小説の神様



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初公開日(参考)2016年06月
分類

長編小説

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小説の神様 (講談社タイガ)

2016年06月21日 小説の神様 (講談社タイガ)

若くしてデビューをしたが、思うように読者に受け入れられず苦悩する、高校生小説家・千谷一夜。彼の前に現れた転校生は、同じ小説家でありながらも、ヒット作を連発している小余綾詩凪だった。編集者からの指示で、合作小説を手がけることになった二人は、傷つき、ぶつかり合いながら、一つの物語を紡いでいく――。 物語を、小説を愛するすべての人たちのための、青春小説!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

小説の神様の総合評価:7.68/10点レビュー 59件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(9pt)

小説の神様の感想

かなり好みの作品でした。念のためお伝えしますと本書はミステリーではなく青春小説です。

映画化や漫画化などマルチ展開されている為、どれに最初に触れているかで印象が変わりそうです。原作となる本書にて初めて物語に触れましたが、自分は物語を楽しむ以上に、著者の内面に潜む想いと、世に解き放つべく爆発させたエネルギーをとても強く感じた読書で好みでした。
読者の好みが、物語としてどう見るかなのか、描かれている想いをどう感じるかなのか、どこに注目するかで本書の好みが変わると思います。

私が勝手に感じた感覚ですが、主人公の売れない小説家である千谷一夜は著者自身の現実的な負の一面で、ヒロインの小余綾詩凪は理想や希望となる存在、その男女の対比を用いて小説や創作に対する考え方を熱く描かれた内容に感じました。
小説作りにおいて、純粋に好きで創る気持ちと、生活面などにおいて現実的なお金の問題など、好きなだけでは創り続ける事ができないという、創作における『作品』と『商品』の葛藤がとても描かれていました。クリエイティブの仕事においてはずっと付きまとう問題です。小説家としての著者の代弁を主人公とヒロインを通して熱く語られており、個人的に興味深く読んでいた次第です。

本書の物語が小説家を描くという事から、文章の描写もあえてかなり緻密に行われていると感じました。あえて描いていて気に入っているシーンは、序盤のヒロインを見る主人公の緻密な描写からの「卑猥な目で見ないでもらえる?」の展開。これは著者ならではお約束の笑いで面白い。本書刊行前の作品よりも文章が読みやすくかつイメージしやすい描き方になっており文章の変化点的な作品をも感じます。他、2人が描こうとしている創作の内容が『medium』を感じさせたり、シリーズの続編が出なくて物語が紡がれない悩みは『マツリカシリーズ』の事かと感じるなど、主人公は著者自身を表していると感じました。それゆえに語られるセリフの一つ一つがとてもリアルでして、悲観的な事も、本当にやりたい事も、とても痛切に響いてきます。この想いを吐き出す点は物語を楽しみたい読者にとってはノイズに感じるかもしれませんが、私はこういうリアルな感情を爆発させている内容は商品ではなく意味のある作品としてかなり好感でした。

主人公・ヒロイン以外のキャラクターも良い味をだしてる。河埜さんは本書のリアルな担当編集の人なのかな。文芸部の部長の九ノ里は特にいいキャラ。主人公の周りには悪意がなく見渡せばよい人たちに囲まれているのではないでしょうか。ホントなんというか、本書は著者の内面を描いた作品に見えた次第でした。『小説』という媒体が好きな人には触れてもらいたい作品でした。

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T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.58:
(4pt)

挫折を通じた成長物語

端的に言うと読んで良かった作品でした。

なぜ小説を書くのか、誰に向けて小説を書いているのかを大事に描かれています。
前向きな気持ちになれる、そんなエネルギーを貰えた作品です。

他レビューで多く拝見される「主人公が売れる小説の持論が薄っぺらい」についてですが、彼が現実に打ちのめされていて、表面的にしか物事が見れなくなっている現状を表しているのかなと感じました。

ただ、流石に主人公を痛くしすぎだとは思います。読んでいて不快な気持ちになる所もありました。

この物語を必要とする人、必要としない人がいると思う。
必要としない人からしたら嫌悪するだろうし、話の展開に面白味を感じないだろうなと思います。
小説の神様 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:小説の神様 (講談社タイガ)より
4062940345
No.57:
(5pt)

表現することとは

何のために人は表現し続けるのか。楽しいことだけじゃない、苦しいことだって悩みもがくことだって沢山ある。それでも伝えたいことがあるから、自分に誰かの中に残り続けるものがあるから、人はきっと表現することを辞められないのかもしれません。言葉を紡ぐことの面白さ、奥深さ、美しさ、そしてその可能性の拡がりを教えてくれるそんな一冊でした。
小説の神様 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:小説の神様 (講談社タイガ)より
4062940345
No.56:
(5pt)

小説愛があります。

とどこおりなく手元に届きました。
ありがとうございます。
小説の神様 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:小説の神様 (講談社タイガ)より
4062940345
No.55:
(4pt)

コミックや映画を知ったあとで原作を知りました

いちおう、ブックレビューなので、これから読むかも知れない方々への邪魔にならない程度に。

(1)読むと面白いかも と思う人
主人公がプロ作家から脱落しそうで藻掻いている高校生の設定なので、物語を書いている人には面白いかも。
ヒロインが対照的に売れっ子の女子高校生で、文学(ライトノベル)論争を展開するところに、ニヤッとするところもあります。
後半で明暗が逆転するところは、上手く書かれているなと感じました。

物語を書かない方でも、青春モノのボーイミーツガールがお好きな方には、お勧めです。

(2)続編があるそうです
wikiの引用に上げたとおり、続編が出ているそうです。
文芸部の脇役だった女の子の話も出てくるとか。
まさしく青春群像劇ですね。

お話の中にも主人公が書く小説のシリーズ化の話が出てきます。
出版社にも作者にも、シリーズ化は美味しいですよね?
数字が見込めますし。
売れ行きはどうだったのでしょう?

(3)作者のこととか
この本の作者、相沢 沙呼さんは推理小説がメインの作家さんのようです。

2009年『午前零時のサンドリヨン』で東京創元社主催の第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。選考委員の山田正紀は「とにかく達者な印象で、文章もいちばん練れていた。ポップでとてもいい作品」と評した。2011年3月「原始人ランナウェイ」が第64回日本推理作家協会賞(短編部門)候補作となる。
(from wiki)
小説の神様 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:小説の神様 (講談社タイガ)より
4062940345
No.54:
(4pt)

映画を先に見た(プライムビデオで)

映画が良かったので本を買ったのでした。

そうしたら...
私の頭の中では小余綾のセリフが橋本環奈の声で... いや読んでいるのはオイラなんですが。
一度そう聞こえるともうそれ以外の声では聞こえてきません。
(注:本当に(脳内で)声が聞こえるわけではありません。念のため)

ところが最後の最後(の方)で...
「ちゃっちゃと書きなさいよ!」
私はこの“ちゃっちゃと”が嫌いです。アニメで幼女が“さっさと”と言おうとして舌足らずで“ちゃっちゃと”言っている様が目に浮かび、そうとしか聞こえなくなってしまいます。
せっかく橋本環奈の声で脳内変換されていたのに突然アニメ幼女に変わってしまいました。
残念です。“さっさと”ではなくてもせめて“ちゃちゃっと”くらいにして欲しかったと思います。
それまで標準語で話していたのに。
小説の神様 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:小説の神様 (講談社タイガ)より
4062940345



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