(短編集)
ぼくらは回収しない
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そうそう、世の中回収できることばっかじゃないよね。 | ||||
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各賞を獲得した「ルナティック・レトリーバー」はおもしろい。 細かな伏線を回収し、あれはこういうこと、それはそういうこと、だから犯人は君だ!という最近の小説にありがちなパターンを否定し、伏線に見えるのは事件とはなんの関係もない偶然のできごとと切り捨てていくのは斬新といえるだろう。星4つは、この作品だけの評価 ただ、その手法は二回以上繰り返すとつまらないので、二作品目から苦労するよね。城塚翡翠が、あのトリックは秀逸だけど、それが明らかにされてしまったあとは まったくつまらない駄作に落ちたように、この作家さんも二作目以降に苦しんでいる感じ。「ルナティック・レトリーバー」以外は、いまひとつだね。 「カエル殺し」は無駄に話が長い。事件が起きる前の前半、伏線部分が冗長。伏線回収を否定する書籍タイトルなのに、一生懸命伏線ストーリーを書きすぎ。他のレビュー者は、「推理小説ではなく青春小説」と評価しているが、本気で青春小説書くつもりだったのならいいけど青春小説と思われるほど伏線が長くなってしまった推理小説は失敗作と言わざるをえない。 その一方で、「追想の家」は掌編小説とも言うべき短さ。なにも事件というべきことが起きないので、あっというまに話が終わってしまう。やはり、「推理小説ではなく青春小説」というのが正解なのかな? 長すぎたり短すぎたりしない、適切な枚数で作品をしあげられないと、今の時代の商業誌に掲載できないから作家として生き残っていくために編集者による指導が必要だと思う。おもしろい作品も書ける若手なので、良い編集者による育成に期待します | ||||
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もちろん殺人事件も起こっているのですが、基本的に「動機」というほどのものはなく「密室」というほどでもなく「トリック」といえるほどのものでもないのであくまで基本は「青春小説」になると思います。もちろん明治時代から続く青雲の志を抱いた若者のお話ではありませんが、現在形で生きる若者たちの悩みや感覚にそれとなく共感できるのか、がカギになります。 遥か昔に想いを巡らして読みましたが、歳をとって後から考えてみると青春時代の悩みなど小さいもので、大人になってから次々と襲いかかってくる艱難辛苦に比べればなんということもなかった、と思えます。若者の皆様への応援歌となる短編集でした。 | ||||
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初めての作家さんです。 巻頭作『街頭インタビュー』で「おお、日常の謎ものか」と読み進めていくと、謎の解明だけでなく、それ以外の部分でも驚かされました。 本当に今、2024年の日本を舞台にして 推理小説を書く難しさ(ギミック、人物像等々)にきちんと取り組んでいて、伏線回収の精緻さを求めすぎてしまう読者たちに 一石を投じる最終作も良かったです。 これから、どんどん成長されていく作家さんだと思います。 | ||||
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