地獄の楽しみ方
- 地獄 (57)
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言葉の罠にはまらないために 言葉は人類最大の発明である ◆過去と未来は言葉で作られた 言葉はデジタル、だから不完全 ほか 地獄を楽しむために ら抜き言葉は間違いか 正義の対義語は悪? 神という言葉があらわすものは ほか 京極さんとの言葉をめぐる一問一答 カオスとは、言葉で切り取らなくてはならないものですか? 言霊とはどういうものですか? 言葉は不幸であると思われますか?:言葉は不幸でもあり、幸福でもあります。 ほか | ||||
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中学生向けに講演された?京極氏の講演を文字起こししたものです。 まぁすごい。 ご自身が常にアプデされ続けていて、そこへ経験と知識による判断をされる訳ですから。 これで刺激受けないのなら、それ以上の人物かはたまた向上心が全く無いか、本質を理解する能力が無いのでは。 こういうの読むとテレビ見ているのってなんなんかなって本気で思います。 これは管理職の方が読んだ方がいいのではないかと。 もちろん若い方にも。 そして、今を頑張って生きようとしている年配の方にも。 | ||||
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私としてはとても役に立つ部分が多く、世界認識の解像度を上げてくれました。 ・共同幻想的な言葉のまやかしに自覚的であるとは思っていたのですが、「過去未来」や「勝負」という言葉についても言葉で作られた世界だという認識はなかった。でもそうだよなーと。 ・アンビバレントな感情は理解していたものの、それでさえ捨象された部分が多いということ。感情というのはもっと混沌としており、表現した瞬間に大半がこぼれ落ちるということ。なるほど。 ・日本語はフニャフニャすぎて考えるのに適さないという言説は聞いたことがあったが、逆にフレキシブルであり、汎用性・応用性が高いという話。たしかにそうだなーと。 その他書ききれないですが、いろいろ感じるところありました。おすすめです。 | ||||
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面白かった。 「はじめに」から面白いし、何事も鵜吞みにして妄信しているだけでは役に立たないということは納得。 言葉は人類最大の発明であると共に大きな欠陥があるということも納得。 言葉はデジタルであるということは気が付きもしなかった。 言われてみれば納得した。 発信する方も欠けているし受信する方も自由に解釈できる事も納得できた。 最高なのは「すべての読書は誤読である」のくだりかな。 | ||||
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半日で一気に読める手頃な量。10代向けという制約ゆえ、講師にとっては、準備の負荷が高かろうと思いますが、その分、平易な言葉でエッセンスが得られるので、大人にとっても、とても有用だと感じました。やはり「言葉」を扱うことを生業とする小説家、とりわけ作品世界において、「言葉」(または、言葉が人の心の中に生み出すお化け)をテーマにしているだけあって、京極夏彦ならではの、切り口と切れ味があります。 「言葉はデジタル、だから不完全」 アナログである事象をデジタルである言葉で表現する際、必ず欠落が生じるという指摘は、新鮮かつ含蓄があるなと。 「人は言葉の欠けを勝手に埋める」 言葉の解釈はすべてが誤読であるという指摘で、これも、さもありなん。 「あらゆる争いは言葉の行き違いから生じる」 なるほどその通りだろうなと。 <読了後の感想まとめ> 言葉が不完全であることは避けられないことではあるものの、だからと言って、コミュニケーションにおいて言葉を捨てるわけにはいかないので、発信側としては、その不完全を認識したうえで、語彙を豊かにし、なるべく欠落を埋めることに努める必要があること、受信側としては、欠けた部分を補足する選択肢をなるべく多く想像し、可能性を吟味する必要があること。自戒の意味も込めて、改めて感じました。また、こういうことを自信をもって言える大人は、今日び、貴重な存在だなと思いました。 | ||||
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