逃亡者は北へ向かう
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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2023〜24年に週刊誌連載された長編小説。東日本大震災に見舞われた東北を舞台に、自然災害と殺人事件を重ねて人生とは何かを問うヒューマン・サスペンスである。 | ||||
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震災を経験している著者だけに、震災の被害を受けた登場人物や状況の描写はピカイチ。被災者の恐怖感、絶望感がよく出ていたのは著者ならでは。今までの著作からも期待どおり。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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結末は無惨だが、グイグイ読ませる。 直木賞候補になることはある | ||||
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安定作品最高 | ||||
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親子(父子)の思いだけでここまで引っ張るのは無理がある。 | ||||
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東日本大震災直後の混乱の中で、被災した人々のやりきれない思いが詰まった一言だと感じた。 真柴と直人の関係性が深まった過程が分からないという感想をよく見るが、私はそうは思わなかった。2人が初めて会ったとき、真柴が直人にかけた言葉。直人から向けられる愛情が、真柴に直人と2人で生きる夢を見せたのだと思う。 | ||||
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生まれた時から父はおらず、母は二歳のときに病死。その後は祖父に育てられたが、祖父も九歳のときに他界し、自動養護施設で育った真柴亮。 そんな真柴亮が震災の混乱の最中に、二つの事件を起こしてしまう。 それを捜査する警察官の陣内もまた震災で家族が行方不明の状況にあり、捜査を優先するのか、自分の家族を探すのか苦悩し続ける。 真柴亮という男の不運な人生が切なかった。何も悪いことはしていないのに、トラブルに巻き込まれたり、恨まれたりしながら、指名手配される事態にまで発展する。 一方、陣内も様々な哀しみや苦しさを抱えながら、真柴を逮捕することに全力を尽くすとともに、真柴の目的を懸命に探っていく。 そんな追う者と追われる者の双方が抱える哀しみや、震災の深刻な被害や家族を失った者の喪失感が丁寧に描かれていたが、最後は切ない終わり方だった。 事件を捜査する中で、真柴と関わった人たちが、真柴が少年のことを大切にしていたこと、そして少年が真柴から離れようとしなかったことを警察に伝えていたら結末は違ったのだろうかと思わずにはいられなかった。 | ||||
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