(短編集)

invert II 覗き窓の死角



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invert II 覗き窓の死角

2022年09月14日 invert II 覗き窓の死角

反転、再び。 あなたは探偵の推理を推理することができますか? 嵐の山荘に潜む若き犯罪者。そして翡翠をアリバイ証人に仕立て上げる写真家。犯人たちが仕掛けた巧妙なトリックに対するのは、すべてを見通す城塚翡翠。だが、挑むような表情の翡翠の目には涙が浮かぶ。その理由とはーー。ミステリランキング5冠『medium 霊媒探偵城塚翡翠』、発売即重版10万部『invert 城塚翡翠倒叙集』に続く待望の第3作目。犯人視点で描かれる倒叙ミステリの金字塔! invert in・vert 【他】…を逆さにする,ひっくり返す,…を裏返しにする; 〈位置・順序・関係を〉反対にする;〈性質・効果などを〉逆転させる; inverted detective story: 倒叙推理小説(「BOOK」データベースより)




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invert II 覗き窓の死角の総合評価:8.18/10点レビュー 33件。Bランク


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(8pt)

invert II 覗き窓の死角の感想

シリーズ3作目。今回も面白かった。 ☆7(+1好み補正)
本シリーズは1作目から順番に読むことを推奨します。
本書は『生者の言伝』と『覗き窓の死角』の2編からなる中編集。どちらも倒叙ミステリです。

『生者の言伝』は倒叙ミステリドラマの古畑任三郎の一話目『死者からの伝言』のタイトルオマージュ。
犯行が行われた洋館に豪雨で立ち往生した翡翠と真が訪れるという始まり。この導入は古畑任三郎と合わせてありますが中身は別物。
倒叙の作風は行き当たりバッタリな犯人の慌てふためく様が楽しめるユーモアミステリ調。ユーモア&ドタバタのまま終わるかと思いきや、しっかり手がかりを得て推理して真相に到達する様が見事でした。明かされていない問題の癖の解答についてはネタバレで後述。

『覗き窓の死角』
「翡翠ちゃんかわいい」と言ってる場合じゃなく感じる程、城塚翡翠の内面を掘り下げた物語でした。
※これも次回以降に向けて読者をミスリードさせたキャラ作り……と言われたらショックですが(汗)
倒叙ミステリなので犯人は明確なのですが、どのような犯行だったのかは伏せられているのが面白い。提出されている手がかりを元にロジカルに推理した結果、犯行方法が明らかになるのが見事でした。倒叙ミステリというより本格的な倒叙推理小説であり、推理をする楽しさが堪能できました。

どちらもミステリとしての楽しさは然ることながら、キャラクターの良さ、翡翠と真のユーモアあるやり取りの緩急が面白く読んでいて楽しい読書でした。続編も楽しみです。

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.32:
(5pt)

三作目でまだキャラクター未完成

愛想のいい秘書みたいだった名探偵助手・千和崎真が実はムッツリがデフォルトだったことが語られたのが2冊目。3冊目では高い戦闘能力を持つ女であることが判明する。遅すぎでしょ。たぶん推理小説史上初めて謎解きの際に犯人を「童貞さんだったんですか?」と嘲弄した名探偵である城崎翡翠も、このインパクトのあまり、未だに嫌ってる人が多いようだが、そうした人たちも、さすがに3冊まで読めば認識をあらためるのではないか。あざといお色気作戦の冒頭篇(本書は中編1長編1という異色構成)もフォローが行き届いてるし、本編は第1作にも共通する切ない幕切れを迎える。
初登場の憎まれ口デカ&女鑑識員と警察庁高官、ずっと姿を見せなくなってる鐘場警部をはじめレギュラー陣もまだまだ不揃い。こんなに出し惜しむキャラクターシリーズって初めてではないだろうか。
invert II 覗き窓の死角Amazon書評・レビュー:invert II 覗き窓の死角より
4065286387
No.31:
(3pt)

1のように、aagainがくると良かったかな。

InvertⅠのその後があることを期待して読んじゃったよ。
invert II 覗き窓の死角Amazon書評・レビュー:invert II 覗き窓の死角より
4065286387
No.30:
(4pt)

素晴らしい

続編を購入。
前作の登場人物の個性を引っさげて、面白かったです。
invert II 覗き窓の死角Amazon書評・レビュー:invert II 覗き窓の死角より
4065286387
No.29:
(5pt)

今回も夢中になって読みました

昔の自分なら本に2000円も出して買うことなんてなかったのですが、1作目、2作目が良かったので3作目も迷わず即購入しました。買って良かった。翡翠×真の百合的要素も所々に感じられて、ミステリーと百合を同時に摂取しているような気分でした。

冒頭で犯人が分かっているはずなのに、作者の巧みな文章ににしてやられたーって感じがたまらないですね。

ただ最初のお話の靴下のくだりだけ納得できませんでした。私年家の中で履いてるんですけど笑。でも聖者の伝言編は初心者向けの推理の練習の場だったので馬鹿な私でもトリックを見破る感覚を経験できたのは楽しかったです。

次回作もあるのであれば今から楽しみです。
invert II 覗き窓の死角Amazon書評・レビュー:invert II 覗き窓の死角より
4065286387
No.28:
(3pt)

いい加減飽きてきた

毎作サプライズを用意するのもしんどいとは思いますが、もういいかなこのシリーズ、と思わせる出来でした。
メタはもういいよ。飽きました。
invert II 覗き窓の死角Amazon書評・レビュー:invert II 覗き窓の死角より
4065286387



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