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捜索者の血



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【この小説が収録されている参考書籍】
捜索者の血

捜索者の血の評価: 4.50/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

期待を裏切らない。

読書中、でも展開が面白くて結末が楽しみ。
捜索者の血Amazon書評・レビュー:捜索者の血より
4094073434
No.3:
(5pt)

そのきもち、わかる。

脱獄して逃亡と、手に汗握るスリル満点の544P。
”1千万分の1の確率”はこの小説を生ませた。
それは「私はやってない」からはじまる。
1枚の写真の真実。
わが子を取り戻すため、危険を顧みず、執念を燃やす。
捜索者の血Amazon書評・レビュー:捜索者の血より
4094073434
No.2:
(4pt)

奪われた子を取り戻す父親の執念

主人公デイヴィッドの子に対する愛情、非常に強い目的意識、既に何もかも失っている男の捨て身の姿勢に魅せられる。
まずはどうやって脱獄するのか? 息子はどこにいるのか? 殺人偽装の背景は何か?
テンポのいいスピーディーな展開で退屈させられることはない。
なかなかありえない都合のいい展開や偶然を随所で感じるが、まずはそれがなければ脱獄から無理だ。
軽妙でありながらアクションシーンは迫力があり、しっかりと没頭してしまった。非常に読みやすい。
ハーラン・コーベンの著書は他には『森から来た少年』を読んだが、いずれも独特のものがある。「劇的」な面が強いので、テレビドラマにはうってつけなのだろう。
難をつければ表紙カバーの少年の写真は別のものを選べなかったのだろうか(口元がよくない)。原書は違うので小学館のセンスの問題。
捜索者の血Amazon書評・レビュー:捜索者の血より
4094073434
No.1:
(4pt)

スリリングな脱出劇+攻撃的逃避行。<血>の悲劇

その邦題からつい大沢在昌の「追跡者の血統」を思い出してしまったため、本書を読み終えてみると想定外のストーリーだったことに気付きました。ハーラン・コーベンを読むのは、「ザ・マッチ」(2023/11月)以来になります。
 主人公、ディヴィッド・バロウズは三歳の息子のマシュウを殺害した罪で有罪となり、収監されています。その凶器を隠している現場を目撃したという近隣住民の証言もあって有罪が確定したわけですが、状況証拠からは無罪を主張することも可能でした。しかし、ディヴィッドは父親としての罪悪感から敢えて判決を受け入れ服役していました。そこにディヴィッドの別れた妻の妹、レイチェルが現れ、彼女はディヴィッドに一枚の写真を掲げて見せます。それは或る旅行の最中に撮影された写真でしたが、背景に大人の男に手を引かれた少年の姿がありました。彼は、その少年がマシュウであることを認めます。そして、ディヴィッドは自分自身の手でその謎を解くべく協力者の手を借りて刑務所を脱獄することにします。果たして、ディヴィッドは上手く脱獄>できるのか?(できなければ物語が終わってしまいますが(笑))この謎の真相の行方は?
 紛れもなくページ・ターナーでしたが、スリリングなディヴィッドの脱出劇+攻撃的逃避行に加えて、伝統的な米国<西海岸探偵小説>の如き<血>と<家庭>の悲劇が追求されています。「ザ・マッチ」とは異なるストーリー・テリングでありながら、同作の弁護士、へスター・クリムスティーンが脇役を固め、DNA鑑定に話が及ぶあたり前作との継続性も見え隠れします。
 二人のFBI特別捜査官、マックスとサラのコンビもまた新鮮でした。その丁々発止のやり取りに至っては、翻訳者、田口俊樹さんの面目躍如と言ってもいいでしょう。
 また、最も印象深い登場人物は、犯罪組織の元トップでもあるニッキー・フィッシャーの存在感にあります。彼の醸し出す人生の機微であったり、洞察力は、私に結局のところこの世の中で<極道>が最も共感できる所以だと感じさせます。或る意味、困ったものです(笑)。いずれにしても人生にはいい面と悪い面があります。まるでスリラーにはいい刑事と悪い刑事がいるように。
 ▫️「捜索者の血 "I Will Find You"」(ハーラン・コーベン 小学館文庫) 2025/2/7。
捜索者の血Amazon書評・レビュー:捜索者の血より
4094073434

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