口に髪が入ったら死がやってくる。

ライターの藤崎俊一はある男を追っていた。

民俗学者・蓮丈那智と助手の内藤三國は差出人不明のメールを受け取った。「鬼無里がなくなる……」と。

行き場もなく夜の街をさまよっていた家出少女チル。ある夜、路地裏に突如と降ってきた黄金の髪を持つ美しい男。

フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。

数百年続く、凄惨なる呪いの戦い――。至高の恐怖と異形の謎に挑め。

上野恩賜公園で通報。全身六十一ヵ所に穴が空いた変屍体あり。

一葉(ひとは)には母と2人だけの秘密があった。正体不明の異形――「泣き女」が見えるのだ。

織家紗奈は、横浜で建築を学ぶ大学生。 天才建築士・天木悟の事務所に住み込みでバイト中だ。

事件の背後には血塗られた伝承が―― 一族に死をもたらすのは呪いか、殺人か？ 累計16万部突破「クルス機関」シリーズ著者最新作！ ベテラン県会議員として絶大な権力を振るう芳賀珠美の手下“ヘンチマン”として、下請け調査を行っている若月朔太郎。

人が死後に自らのライフログから分身を遺せるようになった未来、“この世”を卒業するバーチャルアイドルのラストライブを舞台裏から描く書下ろし表題作のほか、コロナ禍によりウェブに移行した神事がＶＲ空間上の超巨大競技へ進化していく「オンライン福男」、“信仰が質量を

昭和2年。稀代の博物学者である南方熊楠のもとへ、超心理学者の福来友吉が訪れる。

人生のすべてを記録し再生できる生体受像(ビオヴィス)の発明により、死後の世界という概念が否定された未来。

「ボクはメイド喫茶が好きだ」 メイド喫茶が大好きな“ボク”が秋葉原で出逢った美人メイド・黒苺フガシさんは、秋葉原中に“推し”とメイド人脈を張り巡らせた「メイド喫茶専門の探偵」だった! 馴染みのメイド喫茶〈はぴぶる〉で発生した密室殺人現場に連

家に棲むモノ家族に潜むモノ 霊能者「助葬師」が「家」を喰い破る呪いに立ち向かう。

ドロドロに液体化した男性の遺体が都内で発見された。 死亡した男性は坂口の学者仲間・古屋教授。

畳は腐り梁は限界、崩れ落ちそうな巨大な襤褸屋敷ー姑の世話をするため、文子は単身赴任の夫と離れ、娘と姑の３人でこの家に暮らし始めた。

北関東の実家を飛び出し、東京の歓楽街まで流れ着き、ボーイズバーにハマってしまった18歳のさあや。

呪いの映画VS.霊捜研! 出演者が必ず死ぬ映画の謎に、心霊科学が挑む。

名だたる文豪たちが描く耽美と幻想の玉手匣。 ああおいしい。

母親が生活苦から新興宗教に入信し、教団施設で生まれた妹。

地下アイドル・奏歌のCDが誘発する、ファンの連続自殺事件。

幽霊が出ると噂のバー・ゴーストに、ある日一人の老人が来店した。

ストーカー被害に遭っていたらしい後輩の萌香が刺殺体で発見された。

K-POPダンスの人気ユーチューバー、EEこと江崎瑛里華。

私は探している、「人を殺せる」怪談を。

「変な怪談を聞きに行きませんか？」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントで、とある怪談を聞いた日を境に高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。

幕末日本。幼いころから綺麗な石にしか興味のない町娘・伊佐のもとへ、父・繁蔵の訃報が伝えられた。

失われた夢の国へようこそ 巨大すぎるクローズドサークルで連続殺人発生!? 衝撃の全編リライト！　待望の文庫化!! 銃乱射事件で閉鎖された遊園地・イリュジオンランドへ、廃墟コレクターの資産家・十嶋庵が二十年ぶりに人々を招く。

名探偵は、イエス・キリスト! 神の死の謎を筆頭に、2000年間秘められていた聖書の謎を大胆に解き明かす空前絶後の本格聖書ミステリ。

食事中、睡眠時、入浴中――ずっとあなたを見つめています。 新興宗教の教祖・七沢ルナは暴力と凌辱の日々を強いられていた。

ある日、職場で不可解な殺人事件に巻き込まれた潤子。

呪いで殺人は合法? 超常現象による犯罪を法で解決するのは、警視庁呪詛対策班。

平凡な男・【楊偉/ヤン・ウェイ】は、出張先のC市のホテルでミネラルウォーターを飲んだところ腹痛で倒れ病院に連れ込まれる。

やむを得ない事情で、殺し屋の遺体運搬係となった日置学。

東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。 人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。

早押しクイズに負けた時、他の参加者に異能力を指摘された時、自分は死ぬ――。

世界遺産・藤湖のまわりを囲むようにそびえ立つ、静謐な佇まいの十燈荘。

『今すぐ人生がどうにかなってもいい人募集中!』web発・日常侵食ホラー 実母のせいで貯金も住処も失ったタカヒロは、住み込みでマンションの一室を管理する仕事の求人を見つける。

彼女の愛が、 私の人生を狂わせた――。幻想怪奇小説の到達点。

初代怪盗フラヌールの最後の盗品──それは刑務所！　最後のひと仕事に取り掛かる直前、偽フラヌールが自分を収監して刑務所を返却してしまった！？　怪盗フラヌールの返却行程、最後にして最大の敵が待ち構える、至極の怪盗ミステリー第3弾！

”最恐”&”最強”、ここに大集結! 究極の作家陣、全編最新作。

精霊の恵み深き国ハスティア。幼い頃から卓越した魔法の力を発揮したジルは、国に仕える魔法使いとなった。

湧き起こる違和感の数々。あなたは果たして気づけるか―― その家には約束事がある。

親切な白猫の大麻農園(『白猫の離婚』)、 妖精の婚約者が眠る地獄の底(『地下のプリンス・ハット』)、 主人だけは絶対に入れてはいけない家(『スキンダーのヴェール』)……。

古文書オタクの黒木鉄生は、大学時代の親友・八重垣志紀に頼まれ、村で発見された「沼神文書」と呼ばれる古文書を解読するために巨人伝説が残る農村を訪れた。

触れてはいけない領域がある。 だが、触れなければ真実は見えない――。

死刑か逆転無罪か。

40歳の三文ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を書く仕事を引き受ける。

角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー、待望の第3弾。

ーー決して解かれえぬ謎と共に炎に包まれ、この世から消え去った「大樹館」。

「夜の記憶」―『十三番目の人格―ISOLA―』『黒い家』の本格デビュー前に書かれた貴重な一編。

「とにかくヘンな小説をお願いします」 そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。

オビックに支配されたアフリカ中央部の鉱山地帯がロシアの戦術核で殲滅。

「或る、バイト体験者の話をインタビューしてきてください」 新作の執筆依頼でバイト体験者たちに取材をしていく一人の作家。

第一次世界大戦における「大量死=匿名の死」への抵抗こそが、死と生の「必然性」への希求としての「探偵小説」を興隆させたのではないか――探偵小説作家にして評論家である笠井潔によって一九九〇年に着想されたこの大胆な仮説は、「探偵小説=二〇世記小説」論として発表さ