カタリゴト 帝都宵闇伝奇譚
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本作の探偵役である浪曲師「湖月」は、客達からお題を三つ挙げてもらいそれを組み合わせて美しい物語を作るという芸を得意としているんですね。 そしてその要領で実際の事件も推理してみせる訳です。 たしかにミステリの探偵のやる推理というのはそれまで出てきた伏線を組み合わせて一つの物語を作る作業と言い換えることも出来るでしょう。 本作においては、あくまでインプットした情報から思い描いた「物語」なので、本当に合ってるかどうかは別、というのも面白い所です。 作者はSFが専門のようですが、本作も面白かったので続編があれば嬉しいです。 新潟ネタが多かったのも県民としては嬉しかったですね。 | ||||
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話が進むにつれて、少しずつ面白さが増していきました。3つの話──「大正(たいしょう)ゾンビ奇譚」「ムカデ伯爵と消えたバスガール」「黄金幽霊の首」──が伏線となって、最後の第四話「当世巌窟王(がんくつおう)」へと雪崩れ込んでゆきます。この終盤に来て、シャーロック・ホームズものの長篇の妙味に似ているかもと、ふと、そんな気がしました。 そう考えますと、話の語り手である迷探偵・平島元雪(ひらしま もとゆき)と、三題噺(さんだいばなし)でもって絶妙の〝カタリゴト〟を披露する年少浪曲師・真鶸亭湖月(まひわてい こげつ)、二人の関係が、どこか、ワトスンとホームズに通じているように思えてくるのでした。 思いがけずも、珍味佳肴(ちんみかこう)の料理を食したような読み心地。読み進むほどに、不思議の怪しさがいや増してゆくかの如き妙味があり、これは予想以上に堪能させられましたね。いや、面白かったです。 | ||||
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