(短編集)
冥談
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京極夏彦氏の作品の特徴には、心理を詳細に分析したような、心の暗黒を強いて自分からのぞこうとするような鬱々とした語り口があるのですが、最初に読んだのが京極堂シリーズだったせいかどの作品を読んでも、ほとんど鬱病の関口さんが話しているように思えて同じように感じてしまいます(汗)。お話の雰囲気にぴったり合っている時はプラスに働くのですが、それがマイナスといえばマイナスです。ここに収められている短編もほとんどがそのような感じです。 「冬」、「凬の橋」、「遠野物語より」、「柿」が気に入りました。 「冬」は、じわじわと怖いお話で、あの高橋克彦氏が「本当に怖いものは意味がわからないものだ」とおっしゃったそのままです。 「凬の橋」も万人に理解できる明確な結末ではありませんが、心の奥底に潜む愛憎が入り混じった感情と、だんだんとよみがえる過去の記憶が不気味です。 「遠野物語より」、”山にいる何かわからないもの、人かもしれず、人ではないかもしれないもの”についての話です。タイトル通り、遠野物語の民俗学っぽい雰囲気がいっぱいでいい感じです。 「柿」、これも、徐々によみがえる子供の頃の思い出、もしかして書きかえられていたかもしれない辻褄のあわない記憶、それはどうしてなのか?怖いあまりに忘れてしまおうとしたのだろうか?非常に気持ちの悪い話です。 残念ながらあとの4編は個人的にはいまひとつでした。特に「予感」と「先輩の話」は同じことの繰り返しが何度も何度も出てきて、くどくてジリジリしてしい、途中から読み飛ばしてしまいました。全体に、人によって好みが分かれる作品集だと思います。特に自分が落ち込んでいる時には、さらにどーんときてしまうかも。 たとえば江戸川乱歩は、作品の雰囲気に反して、とても明るく面倒見がいい人だったということですが、京極氏の作品を読むたびに、いったいご本人はどんな方なんだろうと思ってしまいます。概して作品はすべて暗いのですが、それでいて本が分厚いとなると、それだけでダメだという人も多いのかもしれません。自分は京極堂シリーズはどれもとても好きですが、あちらが重過ぎるという方には、この作品のような短編集から始めるのがいいと思います。 | ||||
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京極先生の作品というとあまり人様におススメできるようなものがありませんが、個人的には大好きな作家さんですので短編集などはおススメしております。 ホラーとして読むには怖さは控えめでしょう。元よりホラーとしておススメはしません。 とてつもなく素晴らしい作品とは言いませんが、京極夏彦の風を感じつつ気楽に読めますね。 この中で怖いと感じられるのは「凮の橋」でしょうか。「らしい、」感じがします。 個人的に好きなのは最後の一話、「先輩の話」ですね。歳をとって感じ入る話かと思います。 好き嫌いの別れる作家さんですから、手を出そうか迷っている方はこの辺りでまず様子見でもいかがでしょうか。 | ||||
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冷たい怖さを感じます。 京極夏彦さんの小説は面白くて怖いので読んで損はないはずです。 | ||||
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京極さんは大好きなので、入り込んで読みました。読みながら頭の中を登場人物が動いてくれます~♪ いつもそうです~♪ | ||||
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もの足りなさがありました。 京極さんの本は、一通り読んでますが、京極節というより、ちょっとありきたりというか、初心者向けの読みやすい本って感じでした。 | ||||
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