兎は薄氷に駆ける
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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2022年から23年にかけて毎日新聞に連載された長編小説。叔父を殺害したとして起訴された青年が、裁判を通じて自分の父の冤罪をすすぐという法廷系ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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貴志祐介作品はほぼ全て読了しており、最近の低空飛行には心を痛めています。 今回はかなりの長編で帯に「現代日本の“リアルホラー”」とあるので、ホラー前提で読み始めたところ、すぐに違和感が。これ、ホラーじゃなくて、どう考えても法廷ミステリー物でした。ただ、法廷ミステリーとはいえ、ミステリー的な面白さは全然ありません。予想通りの展開が冗長な展開と無駄な地の文章で進んでいくだけで、終盤に「もしかしてここからビックリする展開が!」と含みを持たせるも、結局全員闇落ちしていただけでしたというズッコケ幕切れ。 「現代日本の“リアルホラー”」という帯の表現は、出版社側がこの作品から無理矢理ひねりだした一言なんでしょうね、きっと。ミステリーとしてはほぼ成立していないから、最後の幕切れをホラーということにしちゃうしかないか!みたいな。 久しぶりに読んで損したなぁと感じる長編でした。残念。 | ||||
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私は、この本を、5回読みました。読むたびに、新しい発見があって、今6回目を読んでいます。じっくりと読むたびに、物語の構成の上手さに、唸らせられます。 ここに、こんな言葉があったのか、とか、こういう風に書いてあったな、と後から思い当たることが、たくさんあって、読み応えのある本です。 | ||||
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今まで貴志祐介先生の本は沢山読んできてどれも面白かったが、この作品は同姓同名の別人が書いたのか?って疑いたくなるくらい面白くなかった。 ムダに長いし、登場人物には感情移入できないし、物語は平凡で退屈だし、しかも終わり方が尻切れトンボ。 まさか好きな作家さんの本でこんな感想を持つことになるとは思わなかった | ||||
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今まで貴志祐介さんの著作は、どんなに長くても面白すぎてページを繰る手が止まらなくて徹夜で一晩で読んでしまったものだった。 でも本作は読み進めるのが苦痛で苦痛で読了までに何日も掛かってしまった。 これまで多くの作家さんが扱ってきて最早手垢がつきまくっている「冤罪」というテーマを貴志さんはどう料理するんだろうと少し期待してたけど(少しというのは、新作を出す度に話が面白くなくなっていってるから)、冤罪ものの小説としてはかなりレベルが低い。冤罪ものとしてだけじゃなく法廷ものとしても。このテーマなら遥かに上手く面白く書ける作家さんはいくらでもいるし、初期の作品にあったような「貴志祐介らしさ」がない。 ミステリとしても、後半で明かされる真相はそれ以前に登場人物が推理したりしたことそのまんまで何の驚きもなかったし、英之の目的も死ぬほどわかりやすいので、ラストの記者会見のシーンも、既に読んだ内容を「これまでの復習」みたいに繰り返されて苦痛だった。 千春は捜査の足引っ張ってばっかりだわすぐヒステリックに人に突っかかるわ馬鹿女だわで出てくる度にストレス溜まるし。ていうか蛙化現象のくだり必要だったか? 作者がただその言葉使いたかっただけじゃ? 他にも、千春の車はNシステムに引っ掛からなかったのかとか警察はそれを調べなかったのかとか(何と言っても被疑者の恋人なのに)何で垂水は誰も口にしてないのに突然英之のしたことに気付いたのかとか突っ込みどころは死ぬほどあるけど、正直突っ込むだけの価値もないなと本作を評価したのでやめます。 シリアスなラストシーンで「闇落ち」なんていうネットスラングを使ってしまう貴志さんのセンスにもがっかりしたし。 何でこんなに高評価が多いのか自分には本当にわからない。 文章も下手になってるし本当は⭐︎1にしたいけど、志村けんネタが数分間爆笑するほど面白かったのでそれに⭐︎を進呈します。 | ||||
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貴志先生の本は全て読んでいます。青の炎、天使の囀り、新世界より、クリムゾンの迷宮は今でも読み直しています。本作も久々の長編ということで少し期待をしましたが今ひとつでしたね。ドキドキ感はありますが、読了後の余韻に乏しくどちらかというと、え?これで終わり?というのが正直な感想です。先に挙げた良作とは比べるべくもないです。新世界よりの前日譚でないかなぁ | ||||
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