(短編集)
このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集
- 奇譚集 (6)
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テイストが異なった短編・中編集で、価格分は楽しめたかな、という感想です。表題作は、骨壺から見たスラップスティックでまさに奇譚というにふさわしいけど、好みに合ったのは、アパートの独身女性と隣人の物語、それからラストの少年たちの物語でした。でも、なんだかすぐに忘れそうです。 | ||||
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六篇入り。表題作は、葬式の模様を死者が語る。 しめやかに行われるはずが、筒井康隆を女っぽくしたようなスラップスティックな展開になる。 『モコ&猫』ぼくは黒くて脂っぽいモコに一目ぼれした。ヒロインが胡麻油の壜とは、個性的な比喩だな。 ゆるゆると好意が続く非・恋愛小説である。 『冬の牡丹』牡丹は32歳独身の美人だ。結婚は妹に先を越され、周囲の目は何となく冷たい。 微妙な立ち位置の女性の日常を鮮やかに切り取った好篇だ。 『赤い犬花』小5の夏休み、東京から田舎に来た少年は、性別不明なユキノに連れられて山中を探検する。 甘酸っぱい夏休みの郷愁が蘇える。二人とも複雑な家庭育ちで、無邪気な冒険行に陰影を落とす。 達者なプロットに加えて、叙情豊かな一篇である。いちばん好きかな。 ユニークで鋭い、初期の桜庭作品に近い味わいだ。 | ||||
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モコ&猫、冬の牡丹、このたびはとんだことで、は楽しく読めました。 桜庭先生の作品にはある人への執着や依存がよく描かれていますが、モコ&猫でもそこが魅力的に描かれていてすごく惹かれました。 青年のための推理クラブ、五月雨、赤い犬花は少し苦手に感じました。 設定は凝っているけどなんだかごちゃごちゃしていていまいち伝わらない、セリフ量も多く、まるでライトノベルみたいでした。 | ||||
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凄くよかったです。 特に、冬の牡丹は三十路過ぎの女の難しい境遇と気楽に余生を過ごす人とのギャップをふゆの美しい風景とともに描いた秀作。 | ||||
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