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兎は薄氷に駆ける
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兎は薄氷に駆けるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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私は、この本を、5回読みました。読むたびに、新しい発見があって、今6回目を読んでいます。じっくりと読むたびに、物語の構成の上手さに、唸らせられます。 ここに、こんな言葉があったのか、とか、こういう風に書いてあったな、と後から思い当たることが、たくさんあって、読み応えのある本です。 | ||||
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著者の作品らしい、なんとも言えない後味の悪い読後感。 | ||||
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15年前の殺人事件で執拗な取調べを受け、冤罪で刑務所に入って獄死した父の無念を晴らすための日高英之の壮大な計画は読み応えがあった。 一酸化炭素中毒で亡くなった平沼は、英之の父の弟で叔父にあたる人物で、今回は英之が殺人で警察から執拗な取調べを受けて起訴されるのだが、これは父の復讐をするための英之の計画の一部だったという展開は序盤から想定できるものだった。 本書の見どころは、英之自身の無罪を勝ち取ることに加え、父の事件が冤罪であったということを証明したいという二兎を追う裁判だと思う。 自分の無罪だけでなく、すでに結審している父の冤罪を証明するというのはとても困難なことに思えたが、裁判の様子が事細かに描写されていて、一気に引き込まれた。 特に本郷弁護士と石川検事のバチバチのやり合いは見ごたえがあり、警察が殺人の証拠する車のキーの指紋や遺産相続という動機の問題をどう崩していくのか興味深く読んだ。 刑事の証人尋問の際、「異議あり」という言葉が何度も飛び交う展開には思わず笑ってしまい、一触即発の展開になりながらも違法な取調べを証明していく過程は見事だった。 最後は、やはりという展開だったが、法廷ミステリとして十分に楽しめる作品だった。 | ||||
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怖いといったら怖いからホラーかな? 続きが読みたいけど書かないだろうなぁ…凄く面白かったです。 | ||||
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帯にもある通り、冤罪で獄中死してしまった父の復讐を誓う主人公の話です。 ホラーではなく、ミステリー的な法廷ものストーリーでした。 貴志先生の作品はデビュー作から読んでいますが、昔ほど引き込まれる内容ではありませんでしたが、二日で読破してしまうくらいは面白かったです。 新世界より以下・悪の教典以上という感じ。 硝子のハンマーが好きな方は面白いと思います。 | ||||
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貴志裕介は「青の炎」からのファンです。「悪の教典」や「新世界より」などその時々に斬新な発想の作品を発表し、いつも楽しませてくれていました。この数年は、少し、短編なども多く、作風が地味になった印象がありましたが、今回は、久し振りの本格ミステリーで読み応えがありました。大満足です。 | ||||
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アオリ文句に「ホラー」とありますが、実質法廷サスペンスもの。 無実の罪を着せられて獄死した父を持つ主人公が、父の無念を晴らすために自らを犠牲にして法廷に立つ。 「冤罪」というテーマを父と子の二重構造で丁寧に描いていて、読み進める手が止まらなかった。 個人的には著者の既刊、「青の炎」の刑事と主人公とのやりとりが続いていくような印象を持った次第である。 貴志先生ならではの「トリビア」のような豆知識的な面白情報も健在。ややステレオタイプに思う登場人物の行動も、読者の興味を惹きつける演出として成立している。 まさにエンターティメント作家、貴志祐介の面目躍如な長編と言えるのではないだろうか。 ただ一点、終わり方が「オレたちの戦いはこれからだ!」みたいなのはいかがなものか。 連載物だったので、連載期間などの事情があったのだろうが。願わくば続編が読みたい。 | ||||
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読みごたえあって面白い本。冤罪がいかに作られ、それを覆すのがいかに難しいか、よくわかる。著者の他の本と同様、読んでいるとすぐに引き込まれて、最後まで読み終えてしまった。残念なのは、これからというところで終わってしまったところ。これからどうなるか気になってしまった。できたら続編を書いてほしい。 | ||||
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が正しい日本語じゃないかと気になって仕方ない。 全盛期のエンタメ全開のケレン味は望むべくもないが、内容は流石のストーリーテリングで一気読み必至。 しかし突出した個性の貴志祐介ですら社会派ミステリーを書くと、驚くほど東野圭吾っぽくなりますな。 | ||||
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