マツリカ・マトリョシカ



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初公開日(参考)2017年08月
分類

長編小説

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マツリカ・マトリョシカ (角川文庫)

2020年03月24日 マツリカ・マトリョシカ (角川文庫)

密室状況の第一美術準備室で、何者かに襲われた女子生徒が発見された。解決されないまま時が過ぎ、2年ぶりに『開かずの扉』が開かれることになった。高校2年の柴山は、扉が開く瞬間に立ち会うことに。だが、誰も出入りできないはずの準備室には、制服を着せられたトルソーが蝶の標本とともに転がっていた。廃墟ビルに住む謎の美女マツリカに命じられて、彼は友人たちと過去と現在の密室の謎に挑む。青春本格ミステリの決定版!!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

マツリカ・マトリョシカの総合評価:9.24/10点レビュー 25件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

マツリカ・マトリョシカの感想

萌えオタ受けを狙ったライトミステリ。
密室の謎に挑む多重解決もので、本格的な一面も覗かせるものの自虐的妄想を繰り返す主人公がラノベ臭を撒き散らす。
シリーズ3作目ですが設定が余りにも特殊な割に説明が不親切なので頭から読む事をお薦めします。

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

マツリカ・マトリョシカの感想

著者初読書。シリーズ3作目の長編をいきなり読みました。
というのは、著者作品は気になる存在でしたが、作品は短編集ばかりであり個人的に没入感が途切れやすい短編集は苦手で見送っていたのです。
今回は長編なのでやっと手に取った次第。同じような方へお知らせしますと本書から読んでも大丈夫です。
少し補足すると、序盤は主キャラの"マツリカさん"の存在が幽霊なのか実在する人物なのか設定不明であり、本書がファンタジーなのかよくわからず混乱すると思います。読後に前作を調べた所、マツリカさんは元々そういう"謎の存在"の扱いらしいので、気にせず読めば本書からで問題ないです。

さて、本書は学園ミステリにおいて女子高生に異常なこだわりを魅せつつ、それが本格ミステリに結びつけられた面白い作品でした。作中に『これが男性作家が書いた推理小説だったら、その作家はただの変態ではないか』という自虐的な地の文がありますが、これは特徴的要素なのでプラス。"学園ミステリ"として単純な高校生の物語ではなく、必然的な学園の設定を活かした内容が好感かつ面白かったです。

扱う事件は女子制服盗難事件。盗まれた制服がトルソーに着せられた状態で密室で発見されます。死体ではなくトルソーなので、人が死なないミステリを好む読者にもよいです。そしてこの密室をどうやったら実現できるかを、全10章のうち半分以上の各章において、各人の推理を披露・検証する推理合戦となっているのが見所でした。

主人公の男子は、うじうじしている情けないキャラなのでちょっと苦手でもどかしかったです。周りには一緒に考え相談したり、励まし合ったりできる仲間に恵まれているので、自信を持って周りと接する成長をしてほしい所ですね。みんなでわいわい相談している様は青春だな~と感じて微笑ましかったです。

気になる所としては、犯人がかなり面倒で綱渡りな行動をしており、何故そんな事をしているのだろう?というのが、何度か読み直してやっと納得出来る所。実際これって調べればバレバレじゃない?とか、やれるの?とか、もっと巧い方法があったのでは?とか余計な所で違和感が多く残りました。
まさかな着眼点からロジカルな推理を展開して犯人を特定する所など、見せ所豊富で面白かったです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.23:
(5pt)

とても楽しかったです

特に有りません。
マツリカ・マトリョシカAmazon書評・レビュー:マツリカ・マトリョシカより
4041058333
No.22:
(5pt)

続きはまだですか……!

登場人物の内面に焦点があてられており、非常に面白い作品でした。
マツリカ・マトリョシカAmazon書評・レビュー:マツリカ・マトリョシカより
4041058333
No.21:
(5pt)

「日常の謎」系ミステリの最高峰。

このシリーズ、私はSM愛好家として、FEMDOM(女性支配)なSMストーリーを評価して来た。つまり、マツリカ女王様に下僕として仕える柴山、と言う構図である。ハッキリ言って、ミステリとしては評価して来なかったのだ。
  が、初の長編として、この作品は素晴らしい出来。人の死なない「日常の謎」系ミステリとしては最高峰で、密室の謎に取り組む本格ミステリとして、高く評価したい。とりわけ、女子の制服に関わる知識でマツリカが謎を解明するのは、やられた、と思った。男性には到底わからない知識であり、分かったら変態だろう。当然柴山にもわからないが、マツリカの指摘に彼がどう感じたかと思うと、実に興味深い。  
「日常の謎」系ミステリとして、ミステリアスな年上女性に翻弄される男子高校生をしっかり描きつつ、本格ミステリにまで挑んだ傑作である。
マツリカ・マトリョシカAmazon書評・レビュー:マツリカ・マトリョシカより
4041058333
No.20:
(5pt)

皆さんの書いている通り

皆さんの書いている通り、シリーズ3作目にして最高傑作です。
ミステリ部分と青春小説としてのバランスもよく、
前2作はこの長編のための伏線だったのかと思ってしまいました。
2022年9月現在アマゾンでは欠品しているのかマーケットプレイスでしか購入できないのがびっくり。
マツリカ・マトリョシカAmazon書評・レビュー:マツリカ・マトリョシカより
4041058333
No.19:
(3pt)

マツリカシリーズの完結!二重密室の謎を解いてみてください!

マツリカシリーズの3巻。
美少女マツリカの日常系ミステリーです。
シリーズの完結となります。

なんと二重密室という本格派です!!
日常系ミステリーなので凄惨な事件は起きないのでご安心ください。

密室推理小説か好きな方にはお薦めです!

謎の美少女マツリカ。
美少女マツリカに「クズ!飼い犬!」と罵倒されて柴犬のように従って来た男子高校生の主人公。
最終回では主人公の成長も見られます。

最終回は日常系ミステリーでも意欲的な二重密室なのですよ!
しかも二重密室なので不可能に近い。

この二重密室のトリックと伏線はなるほどーと驚きましたが、かなり実践するには無理があると思います。

主人公は友人達とこの二重密室のトリックを1人ずつ仮説をたてて検証していく物語の展開なので、このトリックの仮説が1つずつ否定されていく構成は大変面白いと思いました。

ただこの二重密室のトリックはミステリーとして期待するとかなり残念です。
正直かなり残念だと思いました…。

ただ作者の相沢先生が本編で書いているように女子高生のプリーツスカート。

「もしこれが男性作家が書いた推理小説なら、その作家はプリーツスカートに詳しいただの変態ではないか。」と言う主人公の台詞でトリックに納得してしまいました(笑)

かなり独創的なトリックです。

美少女マツリカはこの3巻では終盤まで登場しませんが、終盤での名探偵としての独壇場はとても印象的です。

この美少女との未来はどうなるのでしょうね。主人公の過去が浄化されるエンディングはシリーズ総ての伏線が回収されて素晴らしいです。
表紙のイラストも幻想的で素晴らしいですね!

マツリカシリーズは高慢な美少女に罵倒されたい方には響くと思います。

追記

日常系ミステリーとしては相沢先生の『午前零時のサンドリヨン』の方が優れていると思いました。こちらはクールなマジックの好きな女子高生がヒロインです。登場人物の好感度も高いですよ。未読の方はお薦めなので是非読んで見てください。
マツリカ・マトリョシカAmazon書評・レビュー:マツリカ・マトリョシカより
4041058333



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