うたかたの娘
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| 4つの作品から構成されています。横溝正史ミステリー&ホラー大賞を受賞しただけのことはあり、文章力はとてもすぐれていると思いました。 ですが、率直なところ、私の好みにはあまり合いませんでした。小説ですから、非現実的な設定は勿論許されますが、あまりにも安易に人を殺してしまったりとか、水族館の生物に耳や足が生えてきてもほとんど問題にされないなどの点は、ちょっとどうかと思いました。 また、1つめと2つめの話にはまだリアリティがありますが、3つめと4つめの話は実におどろおどろしい設定で、これが面白いと評価しておられる方々も少なくありませんが、私はあまり好きにはなれませんでした。また、4つめの話の後半では、人魚と人間との関係などが延々と語られており、これを評価する批評もありましたが、中身はあまりないと私は感じました。 ですが、私の好みだけで評価するのは公平ではありませんし、文章が上手なことと、1つめと2つめの話では、学生の気持ちや社会生活での悩みなどがそれなりによく描けていましたので、星4つにしておきます。 | ||||
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| 書評などからは重く暗い内容かと思いましたが、そんなことは無くて読みやすい作品でした。 4編構成になっており、それぞれに繋がりがあって、上手に作られてるな、と思いました。 | ||||
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| 内容は面白かったですが、“一番やってはいけないことのひとつだ”という言葉が出てきて、「じゃあ一番じゃないじゃない」と思ってしまいました。 | ||||
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| 良く考えて書かれていると思います。粗探しをすれば、細かな部分で矛盾や疑問がないわけではありませんが全体的に設定がしっかりつくられているのでさして気になりません。勢いで執筆したのではなく、事前にプロットを細部までつめたうえで書いているのでしょう。読書中に、なんらの目的があるわけでもないのに永遠の命を続けていくのは虚しくならないのだろうか?などと思っていたのですが、それに対して薄紅と有海子から それぞれ異なる回答が用意されていたところに感心しました。読者がどう感じるかを正確に予想していたのだと思われます。人気作家さんの多くが、締切に追われてやっつけ仕事をせざるをえないのに対して こうした賞への投稿作品は時間をかけて構成を固めてから書けるのが利点ですね。 あえて難点をあげるなら、ホラーにしてはちっとも怖くないです。有海子に追い詰められていく過程を、もっと不気味に心理的にじわじわと書いてくれたらよりホラーらしくなったのではないでしょうか。 次回作に期待したいと思います | ||||
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| 一見ミステリーやホラーの体裁を取りながらも、物語の核心にあるのは、人間の本質──とりわけルッキズムへの鋭い洞察です。 平易な文体でありながら、心理の深淵へと導く構成力に引き込まれ、ページをめくる手が止まりません。 読後には、人間とは何かという問いが静かに心に残り、もう一度最初から味わいたくなる余韻がありました。 | ||||
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