兎は薄氷に駆ける



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初公開日(参考)2024年03月
分類

長編小説

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兎は薄氷に駆ける

2024年03月04日 兎は薄氷に駆ける

父の冤罪をすすぐため、  青年は身命を賭して復讐を誓った。  ――最後に暴かれるのは誰の嘘なのか!?  ある嵐の晩、資産家男性が自宅で命を落とす。死因は愛車のエンジンの不完全燃焼による一酸化炭素中毒。容疑者として浮かんだ被害者の甥、日高英之の自白で事件は解決に向かうと思われたが、それは15年前の殺人事件に端を発する壮大な復讐劇の始まりだった。警察・検察、15 年前の事件の弁護も担当した本郷、事件調査を請け負う垂水、恋人の千春……。それぞれの思惑が絡み合い、事件は意外な方向に二転三転していく。稀代のストーリーテラーが満を持して放つ、現代日本の“リアルホラー”!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

兎は薄氷に駆けるの総合評価:6.68/10点レビュー 19件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

法廷闘争が読みどころのイヤミス系(ホラーではない)

2022年から23年にかけて毎日新聞に連載された長編小説。叔父を殺害したとして起訴された青年が、裁判を通じて自分の父の冤罪をすすぐという法廷系ミステリーである。
母子家庭になった自分を親身になってサポートしてくれた大恩のある叔父を殺害したとして起訴された日高英之。才気煥発で真面目に働いていた青年がなぜ、そんな人道に反する罪を犯したのか。しかも、日高は頑強に否認し、裁判でも徹底して無実を訴え警察、検察と争った。というのも、日高には15年前に無実を訴えながら老女殺害の罪で服役し、死亡した父の無念を晴らすという秘めた目的があったからである。自らを有罪判決の危険に晒しながら権力の犯罪に立ち向かう日高の捨て身の闘争は実を結ぶだろうか…。
何度となく逆転無罪を生み出しながら何の反省も見られない警察、検察に対する怒りが根底にあり、ただしそれをストレートに出すのではなく、二転三転する裁判劇でエンタメ化したところが読みどころ。欲を言えば、同じようなエピソード、セリフが何度か繰り返されるところがなければ、もっとスピーディーで読み応えがあっただろう。
帯には「リアルホラー」とあるが、決してホラーではない。力が入った法廷劇としてオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.18:
(2pt)

ミステリーとしてもホラーとしても駄作。

貴志祐介作品はほぼ全て読了しており、最近の低空飛行には心を痛めています。

今回はかなりの長編で帯に「現代日本の“リアルホラー”」とあるので、ホラー前提で読み始めたところ、すぐに違和感が。これ、ホラーじゃなくて、どう考えても法廷ミステリー物でした。ただ、法廷ミステリーとはいえ、ミステリー的な面白さは全然ありません。予想通りの展開が冗長な展開と無駄な地の文章で進んでいくだけで、終盤に「もしかしてここからビックリする展開が!」と含みを持たせるも、結局全員闇落ちしていただけでしたというズッコケ幕切れ。

「現代日本の“リアルホラー”」という帯の表現は、出版社側がこの作品から無理矢理ひねりだした一言なんでしょうね、きっと。ミステリーとしてはほぼ成立していないから、最後の幕切れをホラーということにしちゃうしかないか!みたいな。

久しぶりに読んで損したなぁと感じる長編でした。残念。
兎は薄氷に駆けるAmazon書評・レビュー:兎は薄氷に駆けるより
4620108715
No.17:
(5pt)

じっくりと読む本

私は、この本を、5回読みました。読むたびに、新しい発見があって、今6回目を読んでいます。じっくりと読むたびに、物語の構成の上手さに、唸らせられます。

ここに、こんな言葉があったのか、とか、こういう風に書いてあったな、と後から思い当たることが、たくさんあって、読み応えのある本です。
兎は薄氷に駆けるAmazon書評・レビュー:兎は薄氷に駆けるより
4620108715
No.16:
(1pt)

つまらない

今まで貴志祐介先生の本は沢山読んできてどれも面白かったが、この作品は同姓同名の別人が書いたのか?って疑いたくなるくらい面白くなかった。
ムダに長いし、登場人物には感情移入できないし、物語は平凡で退屈だし、しかも終わり方が尻切れトンボ。
まさか好きな作家さんの本でこんな感想を持つことになるとは思わなかった
兎は薄氷に駆けるAmazon書評・レビュー:兎は薄氷に駆けるより
4620108715
No.15:
(2pt)

つまらなすぎるところがホラー。

今まで貴志祐介さんの著作は、どんなに長くても面白すぎてページを繰る手が止まらなくて徹夜で一晩で読んでしまったものだった。
でも本作は読み進めるのが苦痛で苦痛で読了までに何日も掛かってしまった。
これまで多くの作家さんが扱ってきて最早手垢がつきまくっている「冤罪」というテーマを貴志さんはどう料理するんだろうと少し期待してたけど(少しというのは、新作を出す度に話が面白くなくなっていってるから)、冤罪ものの小説としてはかなりレベルが低い。冤罪ものとしてだけじゃなく法廷ものとしても。このテーマなら遥かに上手く面白く書ける作家さんはいくらでもいるし、初期の作品にあったような「貴志祐介らしさ」がない。
ミステリとしても、後半で明かされる真相はそれ以前に登場人物が推理したりしたことそのまんまで何の驚きもなかったし、英之の目的も死ぬほどわかりやすいので、ラストの記者会見のシーンも、既に読んだ内容を「これまでの復習」みたいに繰り返されて苦痛だった。
千春は捜査の足引っ張ってばっかりだわすぐヒステリックに人に突っかかるわ馬鹿女だわで出てくる度にストレス溜まるし。ていうか蛙化現象のくだり必要だったか? 作者がただその言葉使いたかっただけじゃ?
他にも、千春の車はNシステムに引っ掛からなかったのかとか警察はそれを調べなかったのかとか(何と言っても被疑者の恋人なのに)何で垂水は誰も口にしてないのに突然英之のしたことに気付いたのかとか突っ込みどころは死ぬほどあるけど、正直突っ込むだけの価値もないなと本作を評価したのでやめます。
シリアスなラストシーンで「闇落ち」なんていうネットスラングを使ってしまう貴志さんのセンスにもがっかりしたし。
何でこんなに高評価が多いのか自分には本当にわからない。
文章も下手になってるし本当は⭐︎1にしたいけど、志村けんネタが数分間爆笑するほど面白かったのでそれに⭐︎を進呈します。
兎は薄氷に駆けるAmazon書評・レビュー:兎は薄氷に駆けるより
4620108715
No.14:
(2pt)

昔のキレはもう戻らないのか

貴志先生の本は全て読んでいます。青の炎、天使の囀り、新世界より、クリムゾンの迷宮は今でも読み直しています。本作も久々の長編ということで少し期待をしましたが今ひとつでしたね。ドキドキ感はありますが、読了後の余韻に乏しくどちらかというと、え?これで終わり?というのが正直な感想です。先に挙げた良作とは比べるべくもないです。新世界よりの前日譚でないかなぁ
兎は薄氷に駆けるAmazon書評・レビュー:兎は薄氷に駆けるより
4620108715



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