ミカエルの鼓動



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.67pt (10max) / 3件

7.43pt (10max) / 21件

Amazon平均点

3.53pt ( 5max) / 51件

楽天平均点

3.93pt ( 5max) / 17件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []B
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

49.50pt

9.50pt

10.50pt

47.50pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2021年10月
分類

長編小説

閲覧回数3,340回
お気に入りにされた回数4
読書済みに登録された回数25

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

ミカエルの鼓動 (文春文庫)

2024年10月09日 ミカエルの鼓動 (文春文庫)

少年の命を救うのは、どちらの正義か。 大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。 あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。 「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。 そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。 大学病院の暗部を暴こうとする記者が、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。 二人の医師の「志」がぶつかり合い、大学病院の闇が浮かび上がる。 命を救うための、正義とは――。 気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。 堂々の文庫化!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

ミカエルの鼓動の総合評価:7.09/10点レビュー 54件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ミカエルの鼓動の感想

医療の現場のストーリーですが、医療に関わらず自身の仕事に対する誇り、自信、謙虚、感謝、仲間、チームワーク…といったところがメッセージでしょうか。
おもしろかったです。終盤は、真木ではなく、航くんの術後を描写した方が良かった気がするが、そこはプロローグとエピローグの関係なんですかね…。

kmak
0RVCT7SX
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

医療と命の本質を問う物語だが、予定調和で終わってしまった(非ミステリー)

2020年から21年に週刊文春に連載された、長編小説。手術支援ロボットか、従来の手術かで対立する医師たちの葛藤を描いた医療小説だが、ミステリーではない。
ポイントは「ロボットの欠陥を知った時、それでも手術で救える命があれば使用すべき」なのか、「万が一を考えれば、欠陥を公表すべき」なのかで悩む、ロボット支援手術のカリスマ医師の葛藤。対立する従来手術の天才がいい味を出していて、これは面白そうと思ったところで、まあ現状では誰もが容認する予定調和なエピローグになり、ちょっと肩透かし。ただ、筆者の筆力が抜群なので、ミステリーとしては物足りないが最後まで面白く読めることは間違いない。
医療ミステリー、医療小説のファンにオススメする。

iisan
927253Y1
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ミカエルの鼓動の感想

著者の警察ミステリを読んでいれば、その表現力たるや右に出るものなしと言えると思うが、医療ミステリでも遺憾なく発揮されている。その緻密さは一読瞭然。直木賞候補も頷ける。
ただし西條は「孤狼の血」のガミさんや日岡、佐方貞人に比べるとやや魅力に劣るか。西條と航の交流は心温まるものがあったけど。

本好き!
ZQI5NTBU
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.51:
(5pt)

手術支援ロボット「ミカエル」は天使か悪魔か

『ミカエルの鼓動』は、第166回直木賞候補にもなった読み応えのある長編医療小説である。
物語の舞台は北海道の札幌にある大学病院。主人公は手術支援ロボット「ミカエル」を使った心臓手術の第一人者である心臓外科医の西條泰己。病院長が招聘したドイツ帰りの天才外科医真木一義が、同じ病院にやって来る。難病をかかえたある少年の手術方法をめぐって、二人は対立してしまう。西條が主張する手術支援ロボット「ミカエル」を使った手術か、真木が主張する従来の開胸手術か。
物語は西條の視点で進んでいく。500ページを超える長編の作品であるが、内容が面白く文章も読みやすいので、サクサクと読んでいける。心理描写が巧みで、主人公西條の医師としての心の葛藤や生き方、そしてライバル真木への嫉妬心などが見事に描かれている。
方法は異なるが、「命を救う」という強い意志を持っている点においては二人は同じである。手術の場面では、緊迫した状況の中で西條と真木がお互いの医師としての力量を認め合い、力を合わせて少年の命を救うために全力を尽くす姿に心を打たれる。
いきなり登山の話から物語が始まるのには驚かされたが、それにはきちんとした理由があった。最後まで読むと、なるほどと納得できる。
大学病院を辞めた主人公の西條は、このあとどうなってしまうのだろうか?再び医師として復帰するのだろうか?そして、真木は?読み終えた後、二人の医師のその後がどうにも気になり、続きが読みたくなる。ぜひ続編が出ることを期待したい。
著者の柚月裕子氏は、検事、警察官、弁護士、ヤクザ、棋士、臨床心理士、そして今回の医師など様々な世界の人間を描いてきている。その作品の幅の広さに驚かされる。そして、どの作品も面白く読み応えがあり、人間ドラマが見事に描かれている。
蛇足になってしまうが、私は半年ほど前に手術支援ロボット「ダヴィンチ」による前立腺の手術を受けた。開腹手術に比べて出血量が極めて少なく身体への負担が少ないので、手術の翌日には病室や廊下を普通に歩くことができた。さすがにベッドから起き上がる時は腹筋が痛かったが。
手術の傷も腹部に1~3cmの小さな傷が6カ所あるのみ。その傷も今ではほとんど目立たなくなり、とても全身麻酔下で大きな手術を受けたようには思えないほどである。個人的には、ロボット手術を選択して本当に良かったと思っている。
ちなみに、ネットで調べてみたところ、世界中でかなりの数の手術支援ロボット「ダヴィンチ」が使用されているが、現在まで誤作動は報告されていないようである。
ミカエルの鼓動 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ミカエルの鼓動 (文春文庫)より
4167922819
No.50:
(5pt)

