(短編集)
卯月の雪のレター・レター
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ひねりがない。相沢さんらしくない。すでにわかってしまう。 | ||||
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全五編。 ・妹とすれ違っている姉の話 いくらでも救いのない話にもできたに、 そこは作者さんのもののあはれの方向性の矜持でしょうか。 ・ちょっとしたミステリーのお話 性悪説的にもできそうな物語でしたが、オチは・・・・・・ これ、伏線の張り方上手いですね。 あるミスリードに、私はまんまと引っかかりました。 真相少しほっこり。 ・チョコレートが物語内のキーアイテムとなる話 これも伏線と、若干のミスリードが上手いと思います。 収録昨内でも、特に重く、シリアスですが、 この話が、本短編集内で、 ある意味一番百合として見ることができるかも。 前後の文脈等から、主人公とヒロインの関係は友情っぽいですが、 それでも関係性の切実さは白眉な印象。 ・ある教育実習生の物語 他人にはわかりづらい生きづらさを抱えて生きてきた教育実習生の女性が、 最後に、小さな覚悟を決める。 ある意味、収録作内で、一番社会派の作品かと。 学校という舞台は、時に本当にどうしようもなく、地獄的側面を内包しており、 本作はまだマシな方ですが。 少しミステリー要素とミスリードあり。 ・なくなられたはずの方からの手紙、 その謎を解き明かすお話 収録作品内最後のこのお話にもミステリー要素とミスリードがありますが、 自分はこれまでのお話で免疫ついたのか、 ミスリードミステリー部分は、 物語内である人物の存在が最初に示唆された辺りで、ある程度ピンときました。 生きづらさを抱えている女性主人公が、 従妹や、姉や、ストリートシンガーの女性らと関わりつつ、 手紙の謎も追い、自分の人生を見つめ直す。 自己と他者の対比やそれに伴うコンプレックス等を抱えての女性主人公のドラマを描きたかったのかと思いますが、 手紙にまつわる謎とその真相を、 主人公のコンプレックスや人生観と、 上手く絡めていたかというと、 主人公の関わる謎の方向性が、 ああいう形である必然性(手紙の謎のある真相から、 最後明らかになる主人公の姉のある選択とそれをリンクさせ、人生のままならなさを主人公に認識させたかったのだとしても) が、若干微妙でした。 もう少し尺を使ってキャラを掘り下げると違ったのかも。 あるいは、本作作者は、鮎川哲也賞でメジャーデビューしたとの事で、 とにかく作品内には、 何らかのミステリー要素を入れたかった、 あるいは出版ジャンルとして入れる必要性に迫られていたのかもしれませんが、 個人的に二番目と三番目の物語こそ、 ミスリードのさせかたが上手いと思いましたが、 四番目の話は、ミスリードの部分に関わるあるヒロインが別のヒロインにああいう言い方した理由が、 ちょっとわかる訳ないのではと感じましたし、(あるヒロイン同士の発言をすれ違わせて、学校では些細な事から、色濃い不穏な空気が生まれる側面を描いたのなら、必然性そのものは納得です。ただミスリードとして難解) 最初と最後の話は、 そもそも前者はミステリー要素ない印象で、 後者はああいう形にした必然性に少し疑問も。 ただ、ミステリーとしてどうこうより、 人間ドラマとしてみた場合、 作者さんの脚本から感じる、 祈りの様なものに、切実な誠実さを感じたので、 私的に星四つです。 表紙(文庫じゃない方)のわりには、百合要素少ない読後感だったのが、 少し残念でした。 | ||||
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2013年に出た単行本の文庫化。 ノン・シリーズの短編集で、「小生意気リゲット」「こそどろストレイ」「チョコレートに、躍る指「狼少女の帰還」「卯月の雪のレター・レター」の5篇が収められている。 あえて言ってしまえば、女性たちの誤解と和解を描いた作品集だ。姉と妹、友人同士、クラスメイト。その和解のプロセスがミステリ的要素にもなっており、ちょっとした驚きとカタルシスを与えてくれる。 ただ、全体としては非常に物足りなく思う。小説としてもミステリとしても。 | ||||
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5編の短編集です。 最初に収録されている「小生意気リゲット」が一番良かったです。 続いて、最後に収録されている「卯月の雪のレター・レター」。 他のエピソードについてはあまり面白くなかったです。 | ||||
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「小生意気リゲット」、「こそどろストレイ」、「チョコレートに、躍る指」、「狼少女の帰還」の4編に書き下ろしの表題作「卯月の雪のレター・レター」を含んだ短編集です。 表題作が一番気に入りました。 そのほかの作品もお勧めです。 ただ、最近の東京創元社の表紙イラストには時々?と思うようなものがあります。 ラノベ感覚で手にとってもらいたいがためのイラストだとすると考えたほうが良いのでは? 内容もそうだと思われては損だと思います。 まあ、余計な意見ですが。 | ||||
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