森籠もりの日々
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
森籠もりの日々の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
勉強になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2017年7月7日から2017年12月31日まで、毎日綴られた「森博嗣堂浮遊書店」のブログ「店主の雑駁」を1冊にまとめたものです。 筆者は最初、このブログを本にするつもりは考えていなかったようですが、版元の講談社からの勧めもあって刊行になったと書かれていました。 まず森博嗣さんの書き手としての凄まじいまでの力量がこのブログにも表れています。1996年からブログは書き続けられているようです。 膨大な出版量を裏付けるが如く、日々のブログの内容も多岐に渡り、それを毎日コンスタントに書き続けられる能力こそ、作家としての存在証明に他なりません。 趣味の域を超えている庭園鉄道の整備はずっと載せていますし、現在進行形の小説の執筆状況も綴られていますが、それ以上に森さんの心の中に浮かんだテーマについて、しっかりと独自の見解を披露し続けられることに驚きを覚えています。 一例を挙げますと、88pに先祖の霊に触れ、お墓を作らないという見解を展開されていました。ご両親が亡くなられてもお墓に入れられなかったようです。これに対しては沢山のメールが寄せられたそうですが、「僕には、理屈がわからないし、誰も僕を納得させる理由を教えてくれない」「自分が納得できないものはしないことにしていた」と心情を吐露していました。お盆やお墓というものに対して、考えさせられる一文でした。 129pでは「『自分』という存在が、範囲が曖昧なのです。自分でやっているように意識していても、本当に自分でしょうか?」という問いかけからは哲学者のような匂いが伝わってきます。 「鉄道模型に関する雑誌は捨てられず、3000冊以上もっています。(363p)」ですし、このジャンルに関しては趣味という範疇を超えている深さが伝わってきました。 活字量も多く、そして活字も小さく、活字中毒の当方にとっても読みごたえのある本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
落ち葉集め・落ち葉焚き、小説、執筆スケジュールや工作、買い物とゲスト訪問の事が主に書かれている。 そういう記述の狭間に、世間に蔓延る常識を素朴というか、素直な作者の意見を開陳する。更には、普段何気なく使っている言葉や表現の曖昧さ、不正確さを指摘して、どきりとさせる。 世の中に跋扈する「〜する方法」というビジネス書より、ためになると思う。哲学書と言ってもいいかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは、本にするつもりはなかったブログを本にしたものだ。 本にしてくれてありがとうございます。 文章もおもしろいが、本人もおもしろい。こんな感じだ。 「小説はほとんど読まない」 「作家の仕事は一日一時間」 「左右が判別できない」 「発行された自分の本を読んだことが一度もない」 「本気で怒ることはまずない」 「両親が死にましたが、お墓にはいれていません。 お墓に入れる理由が僕にはわからないからです。」 なかなか変わった人、とも思うが、これ、なまじの啓発本よりはずっとためになる 名言、箴言の嵐だ。 ものを考えるとはどういうことか、仕事はどうすればいいか、ひととつきあうには、 と、人生のあらゆることへのヒントが惜しげもなく散りばめられています。 ぼくは、名言帳をつくってますが、だいぶ、ページをつかいました。 「多くの方が、「能力」や「才能」みたいな幻想を抱いていて、 その幻想で自分の諦めさせる、、」 「文字数が規定量になったら、きっぱりとやめます。 、、そうすることで、、明日もすっと書き始められるわけです。」 「これはどんなもについてもいえることで、 目的を達成するために必要なのは、、目的から比較的遠いものを 諦めること。」 「文章というのは、ただイメージを切り取る行為でしかない。」 「素敵な風景というのは、とにかく自分の目でみること。、、 写真で見ても価値がありません。」 「「趣味の合う人」を探すのは、埋蔵金を探すくらい難しい。」 僕には、こういった言葉が響いたが、きっとあなたに響く言葉も 見つかるはずだ。 ただ、そのためには、想像力が必要だ。なぜなら、 「文章とは、そもそも観察や思考の「固定化」であって、 書いた時点で停止したもの、つまり、死んだものなのです。 読み手の頭の中で(そこを補うように)展開し、 活き活き と感じられるわけです。」 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|