ミカエルの鼓動
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.67pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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医療の現場のストーリーですが、医療に関わらず自身の仕事に対する誇り、自信、謙虚、感謝、仲間、チームワーク…といったところがメッセージでしょうか。 | ||||
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2020年から21年に週刊文春に連載された、長編小説。手術支援ロボットか、従来の手術かで対立する医師たちの葛藤を描いた医療小説だが、ミステリーではない。 | ||||
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著者の警察ミステリを読んでいれば、その表現力たるや右に出るものなしと言えると思うが、医療ミステリでも遺憾なく発揮されている。その緻密さは一読瞭然。直木賞候補も頷ける。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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『ミカエルの鼓動』は、第166回直木賞候補にもなった読み応えのある長編医療小説である。 物語の舞台は北海道の札幌にある大学病院。主人公は手術支援ロボット「ミカエル」を使った心臓手術の第一人者である心臓外科医の西條泰己。病院長が招聘したドイツ帰りの天才外科医真木一義が、同じ病院にやって来る。難病をかかえたある少年の手術方法をめぐって、二人は対立してしまう。西條が主張する手術支援ロボット「ミカエル」を使った手術か、真木が主張する従来の開胸手術か。 物語は西條の視点で進んでいく。500ページを超える長編の作品であるが、内容が面白く文章も読みやすいので、サクサクと読んでいける。心理描写が巧みで、主人公西條の医師としての心の葛藤や生き方、そしてライバル真木への嫉妬心などが見事に描かれている。 方法は異なるが、「命を救う」という強い意志を持っている点においては二人は同じである。手術の場面では、緊迫した状況の中で西條と真木がお互いの医師としての力量を認め合い、力を合わせて少年の命を救うために全力を尽くす姿に心を打たれる。 いきなり登山の話から物語が始まるのには驚かされたが、それにはきちんとした理由があった。最後まで読むと、なるほどと納得できる。 大学病院を辞めた主人公の西條は、このあとどうなってしまうのだろうか?再び医師として復帰するのだろうか?そして、真木は?読み終えた後、二人の医師のその後がどうにも気になり、続きが読みたくなる。ぜひ続編が出ることを期待したい。 著者の柚月裕子氏は、検事、警察官、弁護士、ヤクザ、棋士、臨床心理士、そして今回の医師など様々な世界の人間を描いてきている。その作品の幅の広さに驚かされる。そして、どの作品も面白く読み応えがあり、人間ドラマが見事に描かれている。 蛇足になってしまうが、私は半年ほど前に手術支援ロボット「ダヴィンチ」による前立腺の手術を受けた。開腹手術に比べて出血量が極めて少なく身体への負担が少ないので、手術の翌日には病室や廊下を普通に歩くことができた。さすがにベッドから起き上がる時は腹筋が痛かったが。 手術の傷も腹部に1~3cmの小さな傷が6カ所あるのみ。その傷も今ではほとんど目立たなくなり、とても全身麻酔下で大きな手術を受けたようには思えないほどである。個人的には、ロボット手術を選択して本当に良かったと思っている。 ちなみに、ネットで調べてみたところ、世界中でかなりの数の手術支援ロボット「ダヴィンチ」が使用されているが、現在まで誤作動は報告されていないようである。 | ||||
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後書きで一気に読み切ったとかいていまさたが…確かに! 読み進めたくなる作品でした | ||||
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この分野(心臓手術)の周辺にいた者として、この本の描写は頂けない箇所が多すぎる。 頁16:血筋保護液→そんな言葉はない→血液心筋保護液 頁14:テフロンフェルトで補強した冠状動脈ボタンを。。とあるが、これはBentall手術?ミカエルがどんな機械はわからないが、現在のDa VinciなどでBentall手術は出来無い。絶対に。。 頁15:器械出しは医師がしている? 変だ。 頁41:循環器外科専攻医になってから 五ヶ月の医師が第一助手→アリエナイ。 頁42:手術前に行われる検査結果を西條はあまり信用していない→アリエナイ。馬鹿らしい話。 頁 42:その結果に裏切られた事が多い→アリエナイ。手術前の検査の裏切られることが多ければ手術などできないでしょう。 頁44:血管壁が裂ける大動脈解離→血管内膜が裂ける大動脈解離:血管壁が裂けたら破裂でしょう 頁111:患者の心臓を止めて、人工心肺に乗せるのだ。オイオイ、人工心肺にのせる前に心臓止めたら死んでしまうよ。 頁159:狭くなった血管を別の血管につなげる→イミフ?狭くなった血管の末梢に別の血管をつないで血流を確保するなら意味がわかるが。。 かくの如く、様々、、変だ。変な描写が多すぎる。 中でも 頁419:左室の筋肉をハサミで切ってしまったという描写がある。切れた左心室を修復するのは簡単ではない。簡単に治るようなモノではない。ここに至って読むのを止めた。 著者の取材力の無さが露呈している。著者の警察小説も、多分、同様に「稚拙」なのだろう。読み物としては面白いが。。 もっと、きちんと取材すべき、そして、プロの検証をうけるべきだと思う。 | ||||
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ダヴィンチ手術みたいなロボット手術のミカエル。 ロボットの手術が怖くなりました。 手術の描写がかなりリアルですが、棒を突っ込むのに胸骨に穴を開けないといけないと思うのですが、その描写がなかったように思います。ちょっと残念。 主人の西城の信念がすごくよかったです。 オーディブルで聴きましたが、ボリュームが小さかったです。時折、ナレーターの人が大声を出すと声が太くなっていてチグハグ感がありました。 ここらへんはどうにかして欲しいです。 | ||||
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内容は面白いんですが、ひと昔前の少女小説並みに改行が多く、下半分がスッカスカなページが散見されます。 ページ数稼ぎ?と勘繰ると損した気になるので、もう少しひと段落が長い方が好きです。 | ||||
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