(短編集)
ミッドナイト・ブルー
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全1件 1~1 1/1ページ
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この短編集を読んだ限りでは、ロスマクは短編を書けない作家であると云える。意外性を無理矢理でも持たせようとする強引さが目に余る。プロット重視の作家と云われている、又は自分でも云っている、にしては何ともお粗末である。 | ||||
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戦争から復員したばかりのアーチャーが戦後初めての事件を引き受ける、と云う初登場作品を含む、私立探偵リュー・アーチャーもの5篇(内中篇が1篇)を収録している。色々な事情で依頼人が不明確な儘、謎解き自体を目的として事件に首を突っ込んで行く私立探偵が、何かあると拳銃や拳固に訴え、論理的に推理するよりも寧ろ関係者にハッタリと脅しをかけて試行錯誤して行くと云うスタイルが貫かれていて、良くも悪くも(マクドナルドの設定する)ハードボイルドものの基本スタイルを踏襲している。推理小説好きの身からすればハードボイルドものの短篇には名作は余り多くないが、この作品集にも純粋に謎解きの過程を楽しむ分にはそれ程高い評価は付けられない。 但し併録されている「評論 主人公(ヒーロー)としての探偵と作家」が面白い。マクドナルドがポオやドイルから説き起こしてハメットやチャンドラーと自分との違いを語っていて、文学としてのハードボイルドとは何ぞや、と云うことを考えたい向きには興味深い資料を提供してくれる。アーチャーの設定を少し引用してみると、「彼の行動は、主として他人の人生の物語を寄せあつめ、その意味を発見することに向けられている。彼は、行為する人間というより質問者であり、他者の人生の意味がしだいに浮かびあがってくる意識そのものである。」マクドナルドの模索がかなり自覚的なものであったと知ることの出来る貴重な文章である。アーチャーはどらかと云うとステレオタイプ的で存在感が薄いが、その特徴と限界の理由がここから窺えよう。 | ||||
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若干、しかたがないけど、本が古くパルプ雑誌を読んでいるようだった。 | ||||
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