砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない



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初公開日(参考)2004年10月
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長編小説

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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)

2009年02月25日 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)

その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という“実弾”を手にするべく、自衛官を志望していた。そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは序々に親しくなっていく。だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日―。直木賞作家がおくる、切実な痛みに満ちた青春文学。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.33pt

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの総合評価:8.53/10点レビュー 178件。Bランク


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全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(4pt)

何かがわかった気になったような感想は書きたくないです

少女向けのような可愛い挿絵とタイトルに騙されると大変なことになる、かなり残酷で救いのない話です。

最初から結末は提示されていて真相のどんでん返しがあるわけではなく、犯人が何か計略を練っているわけでもなく、結局謎が謎で残されている部分もあり、ミステリとして見ると、面白いとか出来の良し悪し以前にその体裁をなしてないです。
ミステリ要素を期待して読むのではなく、純粋(?)な文学作品として見るべき本でしょうか。

とにかく読んだ人の誰しもの心には何かが残る話だったと思います。
ただ結局この話は何を伝えたかったのか、十代の時初めて読んだ時も、再読した時も私としてはよくわからなかったし、わかりたいとも思えない作品でした。


マリオネットK
UIU36MHZ
No.5:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (4件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの感想

「ぼくはですね、人魚なのです」

ちょっと頭のおかしな転入生が入ってきて物語は進んでいく。

冒頭の殺人事件の記事。
1ページ目から藻屑は死んでしまうのだと理解した状態で彼女の1ヶ月の出来事を追う。

<あたし>だけでなく、周りも変化していくところが良かった。
初読みだが、面白かった。


▼以下、ネタバレ感想

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りゅかさん
DSQDHULA
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの感想

不思議な読後感を得る作品です。重くもなく軽くもなく、何が心に残ったのかうまく言えないのですが、タイトル文を借りると謎の弾丸で撃たれた気持ちであるわけで、何かを受けた気持ちになっています。

結末は冒頭にて明かされており、その内容は単語としては悲劇なのですが、本書を読んだ後だと単純な悲劇だけでなく救済とも感じられます。が、この感覚は読者によって見え方が変わるでしょう。

他者の感想によって、本書の感じ方が影響を受けるわけでも無いと思います。何となくですが、作中にでてきた心理テスト同様に本書を読んでどんな感想を描くのかで心理面が覗かれそうな気持ちになりました。

私自身、作品を読んでどう思ったかと言うと、主人公の山田なぎさや、海野藻屑ともどもには、何とも思わずそういう世界に触れたのかなとか、義務教育を終えるまでは誰かに依存する事になり、自己や自由を手にする事ができない為、設定された環境の中でどう生きるか考える必要があるな。とか思っている次第でして、これは無関心や他人事のような心理を分析されたような気持ちになりました。

読む時期によって得られるものに変化が起きそうです。
同世代の学生なら、子からの視点で選択肢のない無力感を味わい、大人の視点では手段の知識を得ていても実現できない無力感を感じるのでしょうか。と、これも人それぞれの感想だと思います。

なんとも不思議な文学作品を味わいました。

egut
T4OQ1KM0
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

切ない

読みやすく瑞々しい感性が伝わる文章でした。桜庭一樹さんの小説は初読ですが、これからも他の作品を読み続けたくなりました。

▼以下、ネタバレ感想

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tacu
GWKVNW0Y
No.2:
(8pt)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの感想

タイトルの意味が分かるとそれが心に強く残る。脇役である担任の先生と山田友彦が重苦しくなりそうな読後感を緩和している。

水生
89I2I7TQ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの感想

サイトランクでS評価の作品を買いあさった時に出会った作品です。
中学生から高校生を対象にした小説をライトノベルと定義するのなら、この作品は多分そこに分類される作品だろうと思います。
主人公の一人の名前が「海野藻屑(うみのもくず)」だと知った時に、軽い目眩がありましたが、普通に読み終える事ができました。
かと言って、ラノベも面白いんだなぁ、もっと読んでみようって思えた訳ではありませんが・・・
語り手が、淡々として少し大人びたタイプだったのが救いだったかも知れません。


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梁山泊
MTNH2G0O
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