さむけ
- リュウ・アーチャーシリーズ (19)
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| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.33pt | ||||||||
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リュウ・アーチャー・シリーズの第12作で、ミステリーベスト100などの企画では必ず上位にランクされる、ロス・マクドナルドの代表作。1963年の作品ながら、今でも十分に読み応えがある傑作である。 | ||||
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浅い、と思った。 | ||||
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登場人物が多く複雑なので、ゆっくりと読みました。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| ホロヴィッツやクレイヴン、ホリージャクソンなど現代英国ミステリーばかりご縁のある昨今。 ストレートな、外連味のない、そして人間存在の本質的な哀しさ・切なさにふれたくなって 再読しました。リュウ・アーチャーが主人公のロスマクドナルドの一連の探偵小説の中で ご本人がもっとも愛着を抱いていそうな金字塔的作品「THE CHILL」和訳名「さむけ」。 様々なタイプの女と男が出てきて、それらに対するアーチャーの観察眼がいいです。 孤高だけどけして人間嫌いではないアーチャーとの、一人ひとりとの出会いのシーンがとくにキレイです。 なかでも、最も好きなくだりが、第25章の途中から(文庫本P306~約1ページ分のくだりです)。 あまりに名文なので、抜粋したくなりました。 シーンは、事件にかかわりがあるとみて、過日すでに別々に聞き込みをしていた、2人の老婦人がなんと一緒に連れ立って歩いているのを偶然カフェにいたアーチャーが目撃し、追跡をはじめるシーンです。以下抜粋 わたしはちょっと失礼と言って、二人のあとを追った。二人の婦人は街区の中途で道を横断し、裁判所の敷地を囲んでいる大きな糸蘭の木の下の光と影の模様のなかを、下町のほうへ歩きつづけた。絶えずことばをやりとりしてはいるが、その歩きぶりは見知らぬ者同士のようで、歩調も雰囲気も一致していない。ミセス・デロニーはずっと年上のはずだが、乗馬をやった夫人らしい大股の歩き方だった。ミセス・ホフマンは疲れた足をひきづるようにしている。 わたしは距離をおいて道の反対側の歩道を歩き、二人の婦人を追跡した。わたしの心臓は烈しく悸っていた。ミセス・デロニーがカリフォルニアへやって来たということは、デロニー殺しとヘレン殺しがつながっているというわたしの信念、そしてミセス・デロニーがそれをしっているはずだというわたしの推理を、裏書きするものではないだろうか。 二人の婦人は二街区歩いて本通りに出ると、出っくわさいた最初のレストランに入っていった。そこは観光客むきの店で、ガラス窓ごしに空いているテーブルがたくさん見える。レストランの筋向いには、入口をあけ放した煙草屋があった。わたしは並んでいるペーパーバック本を物色し、シガレットを一箱買い、旧式のガスライターで火をつけて、三、四本も吸ってから、おもむろに古代ギリシャ哲学の入門書を買った。その本のなかのゼノンについての章を、たったまま読み始めた。老婦人たちの昼食はなかなか終わらない。 「アーチャーは老婦人たちに決して追いつけないだろう」と、わたしは言った。 カウンターの向こうにいた男が耳に手をあてがった。「え、なんだって?」 「いや、独り言です」 「独り言は個人の自由だ。わたしも仕事がすむと、よく独り言をいうよ。この店じゃ、ちょっとまずいけれども」金歯を宝石のように光らせて男は微笑した。 この描写です。 すごいですよね。ゼノンの「アキレスと亀」の定理を出しています。ちなみに、このアキレスと亀の話は、物語の最初のほう、前に一度、アーチャーが行方不明になった娘を探しに大学に聞き込みに訪れた時に、キャンパスで男女の大学生が議論をしているそばを歩いて過ぎたシーンがあります。そこでは、アーチャーは何も語っていません。 なんだか、美しいです。 アーチャーの苦みばしった来し方を凝縮したようなシーンで、多くは語ってませんが、アーチャーのここまでの半生とそれを経た彼の性格が出ているようです。 こういう男だからこそ、他人のどうしようもない性(さが)を、うけとめつつもそれを「裁く」ことなく、抑制された感情のもと、粛々と任務をやりとげるのだなと思います。しかし、彼の心の奥底には一つまた一つと人生の苦味が沈殿していくのでしょう。 近いうちに、私の最も好きなロスマクドナルドのリュウ・アーチャーシリーズの作品『ブルーハンマー』も読み直したいと思います。 | ||||
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| 海外の翻訳物にありがちなまわりくどさわ有るが楽しめました。最後のどんでん返しは・・寒気がしました。タイトルとは関係ない無いが(笑)。 | ||||
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| . 南カリフォルニアの私立探偵リュウ・アーチャーは、アレックス・キンケイドという青年から依頼を受ける。新婚旅行中に新妻ドリーが失踪したというのだ。調べると、見知らぬ中年男性の訪問を受けた直後にドリーはホテルを出奔したという。ほどなくしてドリーが地元の大学の学生になっていることが判明。そしてある夜、ドリーは大学教授殺害の容疑をかけられてしまう……。 --------------- 1964年に発表されたロス・マクドナルドの長編ミステリーです。Amazonで古書を手に入れて読み始めました。あまりの面白さに4日で読み終えました。 最終場面が丘を登る車と下る車で構成されている点も印象に残りました。この構図は、リュウ・アーチャーの初登場作品である『動く標的』と同じです。このラストシーンについては新訳版『 動く標的 』のレビューで私なりの感慨を綴りましたが、ロス・マクドナルドが丘の高低を改めて利用して物語を閉じたことに、なお一層、感じるところがありました。 なかなかの傑作です。 . | ||||
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| ミステリーの枠に収まり切れない、文学的な知識に裏打ちされた傑作。読むべき小説だと思います。 | ||||
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| 読後感が気持ち悪いとしか言いようがない。「さむけ」という表現が当たっている。 | ||||
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