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逃亡者は北へ向かう
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逃亡者は北へ向かうの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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| 子供の頃の生い立ちが、殺人の要因になるのか?というテーマが多いなぁ。 福島の大震災に絡めての物語。ちょっと、あざとい感じもする。 主人公は真柴亮。22歳は、3月11日東日本大震災の3日後、福島県さつき市で殺人事件を起こした。相手は、半グレの男で、逆恨みされ、揉み合ってナイフが相手に刺さったのだ。その現場を真柴は逃亡する。その翌日、逃亡先の会津市で警官に職務質問されたことで、またしても揉み合い、警官の持っていた銃が警官にあたってしまい死亡させる。2件とも、真柴には殺意はなかった。しかし、二人も殺人したことは、凶悪犯として指名手配される。その場で、人を殺したにもかかわらず自首せず、北に逃亡する。なぜ、真柴は北に向かったのか? 真柴亮の生い立ちは、まさに親ガチャだった。真柴亮はおじいさんの惣一に育てられた。母親は、亮を産んで離婚し、惣一の家で育てていたが、子供の頃に亡くなった。おじいさんの惣一は、孫の亮を育て、亮に、「お前の親父は酒を飲んで、スピード違反をして、人を撥ねて殺した。お前の父親は人殺しだ」と言い続けた。父親の話はおじいさんからしか聞けなかった。亮は、ひどい父親だと刷り込まれた。その交通事故には、理由があった。でも、飲酒運転は許されない。 中学生の亮は、図書館で、『飲酒運転ひき逃げ女性死亡』と言う記事で、父親の名前を見つけ、おじいさんの話は、本当だったと知った。そして、おじいさんが「お前は酒を飲むな」と言われたことを守り、酒を飲まない決意をした。おじいさんもなくなり、児童養護施設に預けられた。18歳の就職するときに、身元保証人を父親を探した。父親は生きているらしいことはわかった。しかし、父親はもういないと決め、保証人は施設長にお願いした。 亮は、社会人になり、職場の先輩に人付き合いが悪いと言われ、飲み屋にしかたがなくついて行って、半グレに絡まれ、喧嘩となる。それがもとで仕事を辞めさせられた。その上、地震で半グレの男が亡くなったことで、逆恨みされ、弾みで刺してしまった。逃走中に、職務尋問の警察官を誤って銃殺した。とにかく、北に逃げるのだ。 生い立ちが、悪かったので、殺人者になる。父親が殺人者なので、殺人者になるというテーマだ。 一方、真柴亮を追いかける刑事の陣内は、震災で子供が行方不明になっていた。妻からは、娘を一緒に探すように言われるが、凶悪犯を追いかけることで精一杯だった。妻からは、娘と仕事のどちらが大切なのか?と問われた。まったく、妻から言われていることは、難しい選択だ。陣内は、真柴を追うことに専念する。娘が夢にまで現れる。お父さんは私を助けにこなかった。 真柴は、とある空き家に入り込むと、一人の子供を見つける。直人という無口な5歳くらいの男の子だ。直人は、真柴寮に懐く。その場に置いておこうとするが、離れずついてくる。そんな直人に心を通わせ、逃げ終わったら、直人と一緒に生活できたらいいなとさえ思う。真柴は、ひき逃げした父親の手紙から、父親のいる病院に向かうのだった。しかし、その病院は津波にあって、父親は行方不明になっていた。 亮は、「俺は誰かに愛されたのか。誰かに求められ、必要とされたのか。俺はこの世に生まれてよかった人間なのか。それがわからないまま死ぬのはいやだ」と心の中で叫ぶ。 真柴は、追い詰められ、直人と一緒に避難所に立てこもる。そこで、何が起こったのか? 真柴は、父親がなぜ交通事故を起こしたのか?その日は、真柴の誕生した日だった。そして、なぜ離婚したのか?亮のためを思っていたのだ。亮は、父親に会うことができたのか?亮は、父親の手紙を読んだ。 亮は、「誰のせいでもない。その時々で道を選んだのは自分だ。これは、なるべきしてなった結果だ。俺は、とてもひどいことをしたんだ。その罪を償わなければならない」と自分を受け入れる。 | ||||
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| 本作における「震災」という設定は、物語の主題そのものというより、 あくまで状況を立ち上げるための“味付け”に近いものだったのではないか、と感じた。 極限状況、社会の混乱、個人が押し流されやすい環境—— そうした前提を自然に用意するための装置として、震災が置かれている。 その点で、この物語は、近年の実際の事件における 「環境や境遇をどこまで斟酌すべきか」という議論とも、 どこかで重なって見える部分がある。 追い詰められた事情や周囲の要因に目を向けることは必要だが、 それだけで行為そのものが説明し尽くされるわけではない。 印象的だったのは、物語の終盤で、容疑者自身が 他責の思考から離れ、私怨や正当化ではなく、 自分の意思決定がこの結果を招いたのだと受け止める地点に戻ってくることだった。 環境のせいにし続けることもできたはずの中で、 最終的に責任を自分の側に引き取る。 そこに、声高な救済や赦しが描かれるわけではない。 それでも、すべてを外部に押し付けて終わらなかった、 その一点にだけ、かすかな「救い」が残されたように思えた。 | ||||
