すべて真夜中の恋人たち
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こたけ正義感のお薦めから読了。 成瀬シリーズ直後のせいかキャラも文章も対照的で最初はテンポが悪く感じて戸惑った。 言いたいことが定まらないまま疑問を口にする主人公。それに対する周囲の反応。自分もこういう想いしたことあるな、と肯きながら後半は号泣。 自分の望みと違うラストに淋しさはある。でもだからこそ、タイトルの余韻が一層沁みた。 | ||||
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好き好きは別れるかもしれないけど、私は川上未映子さんの著書は好きです。 川上未映子さんの本はまだ夏物語とこちらしか読んでないけど、どちらもコミュ障気味の主人公で共感できたりできなかったりする部分もあるけど心理描写としては、最適解な表現をされる著者だと私は感じます。 そして、その表現がどれも繊細で美しく、すっと入ってきては染みてきて泣けるのです。 傷つきやすい人や傷ついた人が読むには薬になるところもあるんじゃないかなと思うのです。 今後も出版されている本は読破してみたいと思う作家さんです。 | ||||
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ずっと薄暗い感じが漂っていました。でも主人公が気分が良い時はぼんやりと暖かな光を感じました。 人間の言葉というのは、人を一瞬で傷つけられる。なんとも怖いな…と思いました。 | ||||
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文章は下手で、小学生の作文みたい(わざと?) でも、こんな表現の仕方見たことなかった。 キレイ。 主人公が好きになった人は、実際には居ない人であることは間違いないです。 不安な心が創り出した人ゆえ、安定の中で消えていきました。 終わりまで読んで、冒頭を読み返すと、そう思えます。 途中で。 これ、何なんだ? と投げ出さずに最後まで読んで良かった。 忘れられない1冊。 | ||||
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主人公の冬子の不器用さを「繊細」ととり、そこに一種の美しさを見出すならばこのお話は素晴らしいのだと。 冬子のこの生き方や感覚の中に、「他者と自分の存在への感覚のブヨっとした鈍さ」を観てとるならば、このお話はちょっと付き合いきれないなぁとなるでしょう。 悩んでいるひと、どこか大人になってもオドオドとしている人は、自分を繊細だと思いつつ、他者から投げかけられるもの、自分から他者に投げかけ与えるものについてはとても鈍感です。 彼らが心のどこかで見下す「問題なく生きている人」が、その笑顔を獲得するまでにどれだけのものを乗り越えているか、お互いにどんな細やかな感情のやりとりをしているか。 自分自身が同じ過程を辿っていないと他者のそういったところも見えてこないので、その入り口でつまずいている自分をどこかで特別だと思っている。 鈍かった女性が、自分の言葉をやっとみつけ、最初の一歩を踏み出すまでの物語。 その先の世界を既に生きている人からすれば、今更感のある、少しだけ遅れた物語。 どんな小説でもそうであるように、賛否両論どちらの意見も当然あるでしょう。 かつて輝いていたひとつの小説が色褪せて見えるとき、そこに自分の今の姿を確認する人もいるでしょう。それもひとつの小説との、意味のある関わり方だと思います。 「否定する人は/賞賛する人はどんな読み方をしたのか! あなたの読み方は間違っている!」と説得して人の感覚を変えることは無意味だしできないこと。どちらの立場のレビューもあっていいのだと、私は思います。 | ||||
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