逃亡者は北へ向かう



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初公開日(参考)2025年02月
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長編小説

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逃亡者は北へ向かう

2025年02月27日 逃亡者は北へ向かう

震災さえなければ、この人生は違ったのだろうか? 大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。自らの家族も被災した一人の刑事が、執念の捜査で容疑者に迫る。壊れた道、選べなかった人生ーー混沌とした被災地で繰り広げられる逃亡劇! 『孤狼の血』『盤上の向日葵』の著者が地元・東北を舞台に描く震災クライムサスペンス。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

逃亡者は北へ向かうの総合評価:7.96/10点レビュー 23件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

震災は想定外だが、人生は選択の積み重ね。想定外はない。

2023〜24年に週刊誌連載された長編小説。東日本大震災に見舞われた東北を舞台に、自然災害と殺人事件を重ねて人生とは何かを問うヒューマン・サスペンスである。
大震災から2週間後、岩手県の小学校体育館に立てこもった22歳の真柴は一般人と警官、2名を殺害し逃亡中だった。真柴は体育館に避難していた被災者たちと、それとは別に男児を人質にとっており、未曾有の災害による混乱に殺人犯の逃亡という不安が重なることを嫌った警察上層部は警視庁SATを派遣し、事件の早期解決を決断した。
真柴が殺人犯として逃亡することになった経緯を中心に、地元署の警部補・陣内をはじめとする被災者のそれぞれのドラマを絡め、濃厚な人間ドラマが展開されるストーリーは力強く、ページを捲る手が止まらない。なぜこんなことが起きたのか、あの時、別の選択をしていたらどうなったのか、大災害の前では人間は無力なのか。災害を生き延びた者、親族を亡くした者、様々な人物像に感情移入してしまう吸引力がある作品である。
震災の被害の有無に関わらず何かしら心に響く傑作であり、多くの方にオススメしたい。

iisan
927253Y1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

逃亡者は北へ向かうの感想

震災を経験している著者だけに、震災の被害を受けた登場人物や状況の描写はピカイチ。被災者の恐怖感、絶望感がよく出ていたのは著者ならでは。今までの著作からも期待どおり。
ただそれ以外の部分はよくあるミステリのストーリーになっていた感があったのは少々残念。

本好き!
ZQI5NTBU
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.21:
(4pt)

作者の筆力は圧倒的!

結末は無惨だが、グイグイ読ませる。
直木賞候補になることはある
逃亡者は北へ向かうAmazon書評・レビュー:逃亡者は北へ向かうより
4103561319
No.20:
(5pt)

安定作品最高
逃亡者は北へ向かうAmazon書評・レビュー:逃亡者は北へ向かうより
4103561319
No.19:
(3pt)

父子の思いはどこまで強いか

親子(父子)の思いだけでここまで引っ張るのは無理がある。
逃亡者は北へ向かうAmazon書評・レビュー:逃亡者は北へ向かうより
4103561319
No.18:
(5pt)

「もう誰にも死んでほしくない」

東日本大震災直後の混乱の中で、被災した人々のやりきれない思いが詰まった一言だと感じた。
真柴と直人の関係性が深まった過程が分からないという感想をよく見るが、私はそうは思わなかった。2人が初めて会ったとき、真柴が直人にかけた言葉。直人から向けられる愛情が、真柴に直人と2人で生きる夢を見せたのだと思う。
逃亡者は北へ向かうAmazon書評・レビュー:逃亡者は北へ向かうより
4103561319
No.17:
(4pt)

最後は切ない終わり方だった

生まれた時から父はおらず、母は二歳のときに病死。その後は祖父に育てられたが、祖父も九歳のときに他界し、自動養護施設で育った真柴亮。

そんな真柴亮が震災の混乱の最中に、二つの事件を起こしてしまう。

それを捜査する警察官の陣内もまた震災で家族が行方不明の状況にあり、捜査を優先するのか、自分の家族を探すのか苦悩し続ける。

真柴亮という男の不運な人生が切なかった。何も悪いことはしていないのに、トラブルに巻き込まれたり、恨まれたりしながら、指名手配される事態にまで発展する。

一方、陣内も様々な哀しみや苦しさを抱えながら、真柴を逮捕することに全力を尽くすとともに、真柴の目的を懸命に探っていく。

そんな追う者と追われる者の双方が抱える哀しみや、震災の深刻な被害や家族を失った者の喪失感が丁寧に描かれていたが、最後は切ない終わり方だった。

事件を捜査する中で、真柴と関わった人たちが、真柴が少年のことを大切にしていたこと、そして少年が真柴から離れようとしなかったことを警察に伝えていたら結末は違ったのだろうかと思わずにはいられなかった。
逃亡者は北へ向かうAmazon書評・レビュー:逃亡者は北へ向かうより
4103561319



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