塗仏の宴 宴の支度/宴の始末



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

6.50pt (10max) / 4件

6.95pt (10max) / 40件

Amazon平均点

4.11pt ( 5max) / 82件

楽天平均点

4.12pt ( 5max) / 187件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
13pt
サイト内ランク []B総合:559位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

5.00pt

62.50pt

10.00pt

19.50pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1998年03月
分類

長編小説

閲覧回数6,401回
お気に入りにされた回数6
読書済みに登録された回数81

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫)

2003年09月12日 文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫)

「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。「知り―たいです」。答えた男女は己を失い、昏き界へと連れ去られた。非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出した東洋風の胡乱な集団六つ。十五年を経て宴の支度は整い、京極堂を誘い出す計は成る。シリーズ第六弾。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

塗仏の宴 宴の支度/宴の始末の総合評価:8.14/10点レビュー 86件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

私の中の憑物も落ちてしまったか

とうとう2000ページを超え、文庫版でも一冊に収まらず上下巻という形で出されたシリーズ最長作品。

上巻の特徴としましては「ぬっぺらほう」「うわん」「しょうけら」などの伝承にも十分に正体の記されていない妖怪たちについて、今後の事件の伏線などを散りばめながら我らが京極堂の講釈を聞いていくような連作短編にも似たような形式になります。
正直ここで個々の妖怪に下される解釈などはこの物語そのものの謎解きや真相には殆ど無関係なのですが、この部分こそ楽しめなければこのシリーズを読んでいる意味はないでしょう。

下巻は上巻で散りばめられた各種の事件や伏線を受けて、一つの収束に向けて物語が動き出すというもの。
これまでのシリーズのオールスター総出演と言いますか、ボリュームに相応しい非常に豪華な作品で、エンターテイメントとしては楽しめました。
(正直脇役キャラはいちいち覚えてねーよ、ってのもチラホラいましたが)

しかし、最後の最後の黒幕登場後の茶番と言うか、本の分厚さと反比例するような薄っぺらい展開には悪い意味で唖然としました。
なんですかこれ、厨二ラノベ作品ですか?という感想です。
いや、そもそもこのシリーズ自体がこれまでも別にそんな高尚なもんじゃなく、ちょっと薀蓄多可で異様に分厚いだけの厨二ラノベみたいなもんだったのかなぁと思ってしまいました。
こんな風に揶揄してますけど、私は基本厨二ラノベみたいな作品が好きな人間で、なんだかんだで今作もこんな長くても投げ出さず楽しく読んじゃってますからね。
(小難しい本はそれほど厚くなくても読むのに一週間以上かかったりするのに、この本は分厚い上下巻合わせて4日で読んだし)

とはいえなんというか私の中でまさに催眠が解けたというか、このシリーズに抱いていた幻想という名の憑物が落ちてしまったような気がします。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マリオネットK
UIU36MHZ
No.3:
(6pt)

やっぱり関口がヒロインに見える

関口はこのシリーズのヒロインポジションだったんだなと確信した作品。最後の大乱闘はほぼ関口救出作戦といっても過言ではないし、何をやらかしてもまわりの人間が呆れながらも助けてくれるというのもヒロインくさい。
大乱闘の直前の雪絵の台詞は純粋に関口への愛情から出たものなのかなのか。それとも過去に彼女が彼に何かした償いの意思がそう言わせたのか。百鬼夜行シリーズのキャラは皆性格が良いけれど総じて一筋縄じゃいかないような部分を持って為、彼女も単なるの献身的で情の深い女ではないと思っているのでどうにも後者のような気がしてならない。

ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM
No.2:
(6pt)

関口は主人公の友人ではなく紅一点?キャラなのか

姑獲鳥の夏を読んだ時から思い続けていたのだが、関口の立場はダブル主人公の片割れとか主人公の男友達というよりもヒロインに近いような気がする。役立たずでうざったくて、でもなぜか周りはなんだかんだと心配し世話を焼きかまい助けてくれる。これってまさに女から嫌われるタイプのヒロインの特性じゃないか。男で良かったね関口。

戦前から苦労のしっぱなしで金持ちでもない朱美が実年齢より10歳も若く見えて全然所帯染みていないというのもなんだかな。彼女の魅力はいわくつきの血筋の女でありながら逞しくて庶民的で親しみやすいところなのだから、年相応の外見でいいと思うのだが。

ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM
No.1:
(8pt)

塗仏の宴 宴の始末の感想

京極堂シリーズは順番に読んできましたが、それにしても妖怪の薀蓄とページ数がすごい!
はまる人ははまると思いますが、読むのはかなり大変です。
主役級のキャラが皆すごく個性的で、いつも貧乏くじをひかされる関口はとっても可哀想ですが・・・。
中善寺(京極堂)の過去が少しだけ明らかになりますね。
憑き物落しという形で、真相が解明されていくのが非常に斬新です。
ただ、『塗仏の宴』以降の作品は、ちょっとトーンダウンしてきたような気がしますが。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

たこやき
VQDQXTP1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.82:
(5pt)

作品は素晴らしいので、Amazonでは購入しない事をオススメします。

久しぶりに京極作品をまとめて読みたくなり、
百鬼夜行シリーズ一式注文。
この厚み、物量であればあの悪評高いペラペラ紙包装で送っては来ないだろう...そう考えた私が愚かでした。
まさかのペラペラ紙包装に全部詰め込まれて届きました。
当然ながら帯は破れ、角は折れ、表紙はこすれ...
およそ新品とは言えない状態。
作品と紙が可哀想。
書店さんの通販で購入した方が絶対いいです。
塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)より
4061820338
No.81:
(4pt)

大好きな感じではあるが

大好きな感じで、先が気になってしょうがないが、巻数が多くて財布に厳しい。とりあえず2巻まで読んで中断。また時間と財布に余裕が出てきたら、読み進めていきたい。
文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫)より
4062738384
No.80:
(5pt)

次回が気になる。

多々良さんという新キャラ、メインキャラクターの仲間入りしそうで楽しみです。凄い物知りだなあ。京極堂とも対等に話せるなんて凄い!!
塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)より
4061820028
No.79:
(5pt)

京極堂シリーズの1つの集大成

数十年振りに再読しました。

・今作は短編からなっていて、短編としては勿論、1つの物語としても楽しめます。

・全編に渡ってあやしい複数の団体が何かあやしい事をしている感が楽しめます。

・過去作に登場した様々な人達が再登場して活躍します。

・聡明なあの人が退場するのは残念でした。

・ちなみに、こちらの本は分冊の前編です。

読むときっと後編も読みたくなると思います。
塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)より
4061820028
No.78:
(4pt)

イイね!

面白い
塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)より
4061820028



その他、Amazon書評・レビューが 82件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク