(短編集)

アルバトロスは羽ばたかない



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アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)

2017年11月30日 アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)

児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は、仕事に追われながらも、学園の日常に起きる不可思議な事件の解明に励んでいる。そんな慌ただしい日々に、学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、校舎屋上からの転落事件が影を落とす。これは単なる「不慮の事故」なのか? だが、この件に先立つ春から晩秋にかけて春菜が奔走した、学園の子どもたちに関わる四つの事件に、意外な真相に繋がる重要な手掛かりが隠されていた。鮎川哲也賞受賞作『七つの海を照らす星』に続く、清新な本格ミステリ、待望の文庫化。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.20pt

アルバトロスは羽ばたかないの総合評価:8.34/10点レビュー 32件。Sランク


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全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(7pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

最終的になトリックとしては,「え,ちょっと待って,どういうこと?」となる例のパターンを狙っていて,その瞬間は私もそうなりました.

▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.14:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

何の情報も無しに、前作も読まずに、この本を読んでみた。
児童養護施設を舞台にした青春小説と思って読んでいたが、なるほど、こういうことだったのか。
しかし、今一つ納得できないのだが、当方の読解力の無さ何だろうか。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

丁寧に張られた伏線がいい仕事をしています。
ミステリとしても一つの物語としても大変優れた作品だと思いました。

関連作品の『七つの海を照らす星』を読んでから、この作品を読むことをお勧めします。

吉田
4GIBMMLJ
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

前作と同じ児童養護施設「七海学園」を舞台に、保育士の春菜先生や児童福祉司の海王さんらが子供たちの様々な悩みや謎を解き明かしていく連作短編集。
こう書くと「日常の謎」系の本格ミステリと思われるかも知れませんが、人間大量消失事件やコメディチックな監禁事件など日常の謎を超えた様々な事件を扱うため、日常の謎系ミステリが苦手な自分も十分楽しめました。
また作中で児童福祉に関する諸制度や諸問題が上手に事件と関連付けて説明されており、社会派ミステリの側面も魅力的です。
そして最後に明かされる、作中冒頭で提示された墜落事件の真相は驚愕の一言。そのプロットの巧みさに唸らされました。

なお、これから本作を読まれる方は前作からの通読を強くオススメします。

AliceinAbyss
RG0JBP5M
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

すごいの一言!

書店を色々と巡ってどこにも置いていなかったので読むことを諦めていたある日、古本屋で前作と一緒に並んでいるのを見つけてどちらも即買い。

前作もなかなか面白かったけれど、やっぱりこっちの方が面白い。他のかたが書いているように、ミステリ耐性のついていないときに読んだ「十角館」に似た衝撃を久しぶりに受けました。

なんで騙されたのかなと思い読み返すと、少しその部分が強引かなとも感じましたが気持ちよく騙してもらったので不満はないです。

それと前作にも言えることですが、ミステリとしてだけではなく読み物として面白い。騙されながら少しうるっときたのは初めてです笑

そら
9JWYDR2Q
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (3件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

アルバトロスは羽ばたかないの感想

残念ながら、著者のシリーズ前作「七つの海を照らす星」は読んでいないが十分に楽しめた。
謎の真相部分は、ちょっと強引とも思えるところもあるが、綿密な構成で叙述ミステリとして一級品だと思う。
本筋は暗くて重い内容だが、構成している「冬」以外の各章は、それぞれ完結した短編ミステリとも云える内容であると同時に、登場人物が置かれた状況をユーモアも交えて描いている。そのため読後感も悪くない。
是非、前作だけだなく後作の「空耳の森」も読んでみたい。

ジョニ黒
CU5PBIFL
No.9:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

前作『七つの海を照らす星』読後から早3年半。
何度もハードカバーを買おうか悩んだ末、
ようやく待ちに待った今作の文庫化。
読前のハードルは今まで読んだどんな作品よりも高かったと思います。
そんな中で
「えっ!?」
と思わず声を上げてしまった今作。

児童養護施設を舞台に大人と子供との間にあるリアルな心情の描写が、
暖かくもあり残酷でもあり心地よく胸に響いてきます。
そこからの衝撃。
素晴らしい作品だと思います。

残念なことに前作から間が空きすぎていたため、
登場人物のリンクがいまいち上手くいかなかったことが悔やまれます。
もう一度前作を再読しようと思っています。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.8:
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

アルバトロスは羽ばたかないの感想


▼以下、ネタバレ感想

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De
2O1XLRX4
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

一つ一つのエピソードがしっかりしていて、それぞれに意味を含ませつつ、最後の章で明らかになる大掛かりな仕掛けに繋がります。
読んでいて、引っかかるところはあったんだよねぇ。
最後まで騙されました。

