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兎は薄氷に駆ける
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兎は薄氷に駆けるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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貴志祐介作品はほぼ全て読了しており、最近の低空飛行には心を痛めています。 今回はかなりの長編で帯に「現代日本の“リアルホラー”」とあるので、ホラー前提で読み始めたところ、すぐに違和感が。これ、ホラーじゃなくて、どう考えても法廷ミステリー物でした。ただ、法廷ミステリーとはいえ、ミステリー的な面白さは全然ありません。予想通りの展開が冗長な展開と無駄な地の文章で進んでいくだけで、終盤に「もしかしてここからビックリする展開が!」と含みを持たせるも、結局全員闇落ちしていただけでしたというズッコケ幕切れ。 「現代日本の“リアルホラー”」という帯の表現は、出版社側がこの作品から無理矢理ひねりだした一言なんでしょうね、きっと。ミステリーとしてはほぼ成立していないから、最後の幕切れをホラーということにしちゃうしかないか!みたいな。 久しぶりに読んで損したなぁと感じる長編でした。残念。 | ||||
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私は、この本を、5回読みました。読むたびに、新しい発見があって、今6回目を読んでいます。じっくりと読むたびに、物語の構成の上手さに、唸らせられます。 ここに、こんな言葉があったのか、とか、こういう風に書いてあったな、と後から思い当たることが、たくさんあって、読み応えのある本です。 | ||||
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今まで貴志祐介先生の本は沢山読んできてどれも面白かったが、この作品は同姓同名の別人が書いたのか?って疑いたくなるくらい面白くなかった。 ムダに長いし、登場人物には感情移入できないし、物語は平凡で退屈だし、しかも終わり方が尻切れトンボ。 まさか好きな作家さんの本でこんな感想を持つことになるとは思わなかった | ||||
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今まで貴志祐介さんの著作は、どんなに長くても面白すぎてページを繰る手が止まらなくて徹夜で一晩で読んでしまったものだった。 でも本作は読み進めるのが苦痛で苦痛で読了までに何日も掛かってしまった。 これまで多くの作家さんが扱ってきて最早手垢がつきまくっている「冤罪」というテーマを貴志さんはどう料理するんだろうと少し期待してたけど(少しというのは、新作を出す度に話が面白くなくなっていってるから)、冤罪ものの小説としてはかなりレベルが低い。冤罪ものとしてだけじゃなく法廷ものとしても。このテーマなら遥かに上手く面白く書ける作家さんはいくらでもいるし、初期の作品にあったような「貴志祐介らしさ」がない。 ミステリとしても、後半で明かされる真相はそれ以前に登場人物が推理したりしたことそのまんまで何の驚きもなかったし、英之の目的も死ぬほどわかりやすいので、ラストの記者会見のシーンも、既に読んだ内容を「これまでの復習」みたいに繰り返されて苦痛だった。 千春は捜査の足引っ張ってばっかりだわすぐヒステリックに人に突っかかるわ馬鹿女だわで出てくる度にストレス溜まるし。ていうか蛙化現象のくだり必要だったか? 作者がただその言葉使いたかっただけじゃ? 他にも、千春の車はNシステムに引っ掛からなかったのかとか警察はそれを調べなかったのかとか(何と言っても被疑者の恋人なのに)何で垂水は誰も口にしてないのに突然英之のしたことに気付いたのかとか突っ込みどころは死ぬほどあるけど、正直突っ込むだけの価値もないなと本作を評価したのでやめます。 シリアスなラストシーンで「闇落ち」なんていうネットスラングを使ってしまう貴志さんのセンスにもがっかりしたし。 何でこんなに高評価が多いのか自分には本当にわからない。 文章も下手になってるし本当は⭐︎1にしたいけど、志村けんネタが数分間爆笑するほど面白かったのでそれに⭐︎を進呈します。 | ||||
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貴志先生の本は全て読んでいます。青の炎、天使の囀り、新世界より、クリムゾンの迷宮は今でも読み直しています。本作も久々の長編ということで少し期待をしましたが今ひとつでしたね。ドキドキ感はありますが、読了後の余韻に乏しくどちらかというと、え?これで終わり?というのが正直な感想です。先に挙げた良作とは比べるべくもないです。新世界よりの前日譚でないかなぁ | ||||
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これぞ現代日本の"リアルホラー"! って説明文に若干騙された感。 ホラーでは全くない気がする。。。 貴志祐介先生のゾッとするような怖い話が大好きなので高かったけど楽しみにして読みましたが、少し残念でした。 | ||||
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著者の作品らしい、なんとも言えない後味の悪い読後感。 | ||||
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良い状態で送られてきました。 | ||||
