湖中の女(水底の女)
- フィリップ・マーロウ (12)
- 私立探偵 (2)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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チャンドラーの作品もついに4作目まで来た。これまでの3作品は非常にわかりにくい内容であったが、ここに来てシンプルでわかりやすいプロットだった。そして少し方向転換をしたのか本格派のような内容だった。決してその点を批判するつもりはないのだが、私がかすかに感じていてチャンドラーらしさとは少し作風が違うのかもしれない。 | ||||
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フィリップ・マーロウは4作目の本作で初めてロスを離れる。化粧品会社の社長から頼まれた妻の失踪事件を追って、彼の別荘があるロス近郊の湖のある山岳地帯の村に入り込む。そこの湖から女性の死体が上がる。その女性こそが社長の妻だろうと思われたが、別の女性の死体だったことが解る。そしてマーロウは別の事件に巻き込まれ、命を狙われる。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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快調なだけでなく、時に丁寧な描写も光る田中小実昌訳。変なインテリ臭に付き合う必要無く、読んでいて楽しい。 | ||||
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幸運にもというべきか、村上春樹訳以外の翻訳を読んでいない世代なので、このマーロウシリーズを、オリジナルの発刊順に、すべて新訳で読んでいます。 訳者のあとがきにもあるように、アンクレットやトウシューズなど、いくつか「?」となる点があります。あ、あとがきはネタバレしてるので、最後に読みましょう。 またこれも訳者あとがきの指摘の通り、マーロウたちが序盤で湖に沈んだ女性の死体を発見するところで、私も「おや?」と思いました。ラストにこの伏線を回収するのですが、まあ、なんというか。 しかし、その点を加味しても、本書はハードボイルドの美点を抑えている(もともとチャンドラーが作った型ですもんね)良書だと思います。 例によって、態度がデカい金持ちの依頼人、美しい女性、いろんな意味でタフな警察官、意味深なことをいう脇役と、フルコースです。十分に楽しめました。 残すところ、あと「リトルシスター」と「プレイバック」の2冊です。 楽しみに読みたいと思います。 | ||||
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リトルシスターとさらば愛しき人から読み始めて、最後に七作目に水底の女を読みました。私立探偵フィリップ・マウローが依頼されて捜査を始めると次々に殺人に出会い、地元警察官に痛めつけられながら、捜査を進める。この基本構成は、七作とも同じ。依頼者は、金持ちが多く傲慢で、マウローと出会う警官は、皆暴力的でマウローを痛めつける。ロサンゼルス市警察の殺人課刑事は、マウローを利用して捜査をすすめるが、複数の殺人事件をマウローが足で稼ぐ捜査により出会う人から情報を得て解決していく。 水底の人では、看護師ミルドレッド ハヴイラントが、アラモア医師の妻フローレンス、依頼者キングスリーの妻クリスタル、その愛人レバリーを殺害する。事故死と判断されたフローレンス事件と行方不明になつたクリスタルと水死とされたミセスフォールブック(実はクリスタル)をマウローは結び付ける。その間に依頼者、レバリー、バンガロー管理人、警官、殺人課警部とかわすマウローの台詞が、なかなかに楽しめます。最終章でマウローが推理してしまいます。読者が途中推理する楽しみがあれば、⭐️5なのですが。このシリーズは、探偵小説ですが、推理小説ではありません。 | ||||
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村上春樹の文章は、こういうのから来たんだ マーロウ、うしろから頭どやされすぎ 少女漫画で主人公が倒れるところをイケメンに助けられるなみの回数どつかれてる 松本清張とかいろんな昭和のサスペンスが影響うけたんだろうなと思わせる ゴーンガールなんかもたぶんこういうのが下敷きなのかも | ||||
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いつものように、芋づる式に、絡み合った事件を追っていくマーロウ。筋を通す奴。そのために痛い目に会うが。それもいつものこと。何かと戦っているんだなあ。 | ||||
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