(短編集)
桜庭一樹短編集
- 青春小説 (221)
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1「このたびはとんだことで」 死んだ男のモノローグ、作者によれば、舞台劇風小説だとか・・・。 じんわり怖くなるショートホラー、コミカルな語り口で恐怖に呑み込まれていく。 2「青年のための推理クラブ」 僕の大好きな学園(女子校)物語。 「あれっ、これって・・あれじゃない!」と思ったら、やはり名作「青年のための読書クラブ」のパイロット版だそうな。 叙述トリックの妙を冒頭で一発見舞われるも、最後には女学生の友情に涙ぐんでしまった、 あぁ、幸せなり。 3「モコ&猫」 これぞ桜庭文学の真骨頂、男と女の偏愛。 他人からは決して理解できない男女の愛情の在り方。 脂取り紙を食べてしまう男の気持ちに戦慄と同情を禁じ得なかった。 そしてこれは世にどこにでもある「お話」であるが桜庭一樹にしか表現できない「お話」。 4「五月雨」 桜庭お得意の伝奇小説。 短い枚数の中で、中国地方に残存するバンパイアーの哀切を描く力量はさすが…といいたいところだが、同時にバンパイアーハンターの想いまで包み込もうとしたところは、やっつけ仕事にも思えて、ちょっと無理があった。 5「冬の牡丹」 タイトルが泣かせる。 ひとり暮らしを楽しむキャリアウーマンと、同じアパートの隣の住む老人との交流をもとに、 ひとりで生きることの困難と悦びが切々と刻まれる名作。 ひとりで生きていても誰かに迷惑をかける。 ならば、幸せになればほかの誰かが不幸になるのか?? 切ない! 6「赤い犬花」 町の小学生が経験した田舎での一日だけの冒険と友情。 「スタンバイミー」に似ているが二人の小学生の孤独がその主題になっている。 「死」に接してのアドベンチャー、今は失われてしまった日本の自然への畏敬が呼び起される。 | ||||
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新聞の書評が素晴らしかったのと、装丁に惹かれ衝動的に購入しましたが、まったくの期待はずれの作品でした。 桜庭一樹は初めての挑戦でしたが、どれもどこかからツギハギに拝借してきたような場面の連続で文体も古臭く、そこがいいという方もおられると思いますが、私に受け入れられませんでした。小説がもつ嘘臭さはそれを超越した文体と世界観が有無を言わさず読者を引きずり込むものですが、最後まで冷静に覚めた目の自分がいました。 桜庭一樹の作品は、多分これから読むことはないと思います。ファンのかたごめんなさい。 | ||||
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