リトル・シスター



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長編小説

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リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2012年08月07日 リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「行方不明の兄オリンを探してほしい」私立探偵フィリップ・マーロウの事務所を訪れたオーファメイと名乗る若い娘は、二十ドルを握りしめてそう告げた。マーロウは娘のいわくありげな態度に惹かれて依頼を引き受ける。しかし、調査をはじめた彼の行く先々で、アイスピックで首のうしろをひと刺しされた死体が…。謎が謎を呼ぶ殺人事件は、やがてマーロウを欲望渦巻くハリウッドの裏通りへと誘う。『かわいい女』新訳版。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

リトル・シスターの総合評価:7.53/10点レビュー 30件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

良くも悪くもマーロウの世界

「フィリップ・マーロウ」シリーズの第5作「かわいい女」の村上春樹氏による改題・新訳版。1949年の作品だが、村上氏の新訳により、さほど古臭い感じはしなかった。しかし本筋のストーリの展開がイマイチで、あまりすんなりと読み進めなかった。
カンザス州の田舎町から出てきた堅物の田舎娘に「ロサンゼルスで行方不明になった兄を探して欲しい」と依頼されたマーロウは、娘の態度への好奇心からわずか20ドルの報酬で引き受けた。ところが、調査に乗り出したとたん、行く先々でアイスピックを使った連続殺人事件に巻き込まれることになる。誰が、何のために殺害しているのか、行方不明の兄はどう関係しているのか? LAの貧しい裏通りと華やかなハリウッドを舞台に、映画界とギャングの欲望がぶつかり合い、醜い裏切りのドラマが繰り広げられて行く。
古典的ハードボイルドの王道・マーロウのシニカルで洒落たセリフは健在だが、肝心のストーリー展開が複雑かつ切れがなく、犯人探しに重点を置いて読むと物足りなく感じられる。
登場人物のキャラクターやセリフ、エピソードの細部など、いつもの「マーロウの世界」を楽しみたい読者にはオススメだ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.29:
(2pt)

チャンドラーの悪いところ?

皆さん(訳者も、著者すらも)感じているように、本作のプロットは破茶滅茶で、最後まで読んでも、誰がなんの目的で誰を殺したのかがはっきりしません。
元々、本格ミステリーから入った私は、ハードボイルドに踏み入った最初の頃は、この伏線を張ってそれを最後に探偵が回収する、という展開を見せない構成に戸惑いました。
本格ものは、原則として論理的に謎を解明し、それ以外の可能性はない、という唯一の結論に達します。
しかし、ハードボイルドでは必ずしも、というかほとんどの作品において、そのお約束は守られず、探偵が提示したものが真実、となります。
そうした構成にもようやく慣れていたところだったんですが、本作は、さらにそれの上をゆく、探偵が提示した真実に登場人物たちも「?」となっているふしさえあります。
チャンドラーの作品は「プレイバック」以外をすべて読みましたが、本作が現時点でワーストですね。
チャンドラーは、他の長編作品も短編を組み合わせて作っているらしいですが、本作はその接合に失敗したのかも知れません。
新人賞に応募しても、一次通過すら怪しいです。
プレイバックに期待です。
リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704635
No.28:
(4pt)

で、誰が?

次から次へと新しい登場人物と展開に付いていけない。たしかに最後まで読んでも殺したのは誰か、はっきりしない(チャンドラーあるある?)が、マーロウのかっこいい台詞や、情景描写の言葉の手触りを楽しむ本なのかも。
リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704635
No.27:
(2pt)

二時間サスペンスドラマの父

いろんなミステリサスペンスの奥行きのハードルの基準になった作品だと思う
依頼主のキャラクターがいい
いろんな風に発展させられそう
マーロウ失神しすぎて、よろめきすぎ
やりまん美人だらけハーレムなのに、マーロウやばすぎて誰とも寝られず
もてもてだけれど、こういうバランスのとり方もあるのか
アメドラのクリフハンガーは、こういうのから発展したのかと感慨深い
それにしてもアメリカの豊かさにはため息がでる
リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704635
No.26:
(5pt)

これぞマーロウ、修辞と粋で軽妙な会話に溢れた探偵物

若き村上春樹に多大な影響を与えたと推察されます。
「大いなる眠り」、「さらば愛しき女たち」のマーロウにいささか欲求不満でしたが、やっと出会えました。
リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704635
No.25:
(3pt)

真相はよくわからず。マーロウだけがわかっているようなわかっていないような…

チャンドラー長編の5作目。
ストーリーはシンプルながら、事件の真相ははっきりしないモヤモヤ感の残る作品でした。

中心登場人物の多くが女性という設定で、ハードボイルドさに欠けるものの、オーファメイ、ウェルド、ゴンザレスの3人の女性との掛け合いや距離感に、遺憾なくマーロウさが発揮されていたような。

他作とはまた異質な設定に、変わらずのマーロウ。
飽きずに楽しめました。
リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704635



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