魔女の檻
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魔女の檻の総合評価:
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ホラー小説には、超常現象で満たされたものと、本当に怖いのは人間であると謎解きされたものがあると思います。「この村の秘密は絶対に見抜けない。」というカバーの文字に、これはどちらだろうと読み始めましたが、途中から怖くて逃げ出したくなりました。でも警察署長ジュリアンのことが心配で最後まで読み切り、結末が語られるまで現代の物語であることを忘れていました。 | ||||
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現実の、村規模の実験だった方が迫力あったのに……。 | ||||
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かつて魔女の集団処刑があったという伝説の村モンモール。 ジュリアンは警察署長として赴任先のモンモール村に向かう。前任の警察署長は事故死したという。 村には、村の土地をほとんど所有しているという実業家のティオンヴィル氏が豪奢な屋敷に住んでいる。ティオンヴィル氏のおかげもあって、この村には犯罪らしい犯罪というものがないという。 彼はジュリアンを屋敷に呼びつけると、病気だった娘を15年前に殺害した犯人を捜してくれ、とジュリアンに依頼する。 ジュリアンは村の調査を始めるが、同時に突然のように、立て続けに村人が不審死を遂げ、ジュリアンは徐々にこの村に隠されたなにか不穏な影に気がつくのだった。 どこかの書評に「体調が良いときに読んでください」などと書いてあったので、魔女狩り、拷問など凄惨な描写があるのかと構えて読み始めたが、そんな展開はなく冗長で退屈なそして意味不明な描写が延々と続き、読むこと自体が拷問かとさえ感じた。 で、結論としてはこの小説は魔女の話とは全く無関係。「魔女」という魅力的な言葉に魅かれて読み始めると、間違いなく失望します。 そして、結局、私が苦労して読み終えたこの話のどこまでが現実だったのでしょうか? | ||||
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ジェローム・ルブリの著作を読むのは「魔王の島」(2022/9月)以来になります。 二年前モンモール村で多くの村民が謎の死を遂げた事件の真相を教えるべく新人記者のカミーユが或る女性、エリーズと共に<モンモール村>へと向かいます。物語は入れ子の構造を持っていますが、2021年11月、主人公のジュリアンは新人の警察署長として<モンモール村>に赴任。モンモール村では二年前羊飼いのジャン=ルイが羊たちを殺害し、その後死亡するという不可解な事件が発生していましたがそのことが引鉄になったのかどうか別の事件が発生し、尚且つジュリアンは村長のティオンビルから或ることを依頼されることになります。 <モンモール村>の歴史。幾つかの恐ろし出来事。「死者の山」。それに続く相次ぐ惨事。謎の声。シェイクスピアとサン=テグジュペリ。ホラーですからこれ以上、そのストーリーを語ることはできません。 終盤までサクサクと読み進めることができ、ページ・ターナーであることは間違いありません。(但し、それほど怖いわけでもありませんね(笑)。一方で読んでいる貴志祐介の「さかさ星」の方が怖い。おそらく私が西洋の恐怖を理解していないことに起因しているかもしれません) そして、この一連の事件の謎解きがされる終盤以降についてどう評価されるのか? 私は、あまり感心できませんでした。むしろ謎解きがない方がホラーとして成立しているようなそんな思いもあります。評価が分かれる所以と言っていいかもしれません。 この物語が曖昧模糊な中に沈んでしまっても私は構いません。何故なら、「いちばん大切なことは、目に見えない」から(「星の王子さま」より)。 ◾️「魔女の檻」(ジェローム・ルブリ 文藝春秋) 2024/10/12。 | ||||
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