(短編集)

令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法



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令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法

2023年01月26日 令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法

通称:令和反逆六法―― 六つのレイワ、六つの架空法律で、現行法と現実世界にサイドキック! 「命権擁護」の時代を揺さぶる被告・ボノボの性行動、「自家醸造」の強要が助長する家父長制と女たちの秘密、「労働コンプライアンス」の眩しい正義に潜む闇……。 痛烈で愉快で洗練された、仕掛けだらけのリーガルSF短篇集。(「BOOK」データベースより)




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No.9:
(2pt)

新法を作る必要性に欠ける、薄味の風刺SF

「このミス」大賞受賞後もコンスタントに作品を書いている著者のSF短編集だが、残念ながら期待していたほどの出来ではなかった。
最大の問題は、「リーガルSF」と銘打ちながら法律要素が薄いことにあるだろう。この作品は各短編ごとに架空の法律が制定され、それに基づくエピソードを書くことで現実社会が抱える問題を炙りだそうと試みているのだが、それぞれの新法はその世界を成立させるための理由として最初に提示されているだけであり、特に条文の具体的な内容や解釈が議論されるわけではない(法廷ミステリの体裁を取る第1話だけは少し議論される)。はっきり言ってわざわざ法律を作らなくても成立するような話ばかりなので、これをリーガルSFというのは看板倒れだろう。

そうすると結局普通のパロディSFということになってしまうが、特に作者が弁護士である意義が見いだせないうえ、作中の風刺の度合いも筒井康隆のような先達には遠く及ばないため、結果として取り立てて特徴のない作品になっている。もっと法律の具体的な条文の文言を設定し、その解釈を議論するような内容を期待していたのに期待外れだった(法制執務に携わっていたわけでもなく、数年間弁護士活動をしていただけの著者にそこまで期待するのは酷かもしれないが)。

他には、第4話はAmazon倉庫の潜入ルポルタージュをそのまま引き写してきたような話、第5話はストーリーの流れが完全に「最後の喫煙者」そのままで、いずれも数合わせという言葉がぴったりのやる気のない作品だった。第4話については視点がやたらぶれるのも気になる。視点を動かすこと自体は作者の自由だから細かいことは言いたくないのだが、同じ段落内で一人称と三人称を混在させるのは勘弁してほしい。締め切りに迫られて推敲する時間もなかったのだろうか。

一応言っておくと、第6話だけはミステリ風味もほどよく加えられていて面白かった。この作者は麻雀小説を書く方が剥いているのかもしれない。
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4087718212
No.8:
(2pt)

オチが理解不能

新川帆立らしく、文章は読みやすくテンポが良い。
が、この短編集はなんなのだろう…ハッピーエンドではなく、バッドエンドとも言いにくい中途半端な終わり方。短編だから登場人物の背景も薄っぺらく、理解できないことが多い。
過去作どれも好きだが、これはお金の無駄と感じる。
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4087718212
No.7:
(3pt)

楽しく読みました

うんうん。という感じ
もうコンスタントに一定水準安定供給で安心してあてに出来る
デビュー後しばらくは「まだあてにしちゃダメだぞ」の保険的な抑制が掛かるんだけど大丈夫だな
2作目がデビュー続編だったからひやひやしながら追ってたが、大丈夫行ける
今後も楽しみです
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4087718212
No.6:
(4pt)

係争中の方にお薦め

SFながら大変リアルな話だと思いました。
国政に対する痛烈な批判でもあります。
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4087718212
No.5:
(4pt)

現代版ブラックユーモア、ただしミステリー色は薄め

小説すばるに掲載した短編小説をまとめた書籍です。

連作短編っていうわけじゃないですが、
どの短編も、かつて星新一とか筒井康隆がやってたような
ブラックユーモアを
現代版にアップデートした感じになっています。

「もしもこんな法律があったら、社会はこんなふうに変わって
きっとこんな人が出てくるよね」みたいな寓話がメインということもあって、
いわゆるミステリー的な、犯人が誰とか、どんなトリックを使ったとか、
そういう謎解き要素はあんまりないです。
なのでそういうのを期待すると肩すかしを食らいます。

SFファンをどれくらい取り込めるかはわかりませんが
別に弁護士畑出身の作家がみんなミステリーを書かなくちゃいけないとは
思わないので
これはこれでありだと思いますよ。
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4087718212



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