虚構推理 スリーピング・マーダー



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初公開日(参考)2019年06月
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長編小説

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虚構推理 スリーピング・マーダー (講談社タイガ)

2019年06月21日 虚構推理 スリーピング・マーダー (講談社タイガ)

「二十三年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」 妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた岩永琴子は、大富豪の老人に告白される。彼の依頼は親族に自身が殺人犯であると認めさせること。だが妖狐の力を借りた老人にはアリバイが! 琴子はいかにして、妖怪の存在を伏せたまま、富豪一族に嘘の真実を推理させるのか!? 虚実が反転する衝撃ミステリ最新長編!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

虚構推理 スリーピング・マーダーの総合評価:8.06/10点レビュー 16件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

虚構推理 スリーピング・マーダーの感想


 「二十三年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」
ワンマン社長で家庭内でも有無を言わせない妻に殺意を抱いた時、話しかけられたのは狐の怪異。 苦でもない対価を払い殺人を代行してもらった彼の依頼は遺産の相続権を持つ息子たちに「私が妻を殺した」という虚構を披露してもらいたいというもの。 この珍妙な依頼に知恵の神・岩永琴子の下す結論とは!?

 補填的な短編と表題作の中編が収録。 怪異によって鉄壁のアリバイが出来てしまった者を殺人者に仕立て上げるというストーリー。 真相は狐を締め上げたらあっさり分かったので後から嘘を創作してゆく。 今作は虚構推理としての論理は勿論仕上がっているのだが、それ以上に知恵の神としての琴子の倫理が垣間見える。 あくまで神として、中間の立場として存在する彼女は人間が襲われそうになれば命を賭するし、人間の都合で怪異が巻き込まれれば時に非情な判断もする。 神としての矜持を全うする琴子とそれに賛同もせず否定もしない中間的な存在の九朗が印象に残る作品であった。 ボリューム不足な点以外は満足のいく作品、★は5つ。

りーり
9EDFH0HC
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.15:
(5pt)

高校生の岩永

アニメではカットされた高校編も必見です
やはり可憐にして苛烈
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No.14:
(2pt)

穴が空いていた。

買っても順番に読むストックがあるので待機中にするタイプですが………
いい感じで集中して読み進めると佳境のところで文章のところに破けて穴が空いて興ざめし、裏も確認しながら元の状態に戻すこともできず前後の単語からつないで読むことしかできませんでした。
製本時に重なりや変なところで裁断してるのは新刊で一度経験済みですがこういう本に当たったことは中古本でも経験がないだけにショックでしかありません。自分の足で本屋を回って中身に異常がないか全頁を確認してから同じ本を買う二度手間をしました。次から本を買うときはビニールをつけてないものは自分の目で中身を確認できる本屋で買ったほうが安全だと思い知らされました。普段ならタイトルとあらすじを見てから決めてたのに手間を増やされた気分です。
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No.13:
(4pt)

ミステリーとしては…

ミステリーが読みたくて購入するとガッカリするかもしれません。
私もミステリー小説が好きなのでその点での満足度は低いですが、アニメ
を見て琴子の事が好きになったので、その他の話が読みたくて購入しました。
物足りなさはありますが面白かったです。
それにしても、琴子は相変わらずの言われようですね。
九郎とは違う意味で琴子の相手ができる寛容な強烈キャラの人物はいないの
かとファンとしては思います。 そういう登場人物が見てみたいです。
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No.12:
(4pt)

強引に「本格ミステリ」を成立させた、作者の創意を評価

このシリーズを読んでいる事が前提のような作品。岩永と九朗の特殊性を理解してないと、話自体理解不能と思われ、その意味ではややハードルが高い。

 そもそもこのシリーズを、従来の意味合いで「本格ミステリ」と考えるのは無理がある。妖怪の力で不可能犯罪をやられたら、何でもアリで、手の打ちようがない ー が、この設定で理屈っぽい「本格ミステリ」を、何とか成立させたアクロバットが、このシリーズのキモである。

 個人的には好きになれないが、岩永のキャラは立っており、キャラクター小説としても魅力的だ。だが私はこの設定で強引に「本格ミステリ」を仕上げた、作者の創意を評価したいと思う。
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4065161576
No.11:
(5pt)

どうしたことか

シリーズ3作品の中でもっともおもしろかった。

しかしどうしたことか、1作目は解決の内容どうこうよりも場面描写にきになる点が多く、うまく没入できなかったが、今作は、というより前作から会話の内容、場面描写それぞれがイメージしやすくなったように感じる。

作風になれたというよりは明らかに作風が噛み砕かれたように感じる。わかりやすくなったというか納得しやすくなったというか。

表題作に出てくる人物の最後のしくじり、はこの人物がここでこんな風になるかな?という点で無理やり納得させられた気がしないでもないが、表題作以外の作品もそれぞれゆるくつながっているようで、全編を通して一楽しめた。

まだまだ作品には謎が残されているので、続編にも期待したい。九郎くんがなんで岩永と付き合ってるのか、とか。

六花さんが作品中で鋼人七瀬事件を仕掛けた理由を述べるが、これが本当の理由ならすごくゾッとする。そして超かわいい。
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