獣の樹
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この作品の注目すべきところは、完全に人間としての記憶を持たないティーンの主人公(作中でいうところのちん毛が生えた赤ん坊)の思考回路を一人称で描いているところだと思います。思考能力はとてつもないのに、知識が全くない。知識がないので常識もわからないし、倫理観もない。ただそれを知ればすぐに理解する。そんな主人公の思考プロセスや感情を丁寧に描いて、こんな理解し難い存在の頭の中を解剖して読者に提示してくれる舞城という存在の得難さを強く感じる作品でした 舞城の特筆すべきは、やはり一人称で主人公の思考プロセスを精緻に記しているところで、ある意味でとてつもなく人間を描いている作家だと言えます。 『獅見朋成雄』でも感じましたが、本作は超常的な存在を人間にする、そんな舞城の面白さを存分に楽しめる作品でした | ||||
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結局、文章のテンポしかり、舞台しかり、外連味しかり、好きな人は好き、嫌いな人は嫌い。そういう作家だと思う。 舞城王太郎に多作のアンチ推理モノ的な読み方ができない作品というとこで、個人的にマイナス1。読み直さないけど楽しかったですよ。 | ||||
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前半だけなら小説として読めるが、 後半は駄作。 蛇という生物の説明だけに何ページも何ページも費やしているし(だれたのでとばした) 結局物語が完結しないまま終わるし、 がっかり。 | ||||
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舞城さんの作品はデビュー作の『煙か土か食いもの』、続編の『暗闇の中で子供』、短編の『熊の場所』と『スクールアタックシンドローム』、中編の『好き好き……』と『世界は密室で……』などを読んでいて、他にもけっこう読んでいます。 僕は最初に読んだのが『煙』で、そこでガツンとやられてからファンになりました。そんな僕ですから、舞城王太郎の作品は、『煙』や『密室』のようにクレバーな主人公がいて暴力的で愛に溢れていてリアルさと非日常感が超絶なバランスを保っている作品であるべきだ、と思っています。 しかし今作ではそのバランスが崩れています。リアルさが無いのです。具体的に言ってしまうとネタバレになってしまうので、説明が難しいのですが、短編『SPEEDBOY!』で登場するナルオ君のようなリアルさの欠如です。ですので『SPEEDBOY!』を読んでみたがどこが面白いのかわからんという人にはこの作品はお勧めできません。 そんな今作ですが、いいところもあります。『密室』で登場した大胆なトリック、逆卍のあれです。あんな感じの仕組みが登場します。僕は舞城さんのそういう発想力、空想力が大好きなので、それだけでリアルさの欠如は許容できました。 『煙』、『密室』には及びませんがそれでも舞城感は楽しめる作品でした。 | ||||
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ピ○チ姫を助けに行ったら、ク○パと肉体関係を結んだあとを目撃―― などという、いわゆる寝取られというものが存在しているので、 そういったものを極力回避したい方々にはオススメできません。 | ||||
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