伏
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原作を知っておいてから読んだ方が良いと意見があったので、わざわざ原作の大人向けと子ども向けの本二冊読んでから読みました。しかし、原作が圧倒的に面白いことが分かってしまって残念でした。 多分、好きなキャラがいなかったせいでしょう。魅力が薄くて、特に冥土が語った里見八犬伝は嫌すぎてどのキャラも嫌いです。正に贋作です。 最後まで読んで初めて浜路と信乃は好感が持てましたが、他は微妙だなぁと感じました。話も引き込まれて即読めてしまったくらい面白かったんですが、キャラがあんまり… 読む価値はあると思うんですが何度も読みたいほどじゃないですね。書くのは凄く大変だったはずですが、何故好感が持たれにくいキャラ達にしてしまったのか。生々しい人間関係を描きたかったんですかね? この作者の本は初めて読みましたが合わないのかもしれません。 | ||||
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「八犬伝」は江戸時代に書かれた伝奇小説だ。有名な古典はたいてい現代語で気軽に読めるのに、見たことがない。元ネタは中国の「水滸伝」で、こっちは読んでいる。 パロディは山田風太郎とか吾妻ひでおの作品を読んだ。 本家はウイキであらすじを読むだけで疲れるほど長い。元祖ではなく派生だけ読むのも珍しいパターンだ。 伏(ふせ)は、人の形をした犬だ。人間らしい心が無く、殺人を繰り返す。 少女猟師・浜路は兄の道節と共に江戸に伏狩りにやってきた。滝沢馬琴の息子・滝沢冥土に出会い、贋作八犬伝を聞かせてもらう。伏の信乃を追うが、思いがけず行動を共にすることになる。 痛快なアクションに怪奇風味もあり、とても楽しめた。 ストーリーは一直線であっという間に読めるが、構造は凝っている。 まず冥土の書いた八犬伝は140ページあり、独立した中編として成立している。姉弟間の確執に異種族との婚姻という奇譚要素が加わり、おぞましく美しい好篇だ。このパートが最も桜井らしいかも。 本筋に戻ってからも信乃の語りが80ページほど入る。こちらも引き締まった中編だ。 話中話というのは、「アラビアンナイト」によく見られる形式だ。 作者は古典的な「お話」の形式で本作を語りたかったのか。良い狙いである。 ヒロインの浜路が魅力的で、生と死にまつわる抒情性も極上だった。傑作である。 | ||||
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こう言う作品をライトノベルと呼ぶのでしょうか…眼の付け所は良いと思うのですが、還暦過ぎの時代物好きにはマンガの筋書きを読むようで、文章にどうも馴染めず、中々先へ進めません。最初からアニメ化が予定されていたのですかね。なんだか馬琴が気の毒と言うか、素人が適当に書いたような。ま、この作者のものは今後敬遠することとなりましょう。一寸残念です。 | ||||
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曲亭馬琴(滝沢馬琴)の『南総里見八犬伝』の登場人物を借り、桜庭一樹が作り上げた新しい八犬伝。江戸に潜む「伏」と呼ばれる犬人間たちと、それを狩る者たちの物語。 キャラクターの深み、セリフの重さ、アクションの表現にいまいち入り込めないところもあるが、劇中劇となる『贋作・里見八犬伝』と犬人間 信乃が語る『伏の森』は良い。吊城と里見の土地が、まるで赤朽葉家のようであり、伏姫と鈍色の関係が、毛毬と百夜のようであり、伏の森の描写はまさに表紙の世界そのもの。鴻池朋子のカバー表紙や挿絵が良い。 | ||||
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他の里見八犬伝関係の書物は一切読んだことはなかったんですが、 これはこれで面白かったです。 他の八犬伝を何冊か読んだらもしかしたら評価は変わってくるかもしれません。 | ||||
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