ヒト夜の永い夢
- 人形 (161)
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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本書はサイエンス・フィクションで南方熊楠が熱心に研究した粘菌を使った粘菌コンピュータが登場する。その際粘菌コンピュータの構造を南方熊楠の哲学を使って説明している箇所がある。例えば、南方熊楠の南方マンダラが「世界は心物名事の四種で記述できるのだ。心に浮かび、物に触れ、事を起こし、名に留める」とあり、説明はわかりやすい。また、この小説を書くにあたって参照した文献リストが挙げられていないので、その点が残念である。 | ||||
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時代的に江戸川乱歩や宮沢賢治に焦点があたるのは予想できていましたが佐藤春夫が割と主要キャラでラストバトルに参戦しているので星5です。 | ||||
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パラレルワールドを考えたことのある人なら誰でも、一人の人間はなぜ一つの世界に固定されているのだろうと首をひねったことがあるに違いない。本書は夢と因果というキーワードで見事にその謎を腑分けしてみせる。しかも時代背景は昭和のはじめだ。とても面白かった。 | ||||
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かのグローバル・サイエンティストであり、エコロジストのパイオニア、南方熊楠を主人公にした着眼点もさることながら、中身が素晴らしい。 | ||||
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熊楠大好きなので読んだが、あまり評価できない。 以下、ネタバレします。 ・粘菌を型に入れて育てただけでコンピュータ化する。というのが、まずSF的な仕掛けとして甘すぎる。そこを前提にされてしまったら、そりゃもう安易に何でもありになってしまう。 ・なぜロボットが少女型なのか?散々フェミニズムの文脈で批判されてきた(されている)問題だが、なぜこの存在が「美少女」でなければならないのか。必然性が感じられない。作中で言い訳されていたが「こういうモノは可愛くて色っぽい美少女じゃないとつまらないじゃん」という既存の下衆なステレオタイプとしか思えない。 ・下ネタを含むギャグ部分に顕著だと思うが、描写の随所に水木しげるの模倣……と言うと意地が悪すぎるかもしれないので……オマージュが感じられる。作者が、場面を水木しげる漫画として思い浮かべながら描写しているような感じがある。私は水木信者というくらい水木しげる漫画が好きだが、この描写は単に古くさいだけだと思う。 ・こういった「古くささ」「ステレオタイプ」をわざとやっているのかもしれないが、それで作品全体がただ単に「本当に古くさくステレオタイプな作品」なってしまっただけに感じて、楽しめなかった。「新しい民俗学SF」という触れ込みに惹かれたが、肩すかしだった。残念。 | ||||
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