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| 長くて中盤まで退屈でした。 初めの犠牲者は正当防衛だし、2人目の警官はなぜ安全装置を付けてなかったのだろうと思いました。都合のいいように物語が進むと思いました。 子供のなおと君の行動も不可解でなぜ主人公にだけなつくのか、ついて来るのか説明もなし。 最後は緊迫した展開になりますが、最も収まりのいい形で、予想通りに終わってがっかりでした。 | ||||
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| ネタバレ含みます。 逃亡者が北へ向かう理由、そして北へ向かった結果。 なにもかもがアンハッピーエンドで救いのない話だった。とはいえ、最後に主人公が手にする手紙によって 望んでいた愛を知ることになるとはいえ、その瞬間、彼の夢も潰える。 彼の人生はいったいなんだったのか。 生まれた時から不幸で、投げかけられた言葉も辛いもので、呪いをかけられ、 社会人として真面目に働いていた職場でも先輩に恵まれない。 しかし、現代社会において彼のような生き方をし、何にも恵まれていない人は多いのではないだろうか。 主人公の生い立ちで、犯罪を犯してしまう、というだけの話ならありきたりだし既視感もあるし巷にあふれている。 そこに投じられるのが「震災」という状況だ。 犯罪をおかしているわけでもなく、さっきまで幸せに暮らしていた人も、病気だった人も、不幸だった人も 一瞬で命を奪われてしまう状況。それは主人公の結末と何ら変わらない。 その「忖度のなさ」にこそ残酷さを感じる話だった。 震災の状況下をリアルに感じる小説は他にもあるので、この作品ならではの視点というものは少ない。 しかし災害時における犯罪という視点は目新しいものだったと思う。 ただ、読み終えた時に「あと一つ何かが足りない」と感じる物語だった。 ラストにすべてのピースがぴしっとハマるような、何か。それが感じられなかった。 しかしそんな都合のいいものはない、というのが震災というものなのかもしれない。 | ||||
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| 図書館でかなりの待ちのあった本で柚木さんだったので期待が大きかった 本としては読みやすいのですが、何か大いなるインパクトや感動があるわけではなく、震災にまつわる悲劇的な人達の話が延々と続き終始陰鬱な気分になります 小説は楽しい娯楽として読みたいので、この内容は私の好みには合いませんでした 他の柚木さんの本は何冊か面白かったのはありますので、好きな作家さんではありす とにかく暗い寒い、、、 | ||||
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| なんだかまるでB級ドラマのような展開に違和感を覚えながらも、一応最後まで読み切った。まず揉み合いながら二人も人を殺めるとかどうなんだろう?ドラマではよくある話だけど、特に警官は捕縛術も身につけてなかったのかなあと思ってしまう。さらに検問を強行突破されているにも関わらず、三角コーンを並べただけで道路を封鎖するの⁈ 止まれの旗で止まる逃亡者なんているのかなあ?小学校の体育館ではばったり子供の知り合いに遭遇するというのもありえない感じ。交渉がうまく行きかけていたところでのSATの介入。せめて救いのあるエンドだったらなあと思ってしまった。 | ||||
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| 人それぞれいろんなドラマがあり生きているのだが震災における家族との別れとか、生きているかもしれない家族を探す父親の思い・・・・家族とは。犯人の生い立ち、父親の真の思いを感じた。 | ||||
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| 単行本が出てたら良かったのですが面白そうで見るのが楽しみです | ||||
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| 当方柚月作品初読みで胃もたれてる。主人公と5歳児直人の道行きはリアルさにかけるし都合よくうっかり殺人も起きすぎ。初出は「週刊新潮」2023年9月7日号〜2024年6月27日号。こちらのユーザー層向けかも。 | ||||
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| 元々著者の小説は好きです。 しかし、本書はストーリーに違和感がありすぎて、唯々惰性で読みました。 ・陳腐なテレビドラマみたいな事の始まり ・これまた陳腐なテレビドラマみたいな人の殺め方(2人とも) ・子供の行動(こんな子供いる?) 震災時に被害あった方の心情と絡めた事件のストーリーには、どうも好きになれませんでした。 | ||||
