動く標的



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初公開日(参考)1958年01月
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長編小説

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動く標的【新訳版】 (創元推理文庫)

2018年03月22日 動く標的【新訳版】 (創元推理文庫)

石油王が失踪した。失踪か? 誘拐か? 夫人の依頼により調査を開始した私立探偵リュー・アーチャー。夫人とは犬猿の仲である義理の娘、彼女が愛する一家専属のバイロット、娘との結婚を望む弁護士といった面々が複雑に絡み合うなか、次々に殺人事件が……。クールな探偵リュー・アーチャーが初登場した、正統派ハードボイルド作家ロス・マクドナルドの傑作を、これ以上望むべくもないベテラン訳者による新訳で贈る。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

動く標的の総合評価:7.07/10点レビュー 15件。Dランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

激しいアクションを見せる、若きリュー・アーチャー

ロス・マクを代表する「リュー・アーチャー」シリーズの第一作。1949年の作品だが、田口俊樹氏の新訳が少しも古さを感じさせない正統派のハードボイルド作品である。
石油業界の富豪夫人から「消えた夫を捜して欲しい」と依頼されたリュー・アーチャー。大邸宅に行くと、事故で車椅子生活になった若妻、気性が激しい娘、戦争の英雄で富豪のお抱えのパイロット、元検事で娘に恋している弁護士などが複雑な家庭環境を作り出していた。そこに「商売上必要だから10万ドルを用意しろ」という、富豪の自筆の手紙が届いたが、家族はあり得ない話だと断言した。果たして、富豪は誘拐されたのか? 調査を進めるアーチャーの前に現われるのは、往年の映画女優、怪しげな宗教家、バーの経営者など、謎の多い人物ばかり。さらに、身代金10万ドルを要求する脅迫状が届き、その受け渡しをきっかけに殺人事件が相次ぐのだった・・・。
初登場のリュー・アーチャーは35歳という設定で、シリーズの後半の作品とは異なりアクション派の私立探偵である。何人もの死者が出るストーリー展開も派手で、全体的に若々しくてスピーディーな作品と言える。
後年の大傑作と比べるとやや軽くて荒削りではあるが、記念碑的作品として、シリーズ読者には必読。正統派ハードボイルドファンなら、どなたにもオススメできる。

iisan
927253Y1
No.1:
(3pt)

期待に応えてくれませんでした。

期待していたのだが、十分応えてはくれなかった。
探偵リュウ・アーチャー初登場ということで、「質問者」という位置付けはある程度規定されているものの、どうも三文役者に成り下がっている印象が濃い。人の間の渡り方がどうにも不器用で、未熟である。
もしかしたら作者は今後のシリーズを見込んでそんな設定にしたのかもしれないが。またプロットが平板で落ち着くであろう場所に落ち着いたという感じ。
う~ん、残念。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.13:
(4pt)

1970年代を思いだした。

この時代は 人間関係もまだ単純で アウトローも 素直でわかりやすかった。
動く標的【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:動く標的【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488132081
No.12:
(3pt)

私立探偵リュウ・アーチャー初登場

私立探偵リュウ・アーチャー初登場作品。

失踪した石油王の捜査を夫人から依頼されたアーチャー。やがて石油王から、誘拐され身代金が必要な旨の手紙が届く…。

主人公のストイックさとアクションはハードボイルドだが、探偵としてのうっかり、ぽっかりさには違和感大。シリーズを読み続けると、アーチャーのファンになるのだろうか(「さむけ」は傑作!)。半世紀以上の作品で、家族の崩壊というテーマは現代でもアリ。登場人物たちか何がしか病んでいるのも今風だろう。ただし、事件の結末はあっさり目で、記憶にとどめ難くはある。

なお、本作品は、ポール・ニューマン主演で映画化されている。
動く標的【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:動く標的【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488132081
No.11:
(4pt)

文学とハードボイルドの融合

最近になって、ハードボイルドの名作と呼ばれる作品を読み始めました。
まず、チャンドラーのロンググッドバイとハメットのマルタの鷹を読み、その後継者とされる著者の代表作ということで、本書を手に取りました。
先の二人と比較すると、文学的な表現が多い気がしました。少し、情景描写がくどいかなと感じました。ハードボイルドには余計かなと。
また、主人公の私立探偵、リュウ・アーチャーは、スペイドほど暴力的ではなく、マーロウほどの皮肉屋でもなく、こちらは私にはちょうど良い気がします。
一つ気になったのは、アーチャーが人を殺したところですね。日本のものも含めて、他のハードボイルドで主役の探偵が人を殺した作品は記憶にありません。
ストーリーとしては、探偵に人探しの依頼があり、その人物の捜索の過程で探偵がいろんなトラブルに見舞われる、というベタな展開です。
最後には、意外な結末が待っていて、面白く読めました。
著者は後期になると作風が変わるらしいので、他の作品も読んでみようと思います。
動く標的【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:動く標的【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488132081
No.10:
(3pt)

クールかつリアリイティに溢れる

リュー・アーチャー物の第1作目である。
本格的なハードボイルド推理小説である。
主人公リュー・アーチャーの一人称で語られていく物語は、全編にクールかつリアリイティに溢れており、ハードボイルドのお手本のような小説である。
本作の話の展開としては、金持ちの男が誘拐されるところから始まり、物語の前半は少しゆっくり気味であるが、一人目の殺人事件が発生する後半からスピーディーな展開を見せ、一気に最後まで読み進めさせられてしまった。
クライマックスのくだりは、少し平凡であったが、まずまずのエンディングであった。
総括としては、ハードボイルド推理小説の良作といえる出来であると思う。
動く標的 (創元推理文庫 132-4)Amazon書評・レビュー:動く標的 (創元推理文庫 132-4)より
4488132049
No.9:
(3pt)

反戦小説

シリーズ第1作だからか後の作品と比べると数段劣る。アーチャーがまだ若く血気盛んでやられてばかりで弱いんです。後の必殺質問人ぶりはまだありません。作中「・・・戦争の中で育ち、戦争で大人になった男の・・・」とありますが戦勝国でもいろいろあるんだなぁと妙な感心をしました。戦争は勝って大変、負けて大変、絶対にしてはいけません。
動く標的 (創元推理文庫 132-4)Amazon書評・レビュー:動く標的 (創元推理文庫 132-4)より
4488132049



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