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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない



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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの評価: 6.33/10点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.33pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの感想

「ぼくはですね、人魚なのです」

ちょっと頭のおかしな転入生が入ってきて物語は進んでいく。

冒頭の殺人事件の記事。
1ページ目から藻屑は死んでしまうのだと理解した状態で彼女の1ヶ月の出来事を追う。

<あたし>だけでなく、周りも変化していくところが良かった。
初読みだが、面白かった。


▼以下、ネタバレ感想

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りゅかさん
DSQDHULA
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの感想

不思議な読後感を得る作品です。重くもなく軽くもなく、何が心に残ったのかうまく言えないのですが、タイトル文を借りると謎の弾丸で撃たれた気持ちであるわけで、何かを受けた気持ちになっています。

結末は冒頭にて明かされており、その内容は単語としては悲劇なのですが、本書を読んだ後だと単純な悲劇だけでなく救済とも感じられます。が、この感覚は読者によって見え方が変わるでしょう。

他者の感想によって、本書の感じ方が影響を受けるわけでも無いと思います。何となくですが、作中にでてきた心理テスト同様に本書を読んでどんな感想を描くのかで心理面が覗かれそうな気持ちになりました。

私自身、作品を読んでどう思ったかと言うと、主人公の山田なぎさや、海野藻屑ともどもには、何とも思わずそういう世界に触れたのかなとか、義務教育を終えるまでは誰かに依存する事になり、自己や自由を手にする事ができない為、設定された環境の中でどう生きるか考える必要があるな。とか思っている次第でして、これは無関心や他人事のような心理を分析されたような気持ちになりました。

読む時期によって得られるものに変化が起きそうです。
同世代の学生なら、子からの視点で選択肢のない無力感を味わい、大人の視点では手段の知識を得ていても実現できない無力感を感じるのでしょうか。と、これも人それぞれの感想だと思います。

なんとも不思議な文学作品を味わいました。

egut
T4OQ1KM0
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

切ない

読みやすく瑞々しい感性が伝わる文章でした。桜庭一樹さんの小説は初読ですが、これからも他の作品を読み続けたくなりました。

▼以下、ネタバレ感想

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tacu
GWKVNW0Y
No.1:
(8pt)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの感想

タイトルの意味が分かるとそれが心に強く残る。脇役である担任の先生と山田友彦が重苦しくなりそうな読後感を緩和している。

水生
89I2I7TQ

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