(短編集)

葬式組曲



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初公開日(参考)2012年01月
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短編集

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葬式組曲 (文春文庫)

2022年11月08日 葬式組曲 (文春文庫)

20代の女性社長・北条紫苑が率いる「北条葬儀社」。妙な関西弁を喋る餡子、寡黙で職人肌の高屋敷、生真面目すぎる新入社員の新実……癖の強い社員が目立つが、遺族からは「あの葬儀社は素晴らしい」と抜群の評価を得ている。なんと、彼らには故人が遺した“謎”を解明する意外な一面があったのだ。奇妙な遺言を残した父親、火葬を頑なに拒否する遺族、霊安室から忽然と消えた息子――。謎に充ちた葬儀の果てに、衝撃の結末が待ち受けるミステリー連作短編集。文春文庫化にあたり全面改稿。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

葬式組曲の総合評価:7.13/10点レビュー 8件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

葬式組曲の感想

経済状況の悪化により、死者はそのまま火葬すべく直送が一般的となり、
葬式が行われなくなった世界を舞台にしている。
この導入は起こりえる未来を暗示していて面白いです。

また、葬式という舞台はよくあるミステリの事件のその後なので、
遺言の意味はなんだったのか?何故葬儀を行いたくないのか?
と言った、あまり見られない謎が面白く読めました。

ただ、非常にあっさりに感じられたのと、
葬式が行われない世界が、社会的メッセージなだけで
ミステリに活かせていなかったと思うのが残念です。
ミステリ作品としてインパクトを与えようとしたラストも正直な所、勿体ないと感じました。
好みによると思いますが。。

感情的に『父の葬式』。謎解きで『妻の葬式』が好みです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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未読の方はご注意ください

No.7:
(4pt)

葬式組曲

話の展開が、今までにない
ミステリで
読んでてびっくりしました
葬式組曲 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:葬式組曲 (文春文庫)より
4167919605
No.6:
(4pt)

「葬式」を題材に様々な工夫が凝らされた佳作

衝撃的なデビュー作、「キョウカンカク」(2010年)を読んで以来、私のお気に入り作家リストに入っている著者が、今回題材に選んだのは、「葬式」。
映画の世界では、「お葬式」(1984年、伊丹十三監督)や「おくりびと」(2008年、滝田洋二郎監督)といった秀作が制作されていますが、ミステリの世界で、「葬式」をテーマにというのは、珍しいのではないでしょうか。
しかも、この著者らしく、一捻り加え、現実世界と異なり、「葬式」という儀式を行わない、「直葬」と呼ばれる、火葬と納骨だけの弔いが当たり前になった日本という設定。
これにより、「果たして、葬式は本当に必要なのか?」というアンチテーゼが作品を覆っています。
舞台となるのは、国内で唯一、「葬式」が行われているS県。
ここで葬儀社を営む、若き女社長が、三人の男性社員とともに故人や遺族の意向に沿った葬式を執り行う姿を描きます。

全体の構成は、「○○の葬式」と題する5つのエピソードが収められた、連作短編集ですが、「故人はなぜ長男を喪主に指名しなかったのか」であるとか、「遺族はなぜ火葬を嫌がるのか」といった葬式にまつわる「謎」が設定され、ミステリの骨格はしっかりと仕込まれています。

また、最近では、珍しくなくなりましたが、連作短編集として、個々の短編は、それぞれ完結しているが、全体を通した中にも、サプライズが仕掛けられているという手法が用いられています。
このサプライズが著者らしい大胆なもので、私はかなり楽しむことができました。

葬儀社の4名もそれぞれ個性的で、人物の描き分けもきちんとされており、設定の奇抜さに頼ることなく、丁寧な物語作りが印象的な作品。
エピソードごとに視点人物を変えていくところも、「葬式は本当に必要か?」という作品全体のモチーフを活かすのに一役買っているように思いました。
ちょっと変わった題材のミステリに興味のある方には、オススメです。
葬式組曲 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:葬式組曲 (文春文庫)より
4167919605
No.5:
(5pt)

俺の財布は嫁のもの

嫁に頼まれて買いました。
感想は後に語られるであろう・・・

~ 完 ~
葬式組曲 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:葬式組曲 (文春文庫)より
4167919605
No.4:
(5pt)

最後のオチは賛否が分かれる

連作ミステリーはこうして書くのだよ、というお手本のような作品集であります。
ミステリー部分の出来はもちろん、各エピソードがドラマとしても実に秀逸。しんみりできます。
それだけに最後のオチは賛否が分かれるでしょうね。
もう一つ、難を挙げると、葬式をしないのが当たり前になった日本、というパラレルワールドな設定がいまいち活きていないような。
葬式組曲 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:葬式組曲 (文春文庫)より
4167919605
No.3:
(2pt)

最終章が余計

「葬式」というものをなくし、遺体は火葬するのみという「直葬」が主流になった日本。その中で唯一「葬式」が認められている一つの県で行われる数々の葬儀、というなかなか面白い設定。
葬儀の中で起こる様々な謎を解きつつ、改めて葬儀とは何か、亡くなった方を送ることとは何かということを考える機会ももらった気がする。
探偵役が社長ではなく、如何にもな関西人の社員というのも面白かった。

ただ…最終章は余計。
作家さんとしてはこれが書きたかったのだろうし読者に「どうだ!」と言いたいところなのだろうが、返って作品全体が安っぽくなってしまったように感じる。
もっと違う結末にしても良かったと思う。
葬式組曲 (ミステリー・リーグ)Amazon書評・レビュー:葬式組曲 (ミステリー・リーグ)より
4562047623



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