対決
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読売新聞のエンタメ書評で褒めてあったので期待して読む。医学部入試で女子が一律に減点されていたという実際の事件をベースにしたお話だ。 316頁あるが、行間がスカスカなので2時間で読める。第三章は特にスカスカで物語の進展もないので、読み飛ばしても良いくらい。 内部を知る者としては、大学の描き方が甘いかな。人間関係はもっとドロドロしているし、保守性はもっと強固な気がする。もうちょっと濃い人間ドラマを期待したが、かなり肩透かし。 | ||||
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●社会に根強く存在する固定観念や偏見。組織における権力の不均衡。権力を持つ者がその立場を利用 して他者(本作では特に女性)を支配しようとする。 本作に登場するのは二人の女性。攻める側と守る側の対峙である。しかし、共に女性差別という似た 環境内で足掻いている同志でもある。それ故、相手に抱くリスペクトと共に攻防の困難を覚える二人。 著者は読む者にどちらにも共感を抱かせようと、彼女たちの心情を繰り返しえぐり出している。 男性社会に抗いながらも攻め或いは守ろうとする女性記者と医大理事の姿はすさまじく、また痛々し い。ともに勝ちを収める結末などあるのだろうか?とページをめく手ももどかしかった。 | ||||
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新聞記者の檜葉菊乃は、裏口入学の取材をしていた医大で、女子学生をできるだけ合格させないよう入試で女子の点数を減点しているという疑惑があることを知る。 そこで、証拠を掴むべく医大の関係者に話を聞く中で、医大の理事で女性の神林晴海に目をつけていく。 本書は記者の檜葉と、医大の理事である神林の二人の視点で展開されており、証言を取りたい檜葉と、医大を守りたい神林という対決の構図になっている。 檜葉は取材をするにあたり、同じ取材班からもセクハラやパワハラまがいの言動を受けながらも、皆が女性差別やハラスメントについて考えることになり、様々な矛盾や不公平に直面する。 相手を褒めてもセクハラと言われたり状況次第では認められたり、基準が曖昧でどこで地雷を踏むか分からないという根深い問題である。 「要するにさ、世の中には男がいて女がいて、いろんなのもいて、お互いにいろいろ思っている。思ってるけど、それが人格や人権の否定にならないよう、なんとか折り合いをつけていくしかないってことだよ」 という取材班のキャップの言葉に行き着く。 一方、医大の方でもどうやって不祥事を隠蔽するか、そもそも不祥事という考えではなく新研修医制度により大学病院が地方病院に医師を供給できなくなっているから仕方ないという別の問題も浮かびあがってくる。 地方の医療崩壊を防ぐためにも、その担い手となり得る男子を優先的に採らざるを得ないという、医大関係者なら誰もが理解している事情がある。 性差別がありながらもそれが必要悪であるという矛盾をはらみながら、いかに医大の名誉を守っていくか、神林もまた戦っている。 檜葉と神林の二人の対決は読み応えがあったが、最後がちょっと駆け足になったのと、様々な忖度をした結果、中途半端な終わり方になってしまったのが物足りなく感じた。 「人間社会から性差別はなくならないが、少しずつでもよい方向に変えていくよう努力し続けることはできる」 その言葉を胸に、できることを少しずつやっていくしかない、と考えさせられた小説だった。 | ||||
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私も出版業界で働いていますが、この本に書かれているような女性蔑視の風潮はまったく社内にありませんので、大変違和感がありました。また本書はことあるごとに「いかに女性が働き辛いか」を誇示してくるようなシーンを描写しますが、ハッキリ言ってくどすぎて、、、もっと主人公の対決部分を見せろ!60のじいちゃん(筆者)のズレたジェンダー認識まじどうでもいいわ!と冷めてしまいました。対決部分はスリリングだったので星2。 | ||||
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会話体が多く読みやすいので一気に読了。終わりの方(P.296)で明らかに安倍昭恵サンと思える女性のことが書かれてるのが笑えた。本当にその通りだよね。 | ||||
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