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15年前の殺人事件で執拗な取調べを受け、冤罪で刑務所に入って獄死した父の無念を晴らすための日高英之の壮大な計画は読み応えがあった。 一酸化炭素中毒で亡くなった平沼は、英之の父の弟で叔父にあたる人物で、今回は英之が殺人で警察から執拗な取調べを受けて起訴されるのだが、これは父の復讐をするための英之の計画の一部だったという展開は序盤から想定できるものだった。 本書の見どころは、英之自身の無罪を勝ち取ることに加え、父の事件が冤罪であったということを証明したいという二兎を追う裁判だと思う。 自分の無罪だけでなく、すでに結審している父の冤罪を証明するというのはとても困難なことに思えたが、裁判の様子が事細かに描写されていて、一気に引き込まれた。 特に本郷弁護士と石川検事のバチバチのやり合いは見ごたえがあり、警察が殺人の証拠する車のキーの指紋や遺産相続という動機の問題をどう崩していくのか興味深く読んだ。 刑事の証人尋問の際、「異議あり」という言葉が何度も飛び交う展開には思わず笑ってしまい、一触即発の展開になりながらも違法な取調べを証明していく過程は見事だった。 最後は、やはりという展開だったが、法廷ミステリとして十分に楽しめる作品だった。 | ||||
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怖いといったら怖いからホラーかな? 続きが読みたいけど書かないだろうなぁ…凄く面白かったです。 | ||||
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帯にもある通り、冤罪で獄中死してしまった父の復讐を誓う主人公の話です。 ホラーではなく、ミステリー的な法廷ものストーリーでした。 貴志先生の作品はデビュー作から読んでいますが、昔ほど引き込まれる内容ではありませんでしたが、二日で読破してしまうくらいは面白かったです。 新世界より以下・悪の教典以上という感じ。 硝子のハンマーが好きな方は面白いと思います。 | ||||
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貴志裕介は「青の炎」からのファンです。「悪の教典」や「新世界より」などその時々に斬新な発想の作品を発表し、いつも楽しませてくれていました。この数年は、少し、短編なども多く、作風が地味になった印象がありましたが、今回は、久し振りの本格ミステリーで読み応えがありました。大満足です。 | ||||
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他の物と一緒に買ってしまった私が悪いのか まとめて乱雑に包装されていた為 本の周りや角が折れたりしていた せめて新品の大判文庫本はカバーくらいしていただきたかった | ||||
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悪い意味で、貴志祐介の話を読んでる感じがしなかった。 貴志祐介の独特な奇妙な世界観を感じかったのだけど、それが感じられなくて物足りない。 うまく説明できないけど、最初から最後まで何か違和感があって。 どっちかわからないように匂わせておきながら、長編頑張って読了したけど英之結局殺したんかい、という安易な展開に納得いかないのかな…何か他のやり方はなかったんかと思うけど、今の警察、検察や司法の体制に物申すにはこうするしかなかったのか。。 個人的に、英之と千春の関係性も煮え切らず何だか気持ち悪かった。 でもコンプラ重視の今の時代の中で、警察や検察のあり方があまりにも時代遅れ、人権無視の状態なのはとても勉強になった。 勝手にキャスティングすると 英之…北村匠海 千春…古川琴音 謙介…岡田准一 本郷弁護士…六角精児 | ||||
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作者の大ファンですが残念な作品でした まず内容が無駄に長いです前作のように中編で纏められるものを無理やり引き伸ばしてるように感じました 結末も意外性に乏しくまぁそうでしょうねという内容 裁判パートだけはカタルシスもあり満足しましたが全体的に見ては・・・ 前作「梅雨物語」が往年の作品の片鱗を感じかなり満足した分落差が大きいです | ||||
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アオリ文句に「ホラー」とありますが、実質法廷サスペンスもの。 無実の罪を着せられて獄死した父を持つ主人公が、父の無念を晴らすために自らを犠牲にして法廷に立つ。 「冤罪」というテーマを父と子の二重構造で丁寧に描いていて、読み進める手が止まらなかった。 個人的には著者の既刊、「青の炎」の刑事と主人公とのやりとりが続いていくような印象を持った次第である。 貴志先生ならではの「トリビア」のような豆知識的な面白情報も健在。ややステレオタイプに思う登場人物の行動も、読者の興味を惹きつける演出として成立している。 まさにエンターティメント作家、貴志祐介の面目躍如な長編と言えるのではないだろうか。 ただ一点、終わり方が「オレたちの戦いはこれからだ!」みたいなのはいかがなものか。 連載物だったので、連載期間などの事情があったのだろうが。願わくば続編が読みたい。 | ||||
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読みごたえあって面白い本。冤罪がいかに作られ、それを覆すのがいかに難しいか、よくわかる。著者の他の本と同様、読んでいるとすぐに引き込まれて、最後まで読み終えてしまった。残念なのは、これからというところで終わってしまったところ。これからどうなるか気になってしまった。できたら続編を書いてほしい。 | ||||
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が正しい日本語じゃないかと気になって仕方ない。 全盛期のエンタメ全開のケレン味は望むべくもないが、内容は流石のストーリーテリングで一気読み必至。 しかし突出した個性の貴志祐介ですら社会派ミステリーを書くと、驚くほど東野圭吾っぽくなりますな。 | ||||
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