リトル・シスター
- かわいい女 (1)
- フィリップ・マーロウ (12)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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「フィリップ・マーロウ」シリーズの第5作「かわいい女」の村上春樹氏による改題・新訳版。1949年の作品だが、村上氏の新訳により、さほど古臭い感じはしなかった。しかし本筋のストーリの展開がイマイチで、あまりすんなりと読み進めなかった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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皆さん(訳者も、著者すらも)感じているように、本作のプロットは破茶滅茶で、最後まで読んでも、誰がなんの目的で誰を殺したのかがはっきりしません。 元々、本格ミステリーから入った私は、ハードボイルドに踏み入った最初の頃は、この伏線を張ってそれを最後に探偵が回収する、という展開を見せない構成に戸惑いました。 本格ものは、原則として論理的に謎を解明し、それ以外の可能性はない、という唯一の結論に達します。 しかし、ハードボイルドでは必ずしも、というかほとんどの作品において、そのお約束は守られず、探偵が提示したものが真実、となります。 そうした構成にもようやく慣れていたところだったんですが、本作は、さらにそれの上をゆく、探偵が提示した真実に登場人物たちも「?」となっているふしさえあります。 チャンドラーの作品は「プレイバック」以外をすべて読みましたが、本作が現時点でワーストですね。 チャンドラーは、他の長編作品も短編を組み合わせて作っているらしいですが、本作はその接合に失敗したのかも知れません。 新人賞に応募しても、一次通過すら怪しいです。 プレイバックに期待です。 | ||||
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次から次へと新しい登場人物と展開に付いていけない。たしかに最後まで読んでも殺したのは誰か、はっきりしない(チャンドラーあるある?)が、マーロウのかっこいい台詞や、情景描写の言葉の手触りを楽しむ本なのかも。 | ||||
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いろんなミステリサスペンスの奥行きのハードルの基準になった作品だと思う 依頼主のキャラクターがいい いろんな風に発展させられそう マーロウ失神しすぎて、よろめきすぎ やりまん美人だらけハーレムなのに、マーロウやばすぎて誰とも寝られず もてもてだけれど、こういうバランスのとり方もあるのか アメドラのクリフハンガーは、こういうのから発展したのかと感慨深い それにしてもアメリカの豊かさにはため息がでる | ||||
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若き村上春樹に多大な影響を与えたと推察されます。 「大いなる眠り」、「さらば愛しき女たち」のマーロウにいささか欲求不満でしたが、やっと出会えました。 | ||||
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チャンドラー長編の5作目。 ストーリーはシンプルながら、事件の真相ははっきりしないモヤモヤ感の残る作品でした。 中心登場人物の多くが女性という設定で、ハードボイルドさに欠けるものの、オーファメイ、ウェルド、ゴンザレスの3人の女性との掛け合いや距離感に、遺憾なくマーロウさが発揮されていたような。 他作とはまた異質な設定に、変わらずのマーロウ。 飽きずに楽しめました。 | ||||
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