対決
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| 原作を知らずにドラマを見始め、慌ててKindleで原作を先に読了。 現実でも数年前に明らかになった、医大入試の女子一律減点問題に端を発し、そのネタを追う女性記者と、その問題を知りつつ隠蔽しようとする大学理事の女性の対決という構図。 一方は、男女不平等を問う記事を取り上げようとしている新聞社でありながら、記者たちに潜在的に染み付いている女性蔑視やセクハラまがいの言葉の応酬のなかで、もう一方は、ほとんどが医師である大学の理事会で、事務局上がりである理事の女性に対して、医師たちから発せられるセクハラ、モラハラ、パワハラの言葉など主人公2人はそれぞれがそれぞれの立場で女性というだけで降りかかる理不尽さと戦っている。 単なる勧善懲悪ではなく、現実的で、どのキャラクターの言い分にも一理あるように読み取れる(もちろんセクハラ、パワハラの下りではない) ドラマもほぼ原作通りであったが、脚本で付け加えられたシーンもあり、説得力が増した。俳優陣の熱演で、ドラマとしても秀逸だったと思う。 北教授はドラマの方がもっと強かで呆れるが、原作は現実ならそうするだろうという態度だ。記事にしても、とてもリアルな結末。 正義は人によって変わってくるし、自分のやることが正しいと信じている人を変えることは容易ではない(これはドラマの中のセリフだった)が、読後に、生きて行くうえで指標を示されたような気持ちになった。 | ||||
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| 表紙が数カ所折れていた | ||||
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| 医大受験で女子学生が減点されていた事実を元に 秘密を守りたい医大側の女性理事と、秘密を明らかにして差別を無くしたい女性新聞記者が対立していく様子を描いている 読む人の年代によって社会における性差別の経験は違うと思うけれど、なかなか無くならない 作者は男性なのに細かい女性の気持ちが書かれていて、共感しかない ただ、男性にも性差別による嫌なこともたくさんあるも思う 『男のくせに〜』で始まる男性は強く逞しくなければいけない呪縛 お互いに思いを巡らせることから始めていこう | ||||
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| 某テレビ局のドラマを見て興味を惹かれ原作であるこちらを読んだ。 政治家の息子の裏口入学から期せずして医学部入試で女子一律減点が行われているのではないかというネタを追う女性新聞記者と、大学を守ろうとするある女性理事との対決を描いている。 数年前にあった実際の事件をモデルに医学部の実情と報道する側の真実の追及を描くことで両者の考え方の相対する面、男女差別の根幹を突く非常に考えさせられる内容であった。 この事件が起きた当時、娘は医学部に通っていて、医学部の内情を知っていたため、たまたま運悪く露見したんだろうな、というのが正直な感想だった。と言うのも、娘の通っていた私立医学部もクラスの何人かは明らかな裏口入学者であったし、全体に占める女子の比率は2割ほどであった。それなら男子はよほど優秀なのかと言うと全くそんなことはなく、試験をやれば上位はほぼ女子が占めており、入試の実態とはかけ離れていた。しかし裏口で入った生徒も、進級試験で振るい落とされ、結果的に医師国家試験にまでたどりつけない人も何人かいた。はっきり言えるのは、私が見る限り女子学生は非常に優秀であったということだ。 主人公の新聞記者は、自分たちが男の横柄さを受け入れ声を上げなかったことが、今の女の子たちに不平等を押し付けてしまったと嘆く。私も男女雇用機会均等の後に社会人になり、総合職として男子と同じ仕事をこなしていたのに、夫の海外赴任であっけなく退職した。夫を支え子育てをすることが自分の仕事なのだと思っていたが、もしあのまま仕事を続けていればと後悔したことは度々あった。娘には資格を持ち、男性に左右されない仕事をして欲しいと願った。それでも女性は結婚して子どもを産むという役割で男性とは同じレースを走れない。この男女差別は仕方ないものだが、差別を踏まえた対策は人としての社会を作る上で必須である。娘たちの世代がもっと居心地よく仕事も家庭も両立できる社会作りを政治家には望むが、本作でも政治家は正しい改革をするよりむしろ古い規範を遵守することに邁進する。選択的夫婦別姓問題など、女性総理が誕生しても期待できないのが現実である。 ところどころ実際のモデルが想像されノンフィクションのように面白く読み且つ非常に考えさせられた。女性記者の信念に心が震えた。 素晴らしい作品である。 | ||||
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| 面白いです! | ||||
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