暗殺の冬
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あらすじ
1986年、冬。スウェーデン首相が暗殺された夜に、寂しい寒村でひとりの女性が殺された。それは連続殺人犯の最初の犯行だった。しかし暗殺事件の余波で捜査は十全に行われず、第二、第三の事件を許すことになった。第一の被害者を救えなかった刑事スヴェンは姿なき暴行魔を単身、追い続けた。執念の捜査は警官となった息子ヴィダルに引き継がれたが……。そして現在。作家である「私」はこの村に帰郷する。かつてスヴェンの相棒の刑事だった老女エヴィと私が知り合ったことで、ついに封印されていた恐るべき「罪」が姿をあらわしはじめる。30年以上にわたる歳月、罪、秘密。最年少で最優秀スウェーデン・ミステリーを受賞し、スウェーデンと北欧のミステリー賞を総なめにしてきた最重要作家カールソンの出世作、日本上陸。(「BOOK」データベースより)
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評判
暗殺の冬の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
暗殺の冬の総合評価:
8.36/10点 レビュー 11件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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いっぽうで訳文は不自然で読みにくい。おそらく原文も短いセンテンスで訥々と語る文体なのだろうが、それをまるで中学生の英文和訳のように、「意味を取っておけば良いでしょ」という感じで日本語に置き換えただけ。プロの「翻訳家」と称する人たちのなかには、そうやってとりあえず日本語に置き換えてしまってからちょいちょい手を入れる、というスタイルの人が一定数いるのだろうが、そういう人たちに文学作品の翻訳は向かない。
棚橋志行という人の翻訳は初めて読んだが、この人が過去に訳したものは英語ばっかりで、スウェーデン語のものはない。はたしてちゃんとスウェーデン語の原文を読んだのか?英語訳を参照しまくったのではないか?などと勘ぐりたくなるが、どっちみち、英語の作品であったとしてもこの人の翻訳では読みたくない。
こんなことならカールソンの他の作品は英語訳で読みますので、文春文庫さんに中途半端なものを出していただくにはおよびません。
そういえば、タイトルと内容が合っていないというレビューを見かけたが、原作のタイトルは「太陽よ、私を照らしてくれ」というような意味らしい。個人的には「暗殺の冬」もまあわかるけれども、内容に即して言えば「(スウェーデンの歴史に残る)暗殺(事件)の(起こった)冬(に起きた、それとは別の事件とその後の顛末)」ということになるだろうから、訳題に不満を持つ人もいるだろうと思う。