらく内科医だろうから、内科としての診察で済ませているようだが、合田が診察を受けるべきは神経科、心療内科、精神科、脳神経科など内科の守備範囲からはずれる分野だろう、 シリーズ全作を読んでもクリスチャンである合田が神キリストにすがる描写はなく、肉体の疲労と頭脳の疲労があるときはシンクロし、またある時は激しく共鳴を繰り返し、最後には精神の決壊とも呼ぶべきエピソードに結びつく、 次に三年ぶりに”われらが少女A”を再読しようと思うが、かの物語がどうにか平穏を手に入れた合田の物語である落ち着きが愛おしいからである、 シリーズ中、特に本作と冷血に感じるのが、恵まれた資質を持ちながら身を置かれた家庭・生活環境の劣悪さからたくさんの可能性を過酷に摘み取られ犯罪に向かうしか選択肢が無くなってしまう不幸なキャラクタの造形だ、 すべてを手に入れたようなレディ・ジョーカーの城山でさえたった一つの選択ミスが彼は破滅させてしまう、 人生、人それぞれと詠嘆しても詮無い人の世の残酷さに読者は涙するしかない、 以下蛇足、 妄想としての合田雄一郎の日記 9月15日 未了 | ||||
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①ミステリーというよりも、人間ドラマを描いた作品である。一人の女性をめぐる刑事と工員。人間の性を実によく描いている。 ②捜査は行き詰まり、先は読めない。工員の労働環境の劣悪さ連続する故障、休めない工員。二つの犯罪にはやくざと賭博が絡む。自ら賭博場に飛び込む刑事。このような場面は、刑事が参加することは普通はない。ワクワクするりんじょうかんも読みどころである。 とにかく面白い。 お勧めの一冊だ。 | ||||
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①爽やかとは言い難い結末。行場のない殺人。追い込まれると人間は罪を犯す。女を巡る工員と刑事。やるせない思いが去来する。人間ドラマを書かせたら著者の右に出る作家はいないのではないか? それぐらい良く描けている。 映画やドラマの題材としても最適だ。 お勧めの一冊だ。 | ||||
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最初、詳細すぎるように思える長々とした著者の描写は、しかし主要な登場人物の輪郭を確実に脳裏に付着させるために必要なことだった。これを読後の充実感の中でまず思ったことだ。その面影は、だから容易に消えず私の胸の内を温めてくれる。感動的な本である。著者の豊かな包容力を思う。 | ||||
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