発行日：2010年03月03日

出版社：メディアファクトリー

ページ数：268P

【あらすじ】

生と死のあわいをゆく、ほの暝い旅路―これぞ真骨頂!著者の「核心」に迫る、怪しき短篇小説集。

発行日：2013年12月25日

出版社：KADOKAWA/メディアファクトリー

ページ数：278P

【あらすじ】

庭に咲く艶々とした椿の花とは対照に、暗い座敷に座る小山内君は痩せ細り、土気色の顔をしている。僕は小山内君に頼まれて留守居をすることになった。襖を隔てた隣室に横たわっている、妹の佐弥子さんの死体とともに。しかしいま、僕の目の前に立つ佐弥子さんは、儚いほどに白く、昔と同じ声で語りかけてくる。彼女は本当に死んでいるのだろうか。「庭のある家」をはじめ、計8篇を収録。生と死のあわいをゆく、ほの瞑い旅路。