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| 直木賞候補作ということで、迷わず購入しました。柚月裕子さんの作品はいつも重いテーマを扱っていますが、今回は東日本大震災直後の東北という極限状態が舞台ということで、ただのクライムサスペンスでは終わらないだろうと確信していました。 何より良かったのは、そのテーマの深さと人間ドラマの濃さです。震災の混乱の中で人をあやめてしまい、死を覚悟しながらも北を目指す青年・真柴亮の不運すぎる生い立ちが胸に迫ります。そして、自らも娘を津波で亡くしながら職務を優先せざるを得ない刑事・陣内の心の葛藤が生々しく描かれていて、ただ犯人を追うだけの警察小説とは一線を画しています。この二人に、行方不明の息子を探す漁師の視点が加わるという群像劇的な構成が、物語に立体感と奥行きを与えているのがこの作品の最大の差別化ポイントだと思います。 少し感じた注意点としては、震災直後の被災地や遺体安置所などの描写が非常に生々しいため、読む人によっては辛く感じるかもしれません。しかし、これは震災の悲惨さや重さを忘れさせないための、作者の強い意志の表れだと感じました。作者自身が地元の被災者であることから、その描写には凄まじいリアリティがあります。 人生に絶望し、運命に翻弄されてきた青年が、逃亡の途中で出会う幼い男の子との交流を通じて、生きる希望を見出していくラストは本当に感動的です。これは、単なるミステリーやサスペンスではなく、不条理な運命に立ち向かう人々の魂の物語です。「壊れてしまった人生をもう一度やり直せるのか」という問いに、答えを探したいすべての人に読んでほしい傑作です。 | ||||
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| 残り30ページほどで読むのをやめた。 入り込めなかった。 こんな子供いるのか・・・ 孤狼の血が面白かったので、その後何冊か読んだが超える作品はない・・・。 次回に期待かな。 | ||||
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| 柚木裕子さんの作品は何冊か読んでいてどの作品も面白いです。この作品も面白く一気に読みましたがしんどかったです。東日本大震災がテーマになっています。被災した人たちの避難所での極限状態の様子などがリアルに描かれており 胸が痛いです。現在でも震災後のPTSDで 苦しみ「こころの電話」に相談する人が 多いそうです。この作品に登場する犯人は20代前半。ひょんな事で殺人を犯してしまったが人生、運や運命ってあるんだな、と考えさせられました。 | ||||
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| 結末は無惨だが、グイグイ読ませる。 直木賞候補になることはある | ||||
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| 安定作品最高 | ||||
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| 親子(父子)の思いだけでここまで引っ張るのは無理がある。 | ||||
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| 東日本大震災直後の混乱の中で、被災した人々のやりきれない思いが詰まった一言だと感じた。 真柴と直人の関係性が深まった過程が分からないという感想をよく見るが、私はそうは思わなかった。2人が初めて会ったとき、真柴が直人にかけた言葉。直人から向けられる愛情が、真柴に直人と2人で生きる夢を見せたのだと思う。 | ||||
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| 生まれた時から父はおらず、母は二歳のときに病死。その後は祖父に育てられたが、祖父も九歳のときに他界し、自動養護施設で育った真柴亮。 そんな真柴亮が震災の混乱の最中に、二つの事件を起こしてしまう。 それを捜査する警察官の陣内もまた震災で家族が行方不明の状況にあり、捜査を優先するのか、自分の家族を探すのか苦悩し続ける。 真柴亮という男の不運な人生が切なかった。何も悪いことはしていないのに、トラブルに巻き込まれたり、恨まれたりしながら、指名手配される事態にまで発展する。 一方、陣内も様々な哀しみや苦しさを抱えながら、真柴を逮捕することに全力を尽くすとともに、真柴の目的を懸命に探っていく。 そんな追う者と追われる者の双方が抱える哀しみや、震災の深刻な被害や家族を失った者の喪失感が丁寧に描かれていたが、最後は切ない終わり方だった。 事件を捜査する中で、真柴と関わった人たちが、真柴が少年のことを大切にしていたこと、そして少年が真柴から離れようとしなかったことを警察に伝えていたら結末は違ったのだろうかと思わずにはいられなかった。 | ||||
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| 大変迅速丁寧な対応で受け取りました商品にも満足しています! | ||||
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