冬期限定ボンボンショコラ事件
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小市民シリーズの最新作で楽しみにしていた作品だったのですが… | ||||
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【何を書いてもネタばれになりそうなので気をつけました】さまざまな、伏線とは思ってもいなかった要素まで伏線のように扱って、キレイなエピローグまで用意していただいたのは、本当に米澤先生には感謝しかありません。 野暮と知りつつも、季節限定が高校生という季節限定ではなさそうな小佐内さんに甘えて、大学編への渇望感がいや増してしまったのも、米澤先生の術中にハマってしまったのかなぁと。 未刊行の短編もいくつかあるようですし、大学生となったふたりの会話劇としての、振り返りなどもありえそうなので、引き続き続巻も待ちたいと思います。 | ||||
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苺タルト事件から順番に読んだのでしたが、それぞれ、短編集かと思ったら、小市民って言うサブタイトルの意味が最後になって分かりました。なかなか良くできていて、これで解決?それは見事だとは思いますが、小鳩君と小山内さんの大学生から後の物語も書いて欲しいな。 | ||||
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最後のひんやりとした中に小佐内さんの温かいお言葉がなんとも「最後の一粒あげる」…小鳩くんに対する気持ちは初刊のころから、意外と異性として見てたんじゃないかなあ…ちょっと違うかもしれないですけど、ドストエフスキーの白痴のラストシーンを思い出しました。 | ||||
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よかった | ||||
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中学生の小鳩も高校生の小鳩も嫌な奴だった。 小鳩が自身のことを『知恵の刃が誰かの胸をえぐっても、その返り血で自分の手が汚れたことばかりを嘆いている。』と、これが小鳩の全て。 中学生の小鳩は本当に『助けたい』『賠償金が』などと考えたであろうか。高校生の小鳩が自己保身から出た言い訳ではないだろうか。 | ||||
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