(短編集)

罪人の選択



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初公開日(参考)2020年03月
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罪人の選択

2020年03月27日 罪人の選択

「夜の記憶」―『十三番目の人格―ISOLA―』『黒い家』の本格デビュー前に書かれた貴重な一編。貴志祐介ワールドの原点!「呪文」―『新世界より』の刊行後ほどなくいて発表された短編。惑星「まほろば」で何かが起きている…。「罪人の選択」―「罪人」の前に出されたのは、一升瓶と缶詰。一方には猛毒が入っている。果たして正解は?「赤い雨」―新参生物のチミドロによって、地球は赤く蹂躙された。スラム出身の瑞樹はRAINの治療法を探る。最新SF!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

罪人の選択の総合評価:7.39/10点レビュー 33件。Cランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

圧倒的知識と説得力で構築されたSF中編集

本作は4つの話を収録しています。3つはSF、もう1つはミステリの仕掛けを施したサスペンスです。タイトルの罪人の選択は、ピンチから脱するために正しいほうを選ぶというサスペンス作品です。

それぞれ毛色の異なる内容なので、読む人によって好きな作品は異なると思います。私は2編目の『呪文』が好みでした。
とある惑星の話で、主人公の男は、その惑星で信仰されている宗教について調査します。普通、困ったときの神頼みという言葉にあるように、神を崇めるはずが、この惑星では、神様に悪感情を抱いてます。そして、その惑星の住民は平然と不敬な行為を行うのです。
なぜ。そして、どうしてこの惑星にら次々と災いが降りかかるのか。ミステリ的要素とホラー要素、SFを上手くミックスさせたディストピア小説で好みでした。

4編目の『赤い雨』もSFです。著者の『新世界より』を彷彿させる作品でした。長編にしなかったのが惜しいほど、おもしろい作品で、こちらもお勧めです。架空の胞子、チミドロに蹂躙された未来。この世界では、スラムとドームの住人とで格差が発生し、互いに悪感情を持っています。チミドロによる赤い雨という侵略を防ぐべく、主人公の女性が立ち向かう話です。こちらはS少し法廷ものの要素も楽しめるSF作品です。
感心したのは、チミドロという胞子、そしてRAINという疫病の、説得力をもった描写です。ゼロから生み出したものに圧倒的知識で肉付けしているのが魅力的で、著者らしさが発揮されています。

どれも読み応えある作品でした。ただ、かつての長編と比較すると、少しカタルシスを得づらかったです。
215ページ5行目、改行しているのに一マス空けてないという校正ミスが少し気になりました。また、過去作では"えんか"とルビを振っていた嚥下という字に、今作では"えんげ"とルビを振ってあり、著者のこだわりの変化が新しい発見でした。

bamboo
NU17PFML
No.1:
(4pt)

罪人の選択の感想

短編集です。4編中3編がSF。1編が表題作のミステリーです。
4編の関連は全くありません。
SFの3編は、あまり面白く感じなかった。特に1作目の、「夜の記憶」はややわかりずらい。最後の「赤い雨」がある程度マシかな。
表題作の「罪人の選択」。こちらは本短編集では、一番の良品でしょう。でも短編ミステリーの醍醐味であるオチの切れ味は、さほど感じれなかった。
やっぱり、この著者は長編が向いているのではないだろうか。
「黒い家」や「天使の囀」のようなヒリヒリする小説を読みたい。
ということで、評価は辛めのアマゾン評価2点。

マッチマッチ
L6YVSIUN
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.31:
(5pt)

隙間時間にとても適していた

この本は電子書籍で初めて購入したのですが隙間時間に読む機会が多く内容も短編集であることでとても満足感もありました。
罪人の選択Amazon書評・レビュー:罪人の選択より
4163911820
No.30:
(2pt)

才能の枯渇を感じてしまった

秋雨物語には久しぶりに良い印象を持ったのだが、こちらは駄目ですね。
SFが多く、特に1話は文章の形容詞も口説く、遠回しで何が言いたいんだ?と訝しむ。
罪人の選択がこの中では1番まともなのだが、それも説明調でクドイ。ネタバレあたりが特にね。
これは読まずに秋雨物語のフーグを読んで欲しいですね。秋雨物語も1話はお粗末です。基本的に女性描写が苦手なんです、貴志先生は。
罪人の選択Amazon書評・レビュー:罪人の選択より
4163911820
No.29:
(2pt)

新鮮味が皆無!

荒唐無稽なSFは好きなんですけど、この作者には向いてないのでは?
例えば田中啓文なんか、臨場感、読後感、ホントに素晴らしいのですが、ここには両方とも皆無。
黒い家の衝撃的な凄さを期待した私がアホでした。
罪人の選択Amazon書評・レビュー:罪人の選択より
4163911820
No.28:
(4pt)

最初以外は面白い

最初の「夜の記憶」は抽象的であまり好きじゃない
他の話、特に赤い雨は長編にしてほしいくらい世界観がしっかりしていて面白かった
罪人の選択Amazon書評・レビュー:罪人の選択より
4163911820
No.27:
(4pt)

すべての作品が素晴らしい

4作ともとても読み応えがあり、わくわくしながらページを進めました。
夜の記憶は、主人公の姿は人間でなさそうだけど、一体どの様な生き物なのかとわくわくしながら色々想像しました。そしてなぜこのような姿になったのか?とても興味深い内容で特にお気に入りの作品です。
呪文は、SFとオカルト的なのと人間の怖さとが盛りだくさんでとても楽しめました。新世界よりに通じる感じがしました。
罪人の選択は、同じ場所での時間差と因縁の人間同士の心理とか混ざり合い、描き方が面白くとても楽しめました。読んでて少し雀蜂を思い出しました。
赤い雨は、やはりSF満載でとても楽しく読めました。
どの作品も描写が細かくすっと入ってくる文章が心地良かったです。
罪人の選択Amazon書評・レビュー:罪人の選択より
4163911820



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