捜索者の血



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初公開日(参考)2025年02月
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長編小説

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捜索者の血

2025年02月06日 捜索者の血

世界的人気作家が贈る脱獄/逃亡スリラー! 3歳の息子マシュウを殺した罪で5年前から終身刑に服するデイヴィッド。彼にとっては身に覚えのない罪だったが、喪失感と愛する者を守れなかった後悔から無実を訴えることなく刑に服していた。しかし元妻の妹が面会に現れ、1枚の写真を彼に見せる。そこには、成長したマシュウの姿が写っていた。デイヴィッドは真実を突き止めてマシュウを取り戻すため、脱獄を決意するが……。 ニューヨークタイムズベストセラーリスト1位、Netflixでドラマ化決定。 『偽りの銃弾』(Netflix)、『シェルター』(Amazon Prime)など数々の自著を映像化し大成功を収め続ける、世界的ベストセラー作家ハーラン・コーベン。絶好調のエンタテイナーが贈る、脱獄/逃亡スリラーの傑作!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

捜索者の血の総合評価:8.25/10点レビュー 4件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

父親の情の強さと物語展開のご都合主義が、ややチグハグ

このところ邦訳が順調に刊行され、日本でも徐々に人気が高まってきたコーベンの最新作。我が息子を殺した罪で服役中の男が、息子が生きているのではないかという証拠写真を見せられ、脱獄して息子を取り返すアクション・サスペンスである。
3歳の息子・マシュウが自宅で殺害され、父親・デイヴィッドが逮捕された。自分はやってないのだが「マシュウを守れなかった」責任を痛感するデイヴィッドは、あえて無実を主張することなく終身刑で服役していた。5年が経過した頃、離婚した妻の妹・レイチェルが面会に訪れ、マシュウらしき子供が映った写真を見せられる。「マシュウは生きている」と確信したデイヴィッドは家族同然に付き合ってきた刑務所長の助けも借りて脱獄し、マシュウの存在と事件の背景を解明しようとする。警察やFBIの厳しい追及を避けながら、決死の思いで徒手空拳の挑戦を続けたデイヴィッドがたどり着いたのは、思いもよらない策謀と裏切りの物語だった。
死んだはずの息子が生きている、その可能性だけで父親はここまで危険な道を進むのか、という熱いストーリー。デイヴィッドの一途さに圧倒される反面、事件の背景や動機、ストーリー展開エピソードが軽薄で、最後まで物語に没頭できなかったのが残念。ネットフリックスでドラマ化決定したようで、確かに映像化されると良さそう。
孤軍奮闘するヒーローもののファンにオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(5pt)

そのきもち、わかる。

脱獄して逃亡と、手に汗握るスリル満点の544P。
”1千万分の1の確率”はこの小説を生ませた。
それは「私はやってない」からはじまる。
1枚の写真の真実。
わが子を取り戻すため、危険を顧みず、執念を燃やす。
捜索者の血Amazon書評・レビュー:捜索者の血より
4094073434
No.2:
(4pt)

奪われた子を取り戻す父親の執念

主人公デイヴィッドの子に対する愛情、非常に強い目的意識、既に何もかも失っている男の捨て身の姿勢に魅せられる。
まずはどうやって脱獄するのか? 息子はどこにいるのか? 殺人偽装の背景は何か?
テンポのいいスピーディーな展開で退屈させられることはない。
なかなかありえない都合のいい展開や偶然を随所で感じるが、まずはそれがなければ脱獄から無理だ。
軽妙でありながらアクションシーンは迫力があり、しっかりと没頭してしまった。非常に読みやすい。
ハーラン・コーベンの著書は他には『森から来た少年』を読んだが、いずれも独特のものがある。「劇的」な面が強いので、テレビドラマにはうってつけなのだろう。
難をつければ表紙カバーの少年の写真は別のものを選べなかったのだろうか(口元がよくない)。原書は違うので小学館のセンスの問題。
捜索者の血Amazon書評・レビュー:捜索者の血より
4094073434
No.1:
(4pt)

スリリングな脱出劇+攻撃的逃避行。<血>の悲劇

その邦題からつい大沢在昌の「追跡者の血統」を思い出してしまったため、本書を読み終えてみると想定外のストーリーだったことに気付きました。ハーラン・コーベンを読むのは、「ザ・マッチ」(2023/11月)以来になります。
 主人公、ディヴィッド・バロウズは三歳の息子のマシュウを殺害した罪で有罪となり、収監されています。その凶器を隠している現場を目撃したという近隣住民の証言もあって有罪が確定したわけですが、状況証拠からは無罪を主張することも可能でした。しかし、ディヴィッドは父親としての罪悪感から敢えて判決を受け入れ服役していました。そこにディヴィッドの別れた妻の妹、レイチェルが現れ、彼女はディヴィッドに一枚の写真を掲げて見せます。それは或る旅行の最中に撮影された写真でしたが、背景に大人の男に手を引かれた少年の姿がありました。彼は、その少年がマシュウであることを認めます。そして、ディヴィッドは自分自身の手でその謎を解くべく協力者の手を借りて刑務所を脱獄することにします。果たして、ディヴィッドは上手く脱獄>できるのか?(できなければ物語が終わってしまいますが(笑))この謎の真相の行方は?
 紛れもなくページ・ターナーでしたが、スリリングなディヴィッドの脱出劇+攻撃的逃避行に加えて、伝統的な米国<西海岸探偵小説>の如き<血>と<家庭>の悲劇が追求されています。「ザ・マッチ」とは異なるストーリー・テリングでありながら、同作の弁護士、へスター・クリムスティーンが脇役を固め、DNA鑑定に話が及ぶあたり前作との継続性も見え隠れします。
 二人のFBI特別捜査官、マックスとサラのコンビもまた新鮮でした。その丁々発止のやり取りに至っては、翻訳者、田口俊樹さんの面目躍如と言ってもいいでしょう。
 また、最も印象深い登場人物は、犯罪組織の元トップでもあるニッキー・フィッシャーの存在感にあります。彼の醸し出す人生の機微であったり、洞察力は、私に結局のところこの世の中で<極道>が最も共感できる所以だと感じさせます。或る意味、困ったものです(笑)。いずれにしても人生にはいい面と悪い面があります。まるでスリラーにはいい刑事と悪い刑事がいるように。
 ▫️「捜索者の血 "I Will Find You"」(ハーラン・コーベン 小学館文庫) 2025/2/7。
捜索者の血Amazon書評・レビュー:捜索者の血より
4094073434



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