確かに

後書きで一気に読み切ったとかいていまさたが…確かに! 読み進めたくなる作品でした
ミカエルの鼓動Amazon書評・レビュー:ミカエルの鼓動より
4163914420
No.49:
(2pt)

稚拙である。読み物としては面白い。

この分野(心臓手術)の周辺にいた者として、この本の描写は頂けない箇所が多すぎる。

頁16:血筋保護液→そんな言葉はない→血液心筋保護液
頁14:テフロンフェルトで補強した冠状動脈ボタンを。。とあるが、これはBentall手術?ミカエルがどんな機械はわからないが、現在のDa VinciなどでBentall手術は出来無い。絶対に。。
頁15:器械出しは医師がしている? 変だ。
頁41:循環器外科専攻医になってから 五ヶ月の医師が第一助手→アリエナイ。
頁42:手術前に行われる検査結果を西條はあまり信用していない→アリエナイ。馬鹿らしい話。
頁 42:その結果に裏切られた事が多い→アリエナイ。手術前の検査の裏切られることが多ければ手術などできないでしょう。
頁44:血管壁が裂ける大動脈解離→血管内膜が裂ける大動脈解離:血管壁が裂けたら破裂でしょう
頁111:患者の心臓を止めて、人工心肺に乗せるのだ。オイオイ、人工心肺にのせる前に心臓止めたら死んでしまうよ。
頁159:狭くなった血管を別の血管につなげる→イミフ?狭くなった血管の末梢に別の血管をつないで血流を確保するなら意味がわかるが。。
かくの如く、様々、、変だ。変な描写が多すぎる。
中でも
頁419:左室の筋肉をハサミで切ってしまったという描写がある。切れた左心室を修復するのは簡単ではない。簡単に治るようなモノではない。ここに至って読むのを止めた。
著者の取材力の無さが露呈している。著者の警察小説も、多分、同様に「稚拙」なのだろう。読み物としては面白いが。。
もっと、きちんと取材すべき、そして、プロの検証をうけるべきだと思う。
ミカエルの鼓動 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ミカエルの鼓動 (文春文庫)より
4167922819
No.48:
(5pt)

心臓の描写がよかった 取材がすごい

ダヴィンチ手術みたいなロボット手術のミカエル。
ロボットの手術が怖くなりました。
手術の描写がかなりリアルですが、棒を突っ込むのに胸骨に穴を開けないといけないと思うのですが、その描写がなかったように思います。ちょっと残念。
主人の西城の信念がすごくよかったです。
オーディブルで聴きましたが、ボリュームが小さかったです。時折、ナレーターの人が大声を出すと声が太くなっていてチグハグ感がありました。
ここらへんはどうにかして欲しいです。
ミカエルの鼓動Amazon書評・レビュー:ミカエルの鼓動より
4163914420
No.47:
(2pt)

改行多すぎ

内容は面白いんですが、ひと昔前の少女小説並みに改行が多く、下半分がスッカスカなページが散見されます。
ページ数稼ぎ?と勘繰ると損した気になるので、もう少しひと段落が長い方が好きです。
ミカエルの鼓動Amazon書評・レビュー:ミカエルの鼓動より
4163914420



その他、Amazon書評・レビューが 51件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク