ターングラス 鏡映しの殺人
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本書は二つの物語から構成されています。 「エセックス篇」。1881年、ロンドン。医師のシメオン・リーは或る理由からエセックス沿岸のレイ島にある<ターングラス館>で暮らすオリヴァー・ホーズ司祭を訪ねます。彼はシメオンの父親のいとこですが、五日前から体調不良で伏せっており、誰かが自分に毒を盛っていると語ります。そして、複数の変死体が発見されていきます。その真相はいかに? 「カリフォルニア篇」。1939年、LA。映画俳優を目指しているケン・コウリアンは作家オリヴァー・トゥックが主催するビーチ・パーティに参加しますが、その屋敷は<ターングラス館>と呼ばれ、ほぼ全体がガラスでできていました。オリヴァーの父親は現在のカリフォルニア知事であり、ケンは二十五年ほど前にオリヴァーの弟・アレグザンダーが誘拐されて殺されたことを知ります。そして、その後オリヴァーが<ターングラス館>の書斎塔で死体となって発見されることになります。その後の経過はいかに? <テート・ベーシュ>をどう理解するか?或いは、メビウスの環のようにいかに二つのストーリーが循環するのか?いわく言い難いアーキテクチャが施されていますので、これ以上語ることができません。 完成度という点では「エセックス篇」が優れていると言えますが、「エセックス篇」は「カリフォルニア篇」があってはじめてその輝きを得ていますので、どちらがいいか?という問いかけはやはり無意味なのでしょう。 そして、最大の美点は、「エセックス篇」から「カリフォルニア篇」を読み終えた後、読者は再度「エセックス篇」へと舞い戻ることになります。 この物語はいつまでも断ち切れない"女衒"のように私に付きまとう(笑)。 ◾️「ターングラス 鏡映しの殺人 "The Turnglass"」(ガレス・ルービン 早川書房) 2024/9/23。 | ||||
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