Hidezo
GX0TU62Y
No.6:
(5pt)

よくわかりません

面白くありませんでした。

わたろう
0BCEGGR4
No.5:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

これは良作。

「七つの海を照らす星」の続編。
驚かせどころは両作とも一点なのですが、大掛かりだった前作と違ってこの作品では(ネタバレ直前まで)至って自然に見せるところがいい。
前作は「へぇーー」、今作は「えっ?!!!」って感じ。
インパクトがでかいのは明らかに今作。「十角館」に近い驚きがある・・・と言ったら大袈裟かな?
だけど、衝撃を受けた後、ページを戻してまで確認したのは「十角館」「三崎黒鳥館(以下略)」以来かもしれない。

この作品にて初登場する人物はいるものの殆どが前作に共通していますし、前作のエピソードもところどころに挟まれています。
ただ、前作を先に読む事をお薦めする一番の理由はそこではないです。
真相が明らかになった時に、私が「だからか・・・」と真っ先に思った事があります。
恐らく最大の伏線の一つになっていたはずです。
前作を読んでいなければ、ここに関する違和感を感じることが出来るわけがありませんから。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

前作と同様に4つの短編ののちに驚くべき真相が明かされます。
しかしその真相に関するトリックのかけ方がいささか強引な気がしました。
それを踏まえたうえでも普通に楽しめる作品だと思います。前作読書済み必須です。

テリヤキ
I0ITT6CP
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

児童養護施設・七海学園に勤める北沢春菜を主人公にした物語。私自身は不勉強で行政面でのこういった機関の縦や横の繫がりとかまるで解からないのだけれど、登場人物のなかに児童福祉司で児童相談所に務める海王さんと云う人物がいて、そのずば抜けた洞察力で子供たちの抱える様々な謎や不思議を話すと見過ごしていた些細な手がかりから隠された真実を解き明かしてくれるという探偵役の設定になっている。前作の「七つの海を照らす星」は未読だけれど多分この海王さんと春菜の探偵物語なんだろう。事情のある子供たちが暮らす養護施設を舞台にする、古書店でも駅前の便利屋でもないその作家独自の世界を構築する意味ではとても良い視点といえる。だが、子供たちを描いていけば当然内容は暗く重くなるわけでそういった雰囲気を払拭するキャラクターも用意してあるが、真正面から子供の抱える事情に向き合った内容とかストーリーになっているので胡坐をかいて読んでいたのが気付けば正座して読んでいたといった気分になるほどだ。春の章・夏の章・初秋の章・晩秋の章と繫がっていくが文化祭の日に起きた校舎屋上からの転落事件が最後の晩秋の章で明らかになる構成だ。それぞれの章に物語があり消えた人物や母親の隠された意図、出口に固まっていた子供たちの前に姿を現さずスタジアムのグランドから消えたサッカーチームのメンバー10人などミステリアスな出来事を絡めて最後の章に至る。しかし、最後の章のドンデン返しは予想していなかったので正直驚いた。全体を見渡しても良く出来たミステリーと云える。テーマはハナミズキとアルバトロス。初めて読んだ作家だが読み始めは会話の部分で誰が誰に話しているのかちょっと解かりずらく感じて自分とは合わない作家なのかと思いながら読み進めたが、読み終えてみるととても魅力的な資質を持った作家であると認識した。この本は未読のひとにはぜひおススメしたい。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

繊細な人間の心情を見事に表現した傑作ミステリー

本書を読む前に、まず著者の前作「七つの海を照らす星」を読むことを薦めます。内容としては、決して前作を読まなくてはならない類のモノではありませんが、引き続き出てくる登場人物がいるからです。
この作品はミステリーでありながらも、登場人物たちの人間模様や、心情などが特にきめ細やかに描き表わされています。そのため「普段はミステリーを読まない」といった方でも、大変読みやすい作品だと思います。表紙も綺麗ですし。
もちろん、だからといってミステリーの良さが消えていることはありません。むしろ心情描写によって、よりそれが引き立って、本当に素晴らしい傑作ミステリーに仕上がっていると思います。
ですからこの本は、広い世代のさまざまな方に絶対に一読していただきたい作品であると思います。

アルバトロス
CRRRDTJB
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

傑作でした。

舞台となる七海学園や先生達の紹介は前作を読んだ上での展開なので、
『七つの海を照らす星』を先に読んでおいた方が良いと思いました。

児童養護施設・七海学園を舞台に
子供達の独特な環境や悩みから生まれる日常の謎。

扱うテーマは一見悲しく感じるものですが、
どの話にも希望が描かれており、文章から厳しさと優しさを感じました。

ミステリとしても傑作でとても見事です。

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egut
T4OQ1KM0
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