その血は瞳に映らない



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    初公開日(参考)2025年08月
    分類

    長編小説

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    その血は瞳に映らない

    2025年08月20日 その血は瞳に映らない

    横浜のアパートに住む鈴原咲玖良と娘の女子高生・優璃が、同じアパートの住人・緑川に襲われ、母親は死亡、娘も負傷した。すぐ逮捕された緑川は死刑になりたかった、と動機を供述。ニュースサイト記者・千弦は、犯人の供述に疑問を抱き、優璃と共に事件を取材する。不審な行動をとる緑川の弁護人や思惑を秘めた関係者の証言に振り廻される千弦たち。犠牲者が犠牲者を生んでゆく! SNSの闇を抉る傑作長編ミステリー。(「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (5pt)

    身勝手な犯人が起こした事件の究明だけでなく、その過程において情報を公平に発信することがいかに難しいかという点にも触れている。

    話の軸は、帯にもありますように、「死刑になりたかった」がために女性2人を死傷させた犯人男性の真意究明にあります。
    その真相を探るべく、主人公の記者、守矢千弦が、被害者のうちの一人である鈴原優璃と共に調べを進めていくことになります。

    千弦からしたら優璃は取材対象ではあるけれど、距離が近くなっていく分、徐々に取材から受ける印象の公平さに悩むようになっていきます。

    この小説は、もちろん、凶悪な事件という存在が常に根底にありますが、それと同じくらい深い問題として、SNSの炎上に代表されるようないわゆる「偏見」や「それに扇動された言動の暴力」を取り上げていて、この問題の深刻さをいやというほど味わうことになります。
    ミステリでもあり、社会派の小説でもあると言えます。

    読んでいる最中、情報過多な環境や、真偽を確かめようがない身近な人の証言などに振り回されながらも「情報発信の公平さ」を保とうとする千弦の姿勢が、けなげに伝わってきました。
    この小説のメッセージを端的に表現している部分が文中にあって、それは
    「本当に、人は信じたいものしか信じない。そこから逃れることはできない」。
    この一文を読んだときは、ドキっとしました。

    最後には、予想していなかった人物が事件に深くかかわっていたことがわかり、驚愕。
    どんでん返しつきの、面白い小説でした。
    その血は瞳に映らないAmazon書評・レビュー:その血は瞳に映らないより
    4334107